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密林から来た凄い奴
先日届いた、フィギュアーツ真骨彫“仮面ライダーアマゾン”を、紹介したいと思います。

フィギュアーツを買うのは“初代ウルトラマン・Aタイプ”以来で、約1年ぶり。
真骨彫に至っては、プレバン限定の“ン・ダグバ・ゼバ”以来なので、およそ1年10ヶ月ぶりくらいになるでしょうか?

フィギュアーツは高価なこともあり、貧乏なおぢさんには、おいそれとは買えないのですが、アマゾンライダーは大好きだし、サンプル写真で見る限りの出来も良さそうだったので、ちょっと無理して、買ってしまいました(^^;

Amazon経由で買ってたら、文字通り“密林から来た凄い奴”ってネタに繋げられたか知れませんが、あそこは悪質な転売屋も多いので、あみあみという、比較的割安のホビー専門店で購入しました。

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パッケージは、いつも通りの真骨彫準拠の装丁になってますが、右下のBANDAIのロゴマークが、これまでの赤地に白抜きから、青地の白抜きに変更になってます。

これは、バンダイが新たに立ちげた“BANDAI SPIRITS”と呼ばれる新会社のロゴで、こういうフィギュアとか、ガンプラ等のプラモデル、ゲーセンのプライズ景品といった、マニアや高年齢層向けの商品を専門に扱うところで、超合金や変身ベルトといった“ボーイズトイ”や、従来の一般層向けの商品と、事業を分ける目的のための設立したブランドだそうです。

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パッケージの裏も、装丁は従来通り。
こちらは特筆するようなところはありませんが、使用されてる写真はサンプル品なので、実際の商品とは若干の差異があるかもしれません(と、最近はどんな物にも書いてありますね(笑))

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箱の中には、重箱状に2段重ねのブリスターに、本体とオプションパーツが収められてます。
他にインストも同梱されてますが、そちらは割愛させていただきました。

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オプションパーツ。
マフラー2種に、交換用手首各種、コンドラーを外した状態の付け替え用バックルに、コンドラー本体。

旧アーツのアマゾンに付属してた、大切断用のエフェクトパーツや、ロープ状態のコンドラー、ガガの腕輪が合体した状態のギギの腕輪等は、残念ながら今回は付いてませんでした。

販売価格を考えれば、コスパを工夫して、もう少しオプションを充実してほしかった気もしますが、まぁ、仕方ないかなと。

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正面から。

試作の段階から、ちょっと頭が丸すぎるんじゃないかという指摘がされていて、正直自分もそう感じましたが、実際に商品を手にとって見ると、特にそんなことはなく、全体的にバランスよく纏まってます。

自分も改めて書籍やネットの写真を確認しましたが、実物のアマゾンのマスクも、正面から見ると、思った以上に丸く大きく作られていて、頭の“トサカ”や両サイドの“ヒレ”が、角度や光線の加減によって、映像や写真では、シャープでスリムなイメージに“見えていた”のではないかと。

ボディの方は、実際のアマゾンはもう少しスマートで、いわゆる“細マッチョ”なイメージがありますが、商品は結構ガッチリしたプロポーションになっているものの、色々動かして遊ぶ“アクションフィギュア”としては、非常によく考えられ、纏まったものになっていると思います。

少し補足すると、スマートなイメージなのは、主にシリーズ前半の、ゲドン編で“新堀和男”氏が演じられたアマゾンで、後半のガランダー編で演じられた“中屋敷哲也”氏のアマゾンは、新堀氏に比べ、若干ガッチリ系の体型です。

ただ、今回商品化されたこのアマゾンは、前半の“新堀アマゾン”のスーツを再現してあるから、そこらは脳内補完ってことで(笑)

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背面。

こちらも、全体的にバランスよく纏められていて、骨格から人体彫刻を反映させるのがセールスポイントの“真骨彫”の名に恥じないものとなってます。

“背びれ”は、少し厚みのある、前半のスーツを再現したものになってます。

では、更に詳しく見ていきましょう。



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斜め前から。

正面の写真でもお気付きかもしれませんが、“太もも”が少し誇張気味に作られています。
実はこれ、意図的なものだそうで、アマゾンの特徴ともいえる、腰を深く落とす“前屈み”ポーズをとらせた際、見栄えがよくなるように、筋肉が膨らんで少し太くなった状態に“敢えて”したそうです。

