電王.第20話
仮面ライダー電王
第20話「最初に言っておく」脚本:小林靖子 監督:米原賢三

ブログが不調だったり、私が原稿書くのをサボッたりで(←オイ!)更新が遅れてしまいました(^^;
幸か不幸かゴルフで一週放送がお休みなんで、正直助かっちゃったなぁなんて(殴!)

そんな訳で“ゼロノス”登場編。
“平成ライダー”恒例の2号ライダー出現ですが、今回は比較的遅めの登板(その分モモ達タロス衆が賑わしていた訳ですが)ながらも、中々インパクトのある登場でした。
そして、良太郎とは相反するベクトルを持つ“ガキ桜井”のスタンスを描く事で、逆に良太郎の揺るぎないスタンスを再認識させた回でもありました。

そんな訳で、遅ればせながら今回のポイント。




※デネブ定食
献立からして朝食かしらん?
ガキ桜井はイメージ的にはマクドとかのファーストフード嗜好に感じるけど、和食って言うのはやっぱデネブが“おかん”だからかな?(笑)
そう言えば正座して説教たれる姿もおかんっぽいし、それで不機嫌になるガキ桜井も反抗期のアホガキみたいで、正に母子のやりとりな感じで妙に和んじゃいます(^^)

しかしあの御飯は中々美味しそうで、あれ見てるとなんかちょっと“明日夢ママ”の料理思い出しちゃいました。
ああ、そうするとデネブって増々“おかん”だな(^^;

※劇場版予告
タロス衆実体化は雑誌等で発表されてたけど、まさか電王4フォーム揃い踏みとは!
人力車引いて疾走してるモモタロス(またあの車引き姿が変に似合ってる!(笑))とか、ワル顔の大河パパとか、色々楽しみですな(^^)

※他の路線
ゼロライナーはデンライナーとは他の路線を走る列車というオーナーの説明。
この場合はつまり大阪から京都へ行く為の京阪電車が途中で交野線や宇治線に枝分かれしてると言うよりも、京阪電車以外にJRを使うとか、近鉄を利用して奈良方面を介して京都方面へ向かうと言うのに近いと思えばいいのかな?(←却って分かり辛えよ!(^^;)

まぁ、そんなややこしいな解析はともかく(・・・(^^;)
ここで引っ掛かったのはやはりゼロライナーが“消えた時間と共に消滅した筈”と言う部分で、それが現存してる事の理由や、消えた時間と言うのがハナがいた時間と同じ時間であるのかとかって部分でしょうね。
この番組がタイムパラドックス物である事を考えれば、ゼロライナーの“別の路線”と言うのを“別の時間軸”とか“別の時間の流れ”と置き換えれば、そこから3人の桜井侑斗の関係や正体とか、ガキ桜井の言う“俺は預っただけ”や“ある目的”の意味等を考察する事も出来るでしょう。

まぁ、現時点ではあまり深く考えなくてもいいとは思いますがね(^^;

※なんだ、このアメちゃんは!
良太郎にダメ押しの嫌味言いにデンライナーに乗込んできたガキ桜井。
一気に険悪な空気になるかと思いきや、モモ達に挨拶の“デネブキャンディー”配り始めるデネブ(笑)
子供みたいに喜ぶリュウタロスに“なんだ、このアメちゃんは!”のモモタロスに怪訝そうに見つめてるキンタロスに貰い損ねるウラタロスとか、細かいところでキャラ立ってるのがGoo!(^^)

この一連のシーンは、ガキ桜井と良太郎達のやりとりの険悪な空気を、イマジン達の漫才が相当に和らげてるところがポイント。
今までの平成ライダーなら多分ただの“嫌シーン”で終わてたであろうものを、モモ達がいるお陰で本当に救われてます。
「電王」はイマジンあってこそ、ですね。

※白い・・・
液状化したクラゲイマジンですが・・・・
思わず“朝っぱらからそんなところに出すなよ”とか突っ込んでしまった(笑)
だってあの色あいとか、質感とか、さぞやイカ臭い・・・と思ったらクラゲだったか(^^;
路上や高架の柱はともかく、背後から女の子の首筋にドロドロなんて、ちょっとやってみたい・・・って違う違う!

