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取り敢えずゴミくらい拾おうや
今日も夕方の報道番組で「後期高齢者医療制度」に絡めて、政府と厚労省の目論む“終末医療”に関する話題を伝えてました。
4年後には、本人やその家族が望む望まないや、現実問題出来る出来ないに拘わらず、みんな病院を追い出されて自宅療養を余儀なくされる恐れがある、ある意味保険金天引きよりももっと非人道的な、深刻な問題に触れていました。

良い事です。
あれを見た人達が、政府や厚労省に怒りを感じ、この制度や今後の高齢者医療、そして医療制度そのものから発展させて政治そのものに関心を持ち“考えて”くれる人が1人でも多く生まれれば、私がここで色々書いてきた事も少しは報われるかも知れません。

私もその番組観てて腹腸煮えくり返ってましたが、ここではもう“そういう怒り方”は出来るだけしないでおこう・・・と、言うのは先のエントリーでも述べました。
願わくば廃止撤廃を望みつつも、今後の医療保険の増大を考えれば難しい面は確かにある・・・ならばその問題点や疑問点、改善すべき事はどこか等を、なるべく感情を抑え伝えていく・・・なんてのも確かに大切な事かも知れません。

けど、そう言うんじゃなくて、もっと自分が普通に日常的にやれる事とかを、もっと充実させていく事も大事なんじゃないかと、そうも思うのですよ。



政府や厚労省のお偉いさん方は数字の上だけを見ていて、その影響を受けて現実に苦しむ人達の“痛み”を分っていないから、こんな制度を作れるんだ、あんな政治が出来るんだ・・・
その通りだと思います。
まぁ、元々あの人達は“数字だけ”を相手にお仕事をしている人達で、私ら生身の人間とは“別の生き物”なんですよ。
“別の生き物”に生身の人間の痛みを理解しろなんて土台ムリな話で、話が通じる筈がありません。

と、そうとでも考えなきゃ正直やってられません(^^;

けど、エラソーに言ってるけど、私らだって本当にお年寄りや、他人の痛みをちゃんと理解してると言えるのか?
こんな事言ったら怒られるかも知れませんが、私はそう訊ねられたら自信を持って“No”って言ってしまいます(えーーーー

当り前です、他人の痛みや苦しさなんて、赤の他人が本当に分かる訳がありません。
むしろ“自分は他の痛みや苦しさを自分の事のように理解できます”なんて臆面もなく言えちゃう様な人間、政府のお偉方以上に私は信用できませんし、してやりません(^^;

勿論、同じ様な境遇や同じ様な経験をした人に対しては、ある程度はその痛みや苦しさを感じる事はできますが、それでもその人の痛みや苦しみを自分が“肩替わり”する事はできないし、本当の意味で100%それを理解しきる事なんてできません。
もっと言えば、そんな事をしようとするのは却って相手に対して“失礼”な部分も出てきちゃいます。

ウチにしたって、おかんの腰痛や神経痛の痛さは私には理解してやれません。
若い時の“はつらつ”としていた姿を知ってるからこそ、その痛がる姿の“ただ事でなさ”を見て、代わってあげたくともあげられない事に“もどかしさ”を感じるだけ。
家族ですらそうなんですよ。

だからこそ、せめて自分の出来る家事は出来るだけ自分がやるようにしよう、出来るだけ負担をかけないようにしようと努めるんです。
そうしてるからこそ、それでもまだおかんは寝たきりにはなってないし、自分の足で病院に行ける事や身の回りの事は1人で出来るだけまだ幸せなんだって事を、肌身で感じる事が出来るんですよ。

そう、逆なんですよ。
他人の痛みや苦しみなんて、どんな努力をしたって理解出来ないからこそ、それを“知ろう”とする事や、自分のできる事を考える事が大切だし、他人の痛みは“計り知れない”からこそ、どんな理由があっても他人に痛みを求める事はあってはならないのですよ。

その上で、自分が何をやればいいのか?

取り敢えず自分の場合だったら、今やってる家事や家の諸々の事をもっと充実させて行く事、将来に備えて何か考えておく事とかかな?(^^;

ボランティアに参加するとか、そういうのも大切かも知れないけど、それをやるんだったら日常でもっと出来る事とか考えた方がいい(いや、積極的にそういう活動されてる方には頭が下がるし、立派だと思いますが(^^;)

例えばね、雨の日のスーパーとかの床に落ちてる“濡れた笠袋”とか、道端に転がってるコンビニ袋とか、アレ危ないんですよ!
実際ウチのおかんもあれに足とられてコケた事あるらしいし、ちっちゃい子供なんて雨の日でも狭い通路でもお構いなしに走り回るから、ホントに危険。
そんな事分かりきった事なのに、不思議とみんなアレ拾う人いないんですよね!
自分の足元にあっても、自分で踏んづけてても、拾わずにそのまま蹴っ飛ばして行ったり、酷いのになったら歩きながら袋からパンとか出してそのまま歩道に空袋捨ててくヤツとかもいる。

いや、なにもわざわざ歩きながら“探してまで”やらなくていいから、せめて自分の視界に入った物や足元に絡んだ物くらいは拾って邪魔にならないとこに持ってくなり、最悪持って帰って自宅や会社とか学校のゴミ箱に捨てるとかしようよ(スーパーの店内とかなら、大抵階段やエスカレーターの側にゴミ箱あるし(^^;)

私は一応、日頃からそういうの拾ったりする様心掛けてますが、それはやはり自分のおかんが実際にそれでコケてケガした事があるからなんですよね。
下らない事かも知れませんが、他人の痛みを“知ろう”とする事とか、何か自分にやれる事をやろうというのは、そういう事なんじゃないかと思うのですよ。

ま、拾おうとして中味が明らかに“犬のウ○チ”って分った時はさすがに逃げちゃいましたが・・・(修業が足りん?(^^;)

最後はなんかアホな方向に話が行っちゃいましたが、ともかく今後も自分なりに社会や医療問題やらを、折に触れて書いて行きたいと思ってます。
少し落ち着いたら、また特撮やシュミな話も増やしていこうと考えてますので、よろしくです〜(^^)
by yaskazu | 2008-04-20 00:28 | 独り言 | Trackback | Comments(0)
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