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ウルトラマンメビウス・第45話
ウルトラマンメビウス
第45話「デスレムのたくらみ」脚本:太田愛 監督:村石宏實

前回が“神”に近い回だった分、今回はちょっと詰めが甘いかなって部分は確かに感じました。
特に人間の身勝手さとか、それでもやっぱり捨てたもんじゃないって部分は、ヒルカワが“あんな風”だった分、もう少し・・・出来れば数話に分けて、もう少し丁寧に描いてほしかった。

ウ〜〜ムでもなぁ・・・前回みたいなテンションのままでまた数話も続いちゃうと、それこそ「ネクサス」なら無問題だけど「メビウス」でやるのはかなり辛いところも出てきちゃう。
この辺りはやっぱ色々とデリケートというか、扱いが難しいところですよね(^^;

それと・・・やっぱ私らの世代はどうしても“ウルトラマンジャック”って呼び名は受け入れ辛いです。
ホント、あくまで“便宜上”の呼び名であってほしかったよ・・・・_| ̄|○

でも、いぶし銀の“郷さん”や“きくち英一”さんの“あの一言”は素直に良かったと思うし、“KCBの中継車”とか、“ムナカタリーダー@大滝明利”さん(ん?、瀧佳人!?)等の“平成ウルトラ”からのネタとか、細かい部分でのファンサービスも鏤めてる辺りも嬉しかったです(^^)




>フェニックスネスト爆発?
冒頭部分で、フェニックスネストの指令室と地球上のミサキさんとの通信の内容からタケナカ最高総議長とアヤさんは各々帰ったらしい事が伺えるので、少なくとも1〜2日の時間は過ぎてるって事か?
石柱を追って月に着いたのはほんの数時間程度みたいな描写だったから、行きは全速力で、帰りはゆっくり帰ってきたって事だろうか?
いや、どうも細かいところにこだわるクセがついてしまった様で、どうもスンマセン(^^;
それにしても、この時点でもなお一切話題に触れられもしないトリピーとマルさんがかなり不憫だ(笑)

フェニックスネストの帰還を心待ちにしてるミライ君が膝抱えて待ってる後姿は、なんか主人の帰り待ってる子犬みたいで妙にカワイイんだけど、最初に浮かぶ名前はやっぱ“リュウさん”なのね(^^;

その直後に、ミライ君や群集の見ている前でフェニックスネストが謎の大爆発を起こす訳ですが、ネタが割れてるとは言えやはりこのシーンはショック感大きいですよ。
大気圏突入の描写の直後、地上から姿が見えた時に爆発する辺り、ちょっと“チャレンジャー”や“コロンビア”の事故が頭を過りました。
狙ってやってるとしたらちょっとシュミ良くないかも・・・(^^;

>君たちの事は忘れない
あんな光景見せつけられたら仕方ないとは言え、冷静に考えりゃ一般の皆さんは結構好き勝手な事言ってます。
だって、あの状況でジョージが帰還したなら他の生存者の可能性もある筈だし、GUYS側からの正式発表があった訳でもないのに、この時点で“残りは全員死んだ事”を前提に話してるんだもん(^^;
それにあの大きさの飛行物体が、形状が目視できる距離まで降りてきててあの爆発なら、町中に破片が沢山降ってきて大騒ぎになってそうなのに誰も気づかないってのもヘンだろう?(実際後のシーンでデスレムはそれ目論んでる訳だし)・・・と、ちょっと別の角度から突っ込み(笑)

ま、ここは後のシーンの群集達の“掌返した態度”との対比を見せるためのものですから、そう納得しておく事にしましょう。
街頭のTV放送での、さも全滅が確定したかのような報道に乗せられちゃってるって心理や、ああいう街頭インタビューに無責任に応えちゃう民衆への揶揄みたいなのも入ってたのかも知れないし。

このシーンで熱弁してる、黒ぶちメガネで何故かカバンいつも抱きかかえてるやたらテンション高いサラリーマンを演じてるのが、「ウルトラマンティガ」のムナカタリーダーこと“大滝明利”さん。
OPタイトルでは“瀧佳人”名義になってるみたいですが、改名したのか?単なる変名なのか?
どっちにしても、元々が“濃い”人なのに、あんな濃いキャラ演じたら増々コテコテになっちゃいますがな(笑)