※正直ハズレクジだもんな
“いい人属性”で、事件に関わった人の過去に関与する割には弱い上に運も悪い良太郎みたいなのがなんで電王やってるんだと、まぁ言いたい放題なガキ桜井に、言われ放題の良太郎(^^;
前回の感想でも少し触れた様に(その態度はともかくとして)理屈としては実はガキ桜井の方が正しく、だからこそ良太郎自身も、ハナも言い返す事ができない。
それでも、そういった理屈を越えた部分に良太郎が電王であろうとする理由や意味がある。
ここは後半でそれを示すための振りのシーンな訳で、ガキ桜井がここで必要以上に嫌キャラとして描かれてるのはその必要性からなんでしょう。
で、そのフォローの役割りとしてデネブが“おかん”をやっていると(笑)

※お前、オデブとか言ったな
“これで仲良しになれるなんて思うなよ”なんて言ってる割には、なんか飲み屋で意気投合したおやぢ同士みたいになってるモモ&キンとデネブ(笑)
モモとキンタが追い出されちゃったのは、この2人が話に絡んできたら収拾がつかなくなるからで、ウラとリュウタが居残ったのはコイツらは妙な絡み方はしてこないだろうから(場合によってはウラの口車は役に立つし)・・・なんでしょうが、そこらを上手く捌く辺りはさすがハナの姐御は分かってらっしゃる(w

※今度愛理さんに聞いとくよ
モモとキンが最近なんか“脳みそ干物同士”(笑)で絡んでるのに対し、ウラがリュウタのアニキみたいにちょっとしたセーブ役になってるのは面白い。
単にデンライナーの中で犇めいてるだけでなく、イマジン同士の関係性が確立してきている辺りは(脚本や演出に因るところもあるだろうけど)1年間の長期のシリーズの中で自然発生してくる部分も大きいと思う。
そういうキャラクター関のドラマを見守るのも、連続物を観続けて行く中での楽しみのひとつでもあります。

因みに、ここでリュウタがガキ桜井の中に感じた“お姉ちゃんの匂い”ってのは、彼がやはり“望遠鏡桜井”と同一人物であることの振りなんでしょうか?
あと“殺っちゃっていい?”は、次のエピソードへの布石。

※それはマズイな・・・
良太郎に散々な事を言っておきながら、落ち込み過ぎて戦わなくなるのはマズイと、中々勝手な事をおっしゃる侑斗おぼっちゃま(笑)
余計な事に干渉せずに戦ってさえすればいいと言う辺りの理由は、どうやらゼロノスの方に何かの秘密がある様なんですが、それは次回以降での事の様で。

※形見のタイムカプセル
前回で天野がクラゲイマジンに望んだらしいタイムカプセルに込められた秘密。
恋人“遥香”との結婚を期に、安定した生活を送る為ずっと続けていたボクシングを捨てた天野。
そして、1年前に一緒に埋めたタイムカプセルの中には、病気で自分が結婚を果たせない事を知っていた彼女の“形見”入っていた。
遥香を失ってから初めてその事に気づいた天野はタイムカプセルを必死に探したものの、当時は彼女の病の事を知らなかった天野は場所をハッキリ憶えておらず、どうしても見つける事が出来なかった・・・

その遥香の思いの込もったタイムカプセルを見つけたいと言うのが、天野がクラゲイマジンに望んだ事な訳ですが、そのためにクラゲのやった悪逆非道の数々は御覧の如し(^^;
天野を散々痛めつけて無理矢理過去に繋げて飛ぶやり口もあれだけど、子供番組なのに女の子の首筋に射○したのはやはり許せないよな!(特に後者は・・・って、おい!(^^;)

※アイツ、落ち込んでると思ったのに・・・
自分が訊き出す以前に、既に良太郎が全てを訊いて動きだしていた事に驚くガキ桜井。
この辺りに、後半で描かれる良太郎が戦う理由や電王であることの意味、良太郎自身のスタンスの様なものに繋がって行くものがあるんですね。

※いっただきま・・・アレ?
クラゲに連れ去られた天野を追って変身する良太郎。
そしてモモタロスは“モモちゃんコーヒー”飲み損なう(笑)

※2006年3月12日
過去へ飛んできた良太郎が一旦変身を解き、過去の天野と遥香の無事を確かめた後でタイムカプセルの埋まってる樹に目印を付けておく辺りの行動は、正にこれまでと変わらない良太郎らしい行動。
しかし、そのためにクラゲイマジンを追うのが遅れて被害が拡大したのも事実だし、そこに再び姿を現わした“懐中時計桜井”に注意を奪われ、戦いに隙ができてしまったのも事実。
ガキ桜井がイラつくのは良太郎のこういうところだし、時間の運行を守るためにはマイナスになってるのも、また事実。
それでも、自分の信念を曲げないのが良太郎の良いところでもあり、今回はそれを描く為の回ではあるのですが、今後はそのマイナス面や、ガキ桜井の対比との各々の整合性をどうとっていくかがポイントになるでしょうね。

