フィギュアーツ“トライチェイサー2000”のつづき。
今回は、フィギュアーツ真骨彫“仮面ライダークウガ・マイティフォーム”を搭乗させた状態を中心に、紹介していきましょう。 まず、真骨彫クウガの手首を、トライチェイサー付属の“握り手”のパーツに付け替え、グリップに通すカタチでハンドルを握らせます。 元々、真骨彫クウガに合わせて設計、商品化されたものなので、実際に乗せてみると、双方の大きさやバランスも、ピッタリと収まります。 ただ、先の記事に記したように、ハンドル部分の強度に不安があったり、自分の所有してる真骨彫クウガが、個体差の関係で右腕の肘から下のジョイントが甘く、外れやすいので、なかなか思うようにポーズが決まらなくて、普通に乗せるだけでも、結構苦労しました。 上の写真のものも、このアングルからだと分かりませんが、実はシートにちゃんとお尻が付かず、少し“浮いた”状態になってます(^^; この辺りは、時間をかけてじっくりとやれば上手く行くと思うので、焦らない方がいいでしょう。 トライチェイサーの“見せ場”は、荒れ地や河原、山道等で見せた“トライアルアクション”なので、普通に乗せるより、むしろ派手目のアアクションポーズの方が、 それらしくなるかもしれません。 とは言え、車体を傾けるようなポーズでは、スタンドを使わない状態での自立は難しいので、クウガの足で支えるようなポーズが、必然的に多くなるかもしれません。 ハンドルを大きく切れば、それだけ車体も大きく傾きます。 クウガの足で支えつつ、バランスを保ってられるのは、だいたいこれくらいが限界のようです。 実際、この状態で写真を撮ろうと、フレーミングを考えながら、デジカメの液晶を覗いてる最中、バランスが崩れてコケそうになっとりました(^^; 上のポーズの別アングル。 こういうアクションフィギュアにポーズをつける時は、一方向からだけでなく、別方向からも見てもバランスがとれてるか、カッコよく見えるかとかは(例えそれが特定のアングルからしか見なかったり、写真に撮ったりしなくても)意識しておいた方が、結果的にいいものになると思います。 アクションフィギュアに限らず、固定ポーズのフィギュア等も、どの方向から見ても全体のバランスのとれててカッコいいというのは、原型師さんの技術とセンスが試される部分だし、常に意識されていることでしょう。 この写真に関しては、実際調整とトリミングを行う段階で、スタンドの上がり方が中途半端なことに気付いてしまい、撮り直そうかとか、いっそボツにしようかとか思ったのですが、自らへの戒めも兼ねて、取り敢えず載せることにしました(^^; 以下、もう少し。 更に派手なアクションポーズをとらせる場合は、専用の補助スタンド“魂ステージ”を使用します。 本体底部に、付属のジョイントをこういう風に取り付け、中心の穴に、別売の“魂ステージ”の、アームの突起部分を取り付けます。 ただ、このジョイントパーツ自体や、取り付け部の嵌め込み部分も、バランスのとり方や、重心のかけ方等で、ポロポロ外れ易くて、なかなか思うようにポーズが決まらず、苦労しました。 自分が不器用なせいもあるでしょうが、焦らずに落ち着いてやるのが、秘訣のようですね(^^; いわゆる“ウィリー”状態。 この写真では、魂ステージとトライチェイサーの“後輪”だけでバランスをとってますが、補助として後輪に、トライチェイサー付属のディスプレイスタンドを噛ませた方が、より安定するかと思われます。 因みに、使用する魂ステージは“ACT.4”推奨となってます。 自分の所有していたものが、たまたまその“ACT.4”だったのですが、工夫次第で他のバージョンも使用できるかもしれませんので、色々試されてみるといいでしょう。 普通“ウィリー走行”は、文字通りこの状態で走行するのですが、「クウガ」の場合は、これで山肌や建物の階段を駆け下りたり登ったり、縦横無尽のトライアルアクションに発展していくのが、最大の見せ場。 あれだけのバイクアクションを劇中で見せたのは、昭和、平成通じて、後にも先にも「クウガ」くらいです。 トライアルで、後輪を浮かすアクション“ジャックナイフ”も、魂ステージを使えば、再現できます。 この“ジャックナイフ”を使って、グロンギ怪人を後輪で“どつき倒す”という、なかなかの“鬼畜技”も、クウガは使ってましたよねぇ(笑) ジャックナイフを、前から見たところ。 ウィリー共々、もう少し角度を大きくつけてもよかったのですが、前述のように、ジョイント部分が抜けたり、外れたりして、なかなか思うように行きませんでした。 機会があれば、改めて挑戦したいと思います。 ジャンプ! ウィリーとどう違うんだと言われそうですが、後輪が地に着かずに“浮いてる”状態なので、ジャンプです!(言い張る(笑)) トライチェイサー初登場の際、ズ・メビオ・ダを追跡し、廃施設の中で見事なトライアルアクションを展開し、追い詰めてゆくシーンは、自分の目には斬新で新鮮に映り、強く印象に残ってます。 但し、その際のトライチェイサーは、カラーリングが“ポリスヘッド”と呼ばれる、初期設定状態でしたけどね。 因みに、普段クウガが搭乗する(つまりこのフィギュアーツの状態)は“ゴールドヘッド”で、五代雄介が普段乗る際は“ブラックヘッドと呼ばれるカラーリングになります。 設定では、電気信号によるマトリクス機能によってカラーリングが変化する・・・らしいですが、実際には勿論それぞれのカラーの車両が用意されていたのでしょう。 後にそれが他の車両に改造された(と思われる)時は「色が変わらななくなった」(つまり故障した?)とか、わざわざセリフに入れてましたっけ(笑) 「クウガ」における、革命的な“トライアルアクション”は、本物のトライアル選手である“成田匠”氏の参加によるところが大きく、前述の廃施設のシーンを始め、多彩なトライアルアクションを見せ、後に弟君の“成田亮”氏も加わり、“ゴ・バダー・バ”の繰る“バギブソン”との、バイク同士の対決は、語り種になるほど、強烈に記憶に残る名シーンになっていたと思います。 その対決で、トライチェイサーは機能停止してしまい、代わりに“ビートチェイサー2000”の登場となる訳ですが、果たしてフィギュアーツ化はされるのか? 後継機のビートチェイサーも勿論だけど、前述の初登場時の“ポリスヘッド”や、五代雄介搭乗時の“ブラックヘッド”、更に量産普及型の、黒と白のカラーリングで、前輪部分にパトライトの付いた、文字通り“白バイ仕様”の“2000A”(実はこのタイプが一番好きだったり)とか、色々商品展開できそうだと思うけど、出るとしたらやっぱプレバン限定になるでしょうねぇ(^^; 最後はやっぱりサムズアップ! ということで、フィギュアーツ“トライチェイサー2000”及び真骨彫クウガの紹介でした。
by yaskazu
| 2015-07-24 22:09
| 日々の戯れ言
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