>デスレムのたくらみ
意識を回復したジョージの口から、他のみんなもフェニックスネストも無事であることが判明するものの、同時にデスレムがその返還の条件にしたのがウルトラマンメビウスの完全なる敗北、つまり“手ぇ出しよったらみんないてもうたるぞ、ワレェ!”って事で、ジョージはそれを伝えるために1人帰されたと・・・

デスレムがなんでジョージを選んだのかは判りませんが、向こうにしてみれば誰を帰しても同じな訳だから、テキトーにそこにいたのを帰したってだけかな?
多分、物語的にジョージの“ウルトラマンになりたかった”って部分と、今回のミライの苦しみとをかける事と、ジョージとミライの絡む話って意外と無いから、ここでやっておこうって制作者側の意図があったのかな?

ただ、せっかく郷さんがゲストなんだから、リュウさんと“ウルトラ5つの誓い”とで絡めてほしかったなと言うのは昭和ファンの素直な気持だったりするんですが(苦笑)
てか、“この人がウルトラ5つの誓いを・・・”って知って、郷さんの事目をマークにしてウルウルなリュウさんとか、見たいじゃん!(笑)

>僕たちは何のために・・・
街に出現したデスレムを迎え撃つためにメビウスに変身したミライ、しかし捕われた仲間達の事を思って手が出せないばかりか、もしフェニックスネストが爆破されれば落ちてきた残骸で街の人々まで犠牲になってしまう。
かといって、このまま放っておいてもデスレムの手により、どの道街は破壊されてしまう・・・

どうする事もできないままやられっぱなしのメビウスに、民衆は失望したかの様に怒号の声を上げ、デスレムが引き揚げた後もミライとジョージを“仲間達の仇すら討てない腰抜け”呼ばわりしたかと思えば、それが実は生きている仲間を人質に捕らえられてる故の事と知るや、今まで(GUYSのみんなが)死んだと思って嘆きと同情の言葉を口にしていた民衆が、掌を返す様に市民よりも仲間を優先するのか、プロのくせに人質なんかになりやがって俺達がヤバいだろうボケ!、美しいニッポンを守るためにさっさと花と散りやがれゴルァ!と、一気に非難の声を上げはじめる・・・(一部意訳)

この辺りの人間の心変わりと言うか、醜態曝け出しちゃう部分は、後半の再び態度豹変させて調子よく声援送っちゃうところも含めて、さすがに描写が極端すぎて半ばギャグになりかけてるのは、ちょっとなぁ・・・(^^;
いや、前2回のヒルカワの描写が異様にリアルだった分、余計にそう感じちゃうのかも知れませんが。

民衆の怒りを誘発する様な言葉をミライ達に浴びせたあの報道記者が、ヒルカワじゃ無かったのが良かったのか悪かったのかもちょっと判断が微妙なところ。
もしアレがヒルカワだったら、彼が同じ人間の中でも特化した人の心の負の象徴に祭り上げちゃう事もできたろうけど、例えヒルカワでなくとも人間は誰でも“ああいう部分があるもんだ”って事を表現するには良かったとも言えるし、ウ〜ム・・・難しいな(^^;

どちらにせよ、ここ数回の色んな出来事がミライ君にとっては自分の目的や理想、信念といったものに疑問を持たざるを得なくなるほどに精神的ダメージの大きかったのは間違いない様で、追い詰められたミライの後ろで、床に描かれたGUYSのエンブレムがスポットに浮かび上がる演出は中々秀逸。

>おや、市民に反論するつもりですか?
詰め掛けたマスコミの心無い言葉に、珍しく怒りの感情を露にしつつもそれを押し殺すミサキさんの表情にちょっと萌えちゃったと言うか、僅かにエロチックなものを感じちゃったのは内緒にしてくれ!(^^;
太田愛さんのHP内の2月17日付けの日記を見ると、トリピーとマルさんが出てないのはご両人のスケジュールによるものらしく、このミサキさんのシーンは本来この2人が“カッコイイところ”を見せる筈だった様です。
う〜む、あの2人の久々の“見せ場”になったかも知れない事を思えばちょっと残念な気もしますが、でもやっぱりミサキさんのあのキツイ顔見れた方がおぢさん的には嬉しかったんで、無問題(酷ぇ・・・(^^;)