※最初に言っておく・・・
状況に痺れを切らしたガキ桜井は遂に“ゼロノス”に変身!
「最初に言っておく、俺はかなーり強い!」
と、決め台詞もまた威圧的で無闇に自信に溢れてますが、確かにその言葉に嘘は無い模様。
“アルタイルフォーム”は電王で言う“プラットフォーム”なんでしょうけど、その状態でもかなりの戦闘能力を発揮しており、これはつまりガキ桜井自身が良太郎よりも戦闘能力も体力も遥かに秀でてる証でもあります。
・・・ちゅうか、良太郎が“弱すぎる”だけなんですが(^^;

ゼロノスを演じるのは、平成ライダーでは主役ライダーのライバルライダーを主に演じ続け、「響鬼」では主役の“響鬼”を務めた“伊藤慎”さん。
今回は“2号”の登場がかなーり遅くなったため、正に満を持しての登板と言う事で、伊藤さんのファンには正しくお待たせしましたってところでしょう(^^)
当初は今度のライダーには2号は出ないとか言われてたんで、モモ以外のイマジン(ポジション的にはウラとかはかなり“っぽい”し)なんかを演じるのかなぁとか思ってたんですが、やはり伊藤さんには主役とタメ張る役割りでって事なんでしょうね。

※にゃ!
ゼロノスに邪魔者扱いされたモモ電王が首摘まれて放り投げられた時に発した声。
ホンに書いてあったのか、高岩さんか関さんかのアドリブなのか分からんけど、“にゃ!”って・・・(笑)

※だめだ、この戦い方は卑怯すぎる!
モモ達と違って実体化してるデネブは、アルタイルフォームのゼロノスと連携してバトルを展開出来るというのはかなりの強み。
しかし、当のデネブは相手を動けなくしておいて背後からメッタ斬りにする卑怯な戦法に我慢が出来なくなって思わず手を放してしまう・・・と。

後でクラゲイマジンに(卑怯な戦い方を)謝っちゃったり、デネブは真面目というか、武人の気質を持ち合わせてる模様。
その辺りは確かに“おかん”と言うよりは基本設定である“弁慶”のイメージなんだなぁと感じます。

※じゃあ、お前やれ!
デネブのチャチャ入れに“じゃあ、お前やれ!”と、半ば逆ギレな侑斗君(この辺りが“ガキ”(^^;)
そして、ゼロノスに“合体”するようなカタチで“ベガフォーム”登場、決め台詞は・・・
「最初に言っておく、胸の顔は飾りだ!」
か、飾りだったのかよ!?(^^;
私ゃてっきり左右の目から赤と青の渦巻き光線出すとか、鼻先から白熱光球放つとかすると思ったんですが(と、これの元ネタがすぐ分かる人は40歳代前後かスパロボファン(笑))
ドリルが開いて顔になるとは思わんかったけど、アレみて即“ガボラ”連想したのは多分私くらいだろうなぁ(苦笑)

デネブの指が変化した両肩のキャノン砲で真正面から触手を撃ち砕き、必殺の“グランドストライク”で撃破、なかなかインパクトのあるデビューでした。

※カード消滅
変身を解くと消滅してしまうゼロノスのカード。
公式でも既にゼロノスの変身には回数制限がある事が記されている様で、ガキ桜井があれだけ良太郎に悪態つきながらも電王として戦ってくれないと“迷惑”って言ってるのは多分この辺りに起因してるんでしょう。
なんちゅう身勝手な・・・(^^;

※やらなきゃいけないと思ったらやるよ
ダメ押しのダメ押しに良太郎に運が悪いだの弱いだの迷惑だのと罵声を浴びせるガキ桜井なれど、それに対する良太郎の応えがこの小見出しの言葉。
良太郎は単純に人助けだとか、ガキ桜井の言う“良い人指数”とかいう様な、そんな自己満足な理由で戦ってきた訳じゃない。
自分がやるべき時、やらなければならないと思った時に、自分のできる事を力の限りやる・・・ただそれだけの事。
それは使命であるとか、ガキ桜井の言う“正論”をある種越えてしまった、良太郎の揺るぎない信念の様なものなのでしょう。

ガキ桜井が一見正論を盾にして背伸びをしている“子供”だとしたら、良太郎はその弱さと運の悪さ故にある種達観したようなものを持っていて、絶対に自分の信念を曲げない“骨太さ”を持つ精神的な“大人”なのでしょう(モモタロスは良太郎のその“心の強さ”を認めたからこそ素直に“ゴメンなさい”を言ったんですよね)
そして、そんな“大人な”良太郎に自分が負けてしまってる事を感じつつも、それも認めたくないからラストシーンであんなにイラついていた・・・ってところでしょうか?