それが、こういう“素立ち”の際にも、いわゆる“S字立ち”のラインを生むことにも繋がってます。

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斜め後ろ。

この商品の不満点のひとつは、2種のマフラーのうち、通常の状態の物が、まっすぐピンと伸びすぎてて、上手く位置を決めづらいということ。

もう少し“しなり”のついた造形にするとか、もっと薄くする等してもらえると、有り難かった。

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複眼は、パターンの入った内側のパーツに、クリアレッドの透明のパーツの被せる2重構造で、フィギュアーツのライダーでは、お馴染みの手法で再現されてます。

ギギの腕輪は、造形も細かくシャープに作られていて、スミ入れや汚しも入り、リアルな仕上がりですが、形状上かなり破損しやすいと思われるので、扱いには注意が必要でしょう。

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口もちゃんと開きますが、オープニングや宣材に使われた、NGスーツにある口の中の“牙”は、再現されていませんでした。

実際、劇中では使用されなかった物ですが、非常にインパクトのある部分なので、できればオプションとして、牙付きの交換用ヘッドをつけて欲しかった。

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後頭部の“襟足部分”は、頭部の角度と連動して、ヘルメット部分に入り込み、パーツ同士の干渉を避け、可動範囲を広くする役目を果たす構造で、地味ながらも、この商品の一番のウリかもしれません。

マフラーの“結び目”部分を上手く逃がすことで、頭をより確実に“上に向ける”ことも可能です。

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背びれ部分は、身体の動きに沿って、分割部分で“少しだけ”可動しますが、劇中のように上下に大きく躍動することはありません。

あのシーン自体、特撮によるイメージだし、この商品はあくまで、スーツの再現がコンセプトなので。

でも、これもそういうギミックの付いたオプションがあっても、良かったかも・・・

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胴体部分は、胸、腹、腰で三分割されれいて、各々前後左右へ可動、及び回転ができるので、こういう体を捻った姿勢や、前屈み、エビ反り等、ポーズの自由度は非常に高くなっています。

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バランス設計も高いので“片足立ち”も、無理なく決まります。
脚のカッターを使った“回し蹴り”は、主に後半のアマゾンが、よく使ってましたね。

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腰を深く落とし、脚を大きく開いた、アマゾン独特の“構え”ポーズ。
前述のように、こういうポーズをとらせた際、太もものラインが貧弱に見えないよう、敢えて少し太めに作ってあるとのことで、確かにこれくらいの方が、力強いイメージになりますね。

頭部も、この角度から見ると、トサカとヒレの形状や大きさ、ヘルメットから下顎に繋がるライン等、アマゾンのマスクの複雑な線と面の構成が、実にバランスよく再現されてるかがわかりす。

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アーマーゾーーーーン!!

両手を大きく開いた“変身ポーズ”も、腕の広い可動範囲のおかげで可能ですが、残念ながら“内側”へはあまり深く曲がらないため、胸の前“クロス”させることはできませんでした。

実は、胸筋のパーツも可動式で、少し内側に動かすこともできるのですが、腕の可動範囲をカバーできるほどではなく、ここはもう少し考えてほしかったかも。

ここも、この商品の、数少ない不満点のひとつかな?

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アマゾンジャンプ!
パッケージの裏にあるようなジャンプポーズもいいけど、こんな感じの方がアマゾンっぽいでしょ?

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大、切、断!!
こういう、上から振り下ろしてぶった切るパターンや・・・

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こんな風に、下から振り上げて切り裂くパターンの大切断(両方組み合わせるパターンもあったかな)

どっちもカッコよく決められるのは、嬉しいですね(^^)

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コンドラーは、こんな風に両手に持たせることができますが、正直これだけだと、こんな風にしかポーズもつけられず、ちょっと困ってしまいます(^^;

せめて、コンドラーロープくらいは、つけて欲しかったな。

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実は、アマゾンのポーズの中では、自分的に一番好きなポーズ。
その昔、海洋堂のソフビキットのモチーフにもなった、海辺に立っているアマゾン。

荒々しい野生の獣のイメージの強いアマゾンだからこそ、こういう静かな姿が、とても印象深いんですよね。

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そんな訳で、フィギュアーツ真骨彫“仮面ライダーアマゾン”でした。

他にまだ紹介してない写真や、旧アーツのアマゾンと比較した写真もあるので、そちらはまた改めて紹介したいと思います。


by yaskazu | 2018-10-08 21:24 | 日々の戯れ言 | Trackback | Comments(0)
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