久しぶりの玩具レビュー。
入院代やら治療代やらで、経済的にピンチに陥っているにも拘らず、ネット上でのレビュー記事や、Youtubeのレビュー動画を見て、俄に欲しくなってしまい、病み上がりの自分へのお見舞だと、無理繰りな理由を付けて買ってしまった、S.H.フィギュアーツ“トライチェイサー2000”です。 基本自分は、こういうビーグル系の玩具には手を出さないのですが、S.H.フィギュアーツ・真骨彫の“仮面ライダークウガ”は買っていたし、クウガと言えば、昭和&平成含めた全仮面ライダーの中でも、最もバイクアクションが印象的な作品なこともあり、店頭で見かけた時、これに乗せた写真を撮りたいという、誘惑に勝てなかったという次第(^^; トライチェイサーに関しては、以前“S.I.C極魂”版のものを当ブログで紹介していますが、そちらも参照されていただければ幸いです。 例によって、前置きが長くなりました。 では、本題。 パッケージはこんな感じ。 最近のフィギュアーツ系のパッケージは、こういう“渋い”デザインが多く、対象年齢が“大きいお友達”に向けられてることが伺えます。 パッケージ裏側。 こちらも、派手な写真は控え目な分、中味への期待が逆に高まるといったところでしょうか。 中味は、例によってこんな風に、ブリスターに収められてます。 本体以外のパーツ類は、いたってシンプル。 本体左右に取り付けるマフラーと、“真骨彫クウガ”を乗せる時に使う、交換用の手首パーツ。 デスプレイ用のスタンドと、別売の“魂ステージ”を使用する際に使用する、ジョイントパーツです。 本体左サイド。 劇中のトライチェイサーの再現度も然ることながら、撮影用車両のベース車となったトライアルマシン“パンペーラ250”のスケールモデルとしても、かなり完成度が高いと思います。 “S.I.C極魂”版と並べてみたところ。 実車の再現に重点を置いたフィギュアーツと、イマジネーションによるアレンジを主題にしたS.I.Cと、商品コンセプトが違う両者を、単純に比較することはできませんが、S.I.C版はアーツ版よりも、全体的にシルエットが少し無骨な印象。 ただS.I.C版の方は、後に発売された“ゴウラム”との合体による“トライゴウラム”への変形を前提にしていた関係か、オフロード車のパンペーラではなく、トライゴウラムのベース車だった、オンロード車“V-MAX”のシルエットに近い設計にされていたのかもしれません(この辺りは憶測ですが) もし、フィギュアーツでトライゴウラムが発売されるとしたら、ゴウラムとの合体機能はオミットされ、V-MAX型バイクをベースとした、一体型の商品として、新たに設計されたものになるかもしれませんね。 でもそれだと、物凄いボリュームになりそうだし、かなり高額になるだろうから、出るとしてもプレバン限定になるでしょうね(^^; 右サイド。 エンジンから伸びる排気管のカーブとか、ここらも拘ってますね。 本体のスタンドは、実車通りに可動して、普通に飾るならこれで十分に自立します。 以下、もう少し詳しく。 前輪とエンジン周り。 放映当初に発売されてた、DXポピニカ版的な““玩具っぽさ”はなく、前述のようにオートバイのスケールモデルとし見ても、及第点の完成度だと思います。 腕に覚えのある人や自信のある人は、スポークの張り替えや、前輪ブレーキ周辺のディティールアップ等、バイク模型定番の改造に挑戦してみるのも一興でしょう。 自分は・・・腕に覚えも自信もないので、やりませんが(^^; クウガのシンボルマークも、綺麗にプリントされてますね。 後輪周辺。 ここも、チェーンの造型や(影になっててよく見えませんが)サスペンションのコイルスプリング等、非常に細かく作り込まれてます。 あと、自分はバイクには乗らないので知らなかったのですが、前輪と後輪でタイヤの“太さ”が違ってるものなんですね。 これはトライアル車だからなのか、それともバイクって、みんなそうなってるんでしょうか? フロントビュー。 オフロード車らしく、全幅が薄いのがよく分かります。 カウリング部分のアップ。 ヘッドライトはクリアパーツで、中に格子状のパターンが刻まれてます。 これはクリアパーツ自体にパターンがモールドされてるのではなく、シルバー地にパターンがあるパーツの上に、クリアブルーのパーツが被せるカタチで