「弱かったり、運が悪かったり、何も知らないとしても・・・それは何もやらない事の言い訳にはならない」
良太郎のそんな“強さ”を示し、ガキ桜井を怯ませたこの言葉は、元々は良太郎の知っている“望遠鏡の桜井”さんに教わったものだそうで、もしガキ桜井が本当に望遠鏡の桜井さんの過去の姿だとしたら、未来の自分の言葉に今の自分の子供加減を思い知らされ、それが転じて未来の自分自身がそれを良太郎に教え、強くさせたのだとしたら・・・・
こう考えると、中々タイムパラドックス物の面白さを感じさせますね(^^)

※私はね、良太郎が電王で良かったと思ってるよ
現代に戻って、タイムカプセルを掘り起こして天野に届けてやる良太郎(前に過去の物を持ち帰ってオーナーに咎められた事をちゃんと実践してるのはナイス!(^^))
タイムカプセルの中は、天野が遥香のために捨てたはずのボクシンググローブ・・・
そしてそこに添えられていたのは、現役時代の天野の写真に書かれた“晃ちゃん、夢を!!”のメッセージ。
それを見て、感極まって泣き出す天野・・・・

このシーン、TVの前の私もちょっと“ウルッ”と来ちゃったんですが、良太郎の行動は確かに時間の運行を守るためにはムダな事だし、むしろ邪魔な行動なのかも知れないけれど、確実にひとりの人間の心を救ったのも事実。
そしてそれは、決していい人ぶりたくてやってる訳でもなければ、人助けだと思ってやってるものでもなく、ただ自分がそうすべきだと思ったから、そのやるべき事をやっただけ。
そんな良太郎だからこそ、ハナは良太郎が電王で良かったと、心から思えるんでしょうね(^^)

それにしても、一緒に泥だらけになってタイムカプセル掘ってり、並んで天野の病室を見守ってる良太郎とハナの姿・・・なんか“フラグ”立っちゃってません?(^^;

そんな訳で、遅れてしまいましたが20話の感想でした!

仮面ライダー電王 ライダーヒーローシリーズD05 ゼロノス (アルタイルフォーム)
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by yaskazu | 2007-06-22 00:41 | 仮面ライダー | Trackback | Comments(5)
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Commented by at 2007-06-22 09:23 x
yasさまは絶対あのクラゲ汁に反応すると固く信じておりました。いつも期待を裏切らない感想をありがとうございます。(笑
デネブ定食…デザートにキャンディーがついていませんでした?このちょっとワンパターンぶりもおかん現象でしょうか?それにしてもタロス衆&おデブはホント和みますね。ライダーの怪人?で和めるなんて予想外です。
>胸の顔
ガ○キング?(笑)ガボラ…確かに。でもさすがにすぐ連想はしませんでしたけど。
Commented by tomoko at 2007-06-22 12:41 x
 やっぱり、オトナはあのクラゲ汁に反応しますよねえ。お子様の横で、パパとママ硬直、みたいな。
 確かに桜井君は背伸びをしている子供ですね。デネブおかん、一生懸命見守っている姿が健気です。
Commented by yaskazu at 2007-06-22 21:08
>>クラゲ汁
いや、なんでわざわざあんな色であんなにドロッとしてるんだと(^^;
アレはもうスタッフ完全に狙ってるでしょう(笑)

>つ様
イマジン達は敵味方共にみんなキャラが確立してていいですね。
タロス衆とデネブも増々これから和ましてくれるでしょう。
胸の顔はその通り「ガイ○ング」みたいだなと(まぁ、アレ程目立ってはいませんがね(^^;)

>tomoko様
多分、根は結構素直でいいヤツなんだろうとは思うけど、それ故にわざと背伸びして大人のふりして悪ぶってるってところでしょう。
デネブは多分それが分かってるから彼に憑いてるんでしょうね。
モモタロスが良太郎の芯の強さを認めた様に(^^)
Commented by 埴輪 at 2007-06-24 17:54 x
デネブ定食を見て、天道家の朝食を思い出したのは、埴輪だけでしょうか。
ちょっと殺伐になりがちな場面でも、イマジンが絡むとお笑いになるので、ほっとします。
Commented by yaskazu at 2007-06-24 20:51
>埴輪様
そうすると食事中にクラシックでも流れてたら完璧ですな(笑)

良太郎達がちょっとシリアスなドラマ繰り広げてる時に“お前らはなにをやっとるんだ”と突っ込みたくなるような事やってるモモ達が大好きです(w
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