誰がためのルール
厚労省の4月からの医療改定は、ウチのブログでも中心に取り上げてる「後期高齢者医療制度」は勿論の事、様々な方面で波紋を広げてます。

この話題もそのひとつ。
厚労省の「診察時間5分ルール」、医師から不満の声

ちょっと記事読んだだけじゃ要領を得ないかも知れませんが、例えば風邪ひいてお医者さんに行ったとして、初診の時は色々と問診したり聴診器あてたりとかしたら、まぁ5分くらいはかかっちゃうだろうけど、2回目以降の再診とかなら、よほど治りが悪かったり別の病気の可能性とかが無い限りは、大体様子だけ聞いて後は薬貰う程度で、5分もかからないのが普通でしょ?

また、例えばウチのおかんの腰痛だとか神経痛等の慢性疾患で週何回、月何回といった診察なら、特に変わりがなければ通例の問診と治療で、実際5分もかからないもんです(5分って、短い様で結構長いですからね)

急患とか重症患者が入れば、5分どころか小一時間かかる事もあるだろうし、診る患者によって診察時間に違いが出てくるってのは扱く当然です。
現実問題として、そういう風にしなければ待合室の回転が悪くなるだろうし、患者側も早く済むはずのものが、変に時間とられたりすたら、予定のある時なんかは堪ったもんじゃない。

手を抜くとか言う意味合いでは決してなく、各々の患者さんに適切な治療と時間配分をする事で、お医者さんは全体の診療を潤滑にしている訳で(ちょっと語弊があるかも知れませんが)スーパーで買物が1点の客と20点の客とでレジ通す時間を同じにしてたら、いつまで立っても客が掃けません。

ところが、今度の医療改正で厚労省が言ってるのは、正に1点の買物の客も20点の買物の客と同じだけの時間をかけてレジを通せって事みたいなもんで、しかもこれを守らなければ今まで貰ってた“手当て”をあげないよと・・・請求そのものをしちゃダメだよと仰るんですな。
これじゃぁ患者は勿論の事、お医者さんが堪えられない・・・文字通り“医者いじめ”以外の何物でもないですよねぇ(^^;



まぁ、これだけでも相当無茶苦茶な理屈ではありますが、そもそも“5分”って時間の算出と言うか、根拠はどっから来てるんでしょうか。
患者側にも、医者側にも立っていないのなら、何のための、誰のためのルールなんでしょうか?

一応厚労省側は“丁寧な診察により患者の満足度を上げるため”なんて“如何にも”な理由を述べてられる様ですが、記事内にも指摘されてるように、本当の狙いは医療費の削減なんですな。
“現場の実際”を知らない“上の方の人達”が、机上の計算だけで作り上げた、画一的で数字だけの血の通っていないルールと言ったところで、そういう意味では「後期高齢者医療制度」と全く同じ理念で出来上がった、今度の医療改定(改悪)の色合いが最も濃く出ている項目と言えるでしょう。

記事をよく読むと、ルール違反の疑われる医者はチェックするとか言ってるみたいですが、それってそのお医者さんの所へ担当者が出掛けていっていちいちストップウォッチで計ったりするんでしょうかね!?
それこそ税金の無駄遣い以外の何物でもないですが、国や厚労省って案外平気でそういう事しそうなところがちょっと笑えない(^^;

ホント、今のまま政府や厚労省に任せてたら、日本の医療は崩壊しちゃうかも知れませんね(もうしてるか・・・orz)
もう、残された手は絶対病気にならない事だね!(それが一番難しいんだけどな!( ̄▽ ̄;)
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by yaskazu | 2008-05-29 00:11 | 社会 | Trackback | Comments(0)
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