>面白くなってきましたねぇ
メフィラス星人とデスレム、グローザムが話すシーンはどう見ても時代劇の悪代官が悪だくみしてるシーンにしか見えん(笑)

>僕たちの気持を・・・
フェニックスネストの指令室内、サコミズ隊長の言葉からデスレムの真意を知ったクルー達は、GUYSに入隊した時点でいざと言う時、生きては帰れない位の覚悟は出来てる事を確認しあう・・・
その覚悟をミライ君伝えるために、あらゆる周波数の電波を発信してそれを誰かが拾ってくれれば、それが可能かも知れない・・・
確率的に考えれば大バクチではあるけれど、その可能性に全てを賭ける。
そしてもしそれがヒットしても、どの道自分も無事に帰るつもりはない・・・そんな気持からくるのが“僕の最後の仕事”って言葉の意味な訳ですが、このシーンはクルーみんながカッコイイ中、テッペイ君のその姿は際立っています(^^)

>俺の最初の夢は・・・
ジョージがミライに、夜空を見上げながら2人並んで自分の子供の頃の夢は“お前”(ウルトラマン)になる事だったと話すシーン。
ウルトラマンになって、懸命に生きる人々のささやかな幸せを守るのが夢だったジョージは、だからこそサッカー選手を辞めてでもGUYSの隊員として、ミライや仲間達と共にそんな人々の為に戦ってきた筈。
それなのに今回のこの一件は、ミライだけでなくジョージ自身にも“その意味”を重く問いかけてくる・・・
“ブチ壊すのは一瞬なのに、守ってのは難しい”と言うジョージの言葉は、その言葉通りの意味だけでなく、それが子供であったり、奥さんだったりダンナさんだったり、或いは親であったり・・・何かしら“自分が守るべき相手がいる”“実際に誰かを守っている”人間には、より一層に深く感じ入るものがあったんじゃないでしょうか?

>それでいいんだ
もしこのまま仲間を救えなければ、自分も地球人も、両方を許せなくなってしまうかも知れない、この星に来てこれほど恐ろしいと感じた事はないと、郷に洩らすミライ。

そんなミライに、それでいいんだと郷は諭す。
人間の強さも弱さも、美しさも醜さも、両方を知らなければ本当の意味で人間も地球も愛する事はできないと言う言葉は、「怪獣使いと少年」で一度はその人間の愚かさを目の当たりにし、その姿に絶望して戦いを放棄しようとした郷秀樹の口から語られるからこそ、より深い意味を持つし、強い説得力を持って胸に響いてくるんですよね。
ここもリアルタイムでウルトラに接し続けてきたファンにとっては、目頭が熱くなる様な感覚を覚えるシーンでした。
若いファンにはこの“皮膚感覚”的な部分は本当には分からんだろうなと思うと、ちょっと可哀想にも思う反面、優越感を感じたりもして(意地悪?(^^;)

それにしても、郷さん(てか、団時朗さん)は歳くってもマジでカッコイイな!
さすがは元モデルってだけの事はあるというか、色んなところの“肉付き”はよくなっても元々がスタイルのいい人だし、ロマンスグレーの髪も、ヒゲも、あの“ちょいワル”的ファッションも、全てが嫌みなく決まっますよ!
昨今、殆どヒーローが“年下”になっちゃったわしらの世代にとって、藤岡弘さんとは別の意味で、ああ“僕らのヒーロー”だって思えたのはホントに嬉しかった!(^^)

>願いが届く時
再び姿を現わしたデスレムは、今度は上空に囚われてるフェニックスネストの姿を地上に見せつけ、よりメビウスとGUYSに対する民衆の怒りを高めながら攻撃を開始。
罵声を浴びせ続ける民衆に放たれたデスレムの攻撃を、メビウスが身体を盾にして庇っても肝心の民衆は逃げ惑うばかりで振り向きもしない・・・

