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崩壊への序章
久しぶりに「後期高齢者医療制度」絡みの話題。

先ずはこのリンク先のニュースを御参照下され。
西濃運輸、負担増で組合解散 「健保」制度崩壊の予兆

つまり、政府が「後期高齢者医療制度」の財源として当てにしていた会社単位の保険組合のひとつが、その負担増に耐え切れなくなって解散しちゃったって言うんですな。
会社が組合解散しちゃったらそこの保険はどうなるんだって事ですが、それは国の社会保険に移行する訳で、それだと今度は国の負担がその分増える事になり、結果政府の目論見は見事外れる事になってしまうと・・・・

もしこの記事にあるように、自社の保険組合“や〜んぺ”にして、社会保険に乗り換える様な事例が続発しちゃったら、それこそ本当に「後期高齢者医療制度」の財源が確保出来なくなり、結局制度が立ち行かなくなってしまう。
そうすると今度はその“しわよせ”は結局お年寄り自身に行く事になり、尚も保険料が上がるなんて事にならないか?

正に本末転倒な話・・・・



ウ〜〜ム、こんな問題が出てくる事は制度が始まる前から十分予見出来た事だと思うんですがねぇ〜
ちゅうか、如何にこの制度がどんぶり勘定の見切り発車でやっちゃったかってのが、ある意味象徴されてる話だと思います(^^;

一度根本的に見直して、1から構築し直さなければ、見直しであろうが廃止であろうが、どっちも上手く行きませんよね。
「後期高齢者医療制度」だけでなく、日本の保険制度や医療制度そのものが崩壊しかかってる訳ですからね。

それでも政治家さん達は、与党も野党も次の選挙を目論んだ“実りの無い”目先だけの論争を繰り広げてる。
こんな事してる間に、病気になったり持病が悪化したり、亡くなってる人達が居るにも拘わらずに・・・

ホント、今、この時をどうにかしてほしいですよね。
保険や医療の事だけでなく、今の国の行く末そのものを・・・
by yaskazu | 2008-08-25 23:38 | 社会 | Trackback | Comments(0)
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