その混乱の中、“新マン”の中味だった“きくち英一”さんが店主を演じる電器屋(“きくち電機商会”って、まんまやん!(笑))の古い無線機に入る、フェニックスネストからの通信。
その一報を受けて出動するのが「ウルトラマンガイア」で故・円谷浩が熱血デレクターを演じた“KCB”の名を冠する放送局なんですが、「ガイア」の中での“KCB”もラストでは民衆とウルトラマンを繋ぐ役回りだったと記憶してますが、アレとの世界観の繋がりは無いのでここはあくまで村石監督の“分かってらっしゃる”ファンサービスでしょうね(^^)

>俺達の願いはひとつ
フェニックスネストの爆発や無責任な放送を流していたのと同じビルの街頭テレビから流される、メビウスに贈られるリュウさんの声。
自分達に構わずに戦え! 自分達の分も戦って、街の人を守る事が俺達のひとつの願い!
その言葉はメビウスだけでなく、今まで好き勝手な事を言っていた民衆の心も目覚めさせる。
自分達は今まで誰に守られていたのか、誰が自分達の為に戦ってくれていたのか・・・
そしてその罵声だった声はいつしか声援に変わり、それがメビウスに力を与え、バーニングブレイブに!

と、こんな風に文章にするとかなり感動的なシュチュエーションなんですが、先にも書いた様にどうにも描写が極端な感じがしちゃうんですよね(^^;
ココはこの数話を跨いで描いてきたテーマのひとつの回答になるシーンでもあるんで、正直もう少し丁寧に、もっと突き詰めて描いてほしかったんで、ちょっと残念なのは確か。
でも、あれ以上鬱展開になっちゃうのもやっぱり嫌ってのもホントだし、中々ジレンマなところですね(^^;

>ウルトラマンが帰ってきたぁ〜!
形勢を逆転されたデスレムは苦し紛れの様にフェニックスネストに向けて攻撃を放つものの、間一髪で郷が変身してその攻撃からフェニックスネストを守る!
そこでメビウスが呼んだ名前が
「ジャック兄さん!」
嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼・・・・・・・・・・言っちまいやがんの(T▽T)
いや、先のシーンでも郷に対して呼んでましたが、ウルトラマンに変身した後の姿に対して言っちゃった時点で遂にこの名が公式決定したのも同じ様なもの、ウ〜ム、馴染めないよ違和感あるよぉお〜〜〜(昭和ヲタのつまらんこだわりだと笑わば笑え、中年ヲタの意地を嘗めるなよ!(^^;)

その反面、元“新マン”だったきくち英一さんが懐かしそうに叫んだ
「ウルトラマンが、帰ってきたぁ〜!」
と、こっちには素直に感動!
まぁこれもひとつのファンサービスではあるんですが、オールドファンにとってはとても洒落っ気の効いた、ある意味今回一番印象に残るシーンでした(笑)

CGで書かれた“新マン”の空中戦は若干違和感がありましたが、“新マン”(ああ、こだわってやるとも!)の新しい魅力が出てて良かったですよ。
むしろ、新録の“掛け声”の方が気になったかな?
団時朗さんのアレも決して悪くはないんですが、やっぱ“新マン”の掛け声は初代の流用の・・・と言うよりも“ウルトラマンの声”として最も馴染みの深い“あの声”であってほしかったんで(^^;

>GUYSと言う家と仲間
メビウムバーストとスペシュウム光線(どうせならウルトラブレスレットでも良かったんですが(笑))で遂にデスレムを葬るメビウスと“新マン”(しつこい?(^^;)に救われ無事帰還を果たしたフェニックスネスト。
再会できた事を喜ぶ仲間達ですが、結局リュウさんに“抱きついちゃう”ミライ君って・・・(^▽^;

それを見守りながら、去り際に郷が呟く言葉
「GUYSという家があり、仲間がいる」
って言葉は、懸命な方ならお気付きでしょうが「怪獣使いと少年」の時、良少年と似た境遇の郷が伊吹隊長に対して言った
「僕にはMATという家があり、隊長という父がいます」
とリンクしてるんですよね。
これをここに持ってくる辺り、マジで相当に意味深いですよ!!
その意味は皆さん各々考えてみましょうね!(^^)

郷の気配にジョージが気づく辺りの意味はイマイチよく分からんのですが・・・(苦笑)

アクションヒーローシリーズ 帰ってきたウルトラマン
/ バンダイ
ISBN : B000FTBLA4
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by yaskazu | 2007-03-01 01:16 | ウルトラマン | Trackback | Comments(12)
Commented by tomoko at 2007-03-01 12:32 x
 ・・・・言っちまいやがんの。同感です。あーあ、っていう感じ。正直、脱力の瞬間でしたよ。
Commented by yaskazu at 2007-03-01 23:57
一応、公式に決まってしまった以上はこれからは彼方をジャックさんと呼ばなきゃならんのですね・・・ウ〜〜ム、呼び辛い(^^;

今がJACさんなら何年か後のは“JAE”さんになってるってことはないですよね?(と、また分かりにくいネタを・・・(^^;)
Commented by at 2007-03-02 09:56 x
本当にウルトラマンジャックになってしまったんですねえ。(ハア…)
ジャックはジョンやジェイコブの愛称でもあるので、もしかしたら本名はウルトラマンジョン…ウルトラマンジェイコブ…どれもいやですぅぅぅ、って一人空回りしている今日この頃なのですが、今から気になるのはハヤタ登場の回。初代マンをミライは何と呼ぶのでしょう?ウルトラマン兄さん??もし初代を単に「兄さん」と呼んで収めるなら帰マンも「兄さん」でいいじゃないかって思うんですけどねえ。ぐちぐち。
Commented by yaskazu at 2007-03-03 21:47
>つ様
ジョン、ジェイコブって・・・殆ど“わんこ”の名前みたいになってきましたな(笑)
初代マンはいよいよ来週登場ですが、ホントになんて呼ぶんでしょうねぇ?
“マン兄さん”とか言っちゃうのもなんだかなぁ・・・(マンちゃんなんて言ったらどこかの喋る草みたいだし(^^;)
Commented by タロス at 2017-03-26 13:29 x

帰ってきたウルトラマンて、未だにファンの間では帰マンやジャック等様々な名前で呼ばれてますが、何故放映当時にハッキリとした名称を付けなかったんですか?最初の構想では初代ウルトラマンが帰ってくるという設定だったそうですが、実際は初代ウルトラマンとは別人として制作されたのだから、放映開始前にしっかりとした名前を付けないとおかしいと思うんですけど…
自分は平成世代なのでジャックの方がしっくりきますが、帰マンや新マンはウルトラマン個人の名前として相応しいのかなぁ…? 他のウルトラマンにはセブンやエースとか格好いい名前があるのに…
自分がもしリアルタイムで試聴していたら、帰マンや新マンとかの名前じゃなくて、初代ウルトラマンとは別人ならハッキリとした名前を教えてくれよ! と疑問を制作者にぶつけていたと思います
でもジャックという名前は放映終了後かなりたってから決まったことから、当時の制作者や試聴者は帰マンや新マンという名前でも、特に疑問を感じなかったてことですよね?
こんな質問ですが、回答よろしくお願いします
Commented by yaskazu at 2017-03-26 22:11
>タロス様
初めまして、でよろしかったでしょうか?
10年も前の記事にコメント頂き、ありがとうございます。改めて読み返してみて、当時の自分はこんなこと言ってたのかと、気恥ずかしい思いです(^^;

さて、ご質問ね件ですが、自分も制作側の当事者ではないので、本当のところは分からないというのが、正直なところですが、以下はあくまで当方の憶測であることをご了承いただければ幸いです。

仰るように、確かに「帰ってきたウルトラマン」は、元々は初代マンが文字通り帰っているという企画だったものが、諸事情で変更になったものですが、最初から初代マンとは別人という認識ではなかったのではないかと思います。

初代マンと明確に別人と判明するのは、ナックル星人&ブラックキング回で、セブンと共に初代マンが登場した時で、それ以前にベムスター登場回でセブンが単独登場した時点では、あくまで“ウルトラマン”と“ウルトラセブン”と言う扱いだったことからも、最初から別人として考えられていた訳ではないのではと。

この時点ではまだ初マンもセブンも、単なるゲスト扱いでしたが、この回が切っ掛けで、ウルトラ兄弟の設定が作られていくことになるのですが、そうなると初マンとの区別化が必要になるため、便宜上“帰マン”“新マン”等の呼び名が付けられ、定着したというのが、大まかな経緯だと思います。

番組放送中に偶発的に出てきた設定だったし、番組途中で旧に主役ヒーローの名前が変わるのも、逆に混乱を招きかねませんしからね。

当時の子供が、その名に疑問を持たなかったのかと言えば、当時の大抵の子供はそこまで考えてはいなかったと思いますよ(^^;
自分も、普通に“帰マン”“新マン”を受け入れてたし、それで何十年も馴染んでしまってましたから、逆におじさん世代は、急に“ジャック”と言われてもって気持ちが強いんですよ。

因みに、ジャックというのはタロウの企画段階の名前で、それを知っているおじさん世代のファンは、ジャックと言えばむしろタロウが浮かんでしまうのも、理由のひとつかもしれません。

ご納得いただける回答になったかどうかは自信がありませんが、以上が自分の推論です。
Commented by タロス at 2017-03-27 22:23 x
どうしてベムスターやナックル星人とブラックキングの時に帰ってきたウルトラマン(後のウルトラマンジャック)の名前が付かなかったのですか?
Commented by yaskazu at 2017-03-28 22:04
>タロス様
先のコメントでも申し上げた通り、当方も当時のスタッフでも関係者でもないので、何故と訊かれましても、明確な回答は申し上げられません(^^;

少なくとも、当該の回で、改めて現行のウルトラマンに名前をつけるという発想はなかっただろうし、これも先のコメントと重複することですが、ジャックというのは元々はタロウの仮タイトルであり、タロウは帰ってきたウルトラマンの2年後の番組なので、その時点では全く存在しなかった名前です。

ご納得いただけないかもしれませんが、こちらとしてはこれ以上のお答えは出来ません。

御免なさい<(_ _)>

なお、同じ内容のコメントが連投されていたので、こちらの判断で、一方を削除させていただきました。

ご了承ください。
Commented by タロス at 2018-11-30 21:08 x
帰ってきたウルトラマンのグドンとツインテールのデザイナーのデザイナーの池谷仙克さんはどうして2体が同じ回出る事を知らなかったのですか?
Commented by yaskazu at 2018-11-30 22:00
>タロス様
池谷さんが知らなかったというのは、自分も知りませんでした。
どういう事情かは想像もできませんが、多分単純な連絡ミスとか、本来は別々に登場するはずだったのが、予定が変わったとか、そんなところでしょう。
それ以上は、自分も分からないし、お答えしようもありません。
申し訳ない(^^;
Commented by タロス at 2018-12-01 12:23 x
ウルトラセブン スペル星人について。
結果論になりますが、大伴昌司はどうして「ひばく星人」と銘を打ったのでしょうか。
大伴昌司がそんな銘を打たなければ、封印されることはなかったと思います。
どうして当時は大伴昌司が設定を勝手に考えいたのですか?
また、それを突っ込む人もどうかしていたのでは?
Commented by yaskazu at 2018-12-01 20:37
>タロス様。
仰ることもごもっともですが、言い換えれば、この件に対してクレームをつけたと言われる、ジャーナリスト親娘が“ひばく星人”に過剰反応しなければ、今の事態にはならなかったとも言えます。

今でこそ、少しのことでクレームがつき、製作者側が謝罪したり、作品を封印したりというのが当然のように行われ、結果製作者側が萎縮し、苦情を恐れるあまりに当たり障りのないものばかる作るようになって、あらゆるメディアが非常に窮屈でつまらなくなってしまってますが、この当時はまだまだTVにも映像作分にも寛大で、多少の過激な表現も、そこまで気にする人も少なかった時代でした。

ただ、確かにこの時代の前後から、今でいう「不適切な表現」というものに対し、非常に“うるさく”なってきたのも事実で、それまで然して問題のなかった(で、あろう)“ひばく星人”も、時代の流れの中で、予想以上に大きく取り上げられてしまったということでしょう。

なので大伴氏自身も、普通に放射能を浴びた宇宙人という以上の意味合いではなくつけた敬称だろうし、勿論原爆症患者を差別するようなつもりもなかったでしょうから、大伴氏を戦犯にするのは、筋違いだと思います。

むしろ、現在にも繋がる、内容の検証も考証もせず、表現そのものを吊るし上げ、規制しようとする風潮にこそ、問題意識を持ちたいと思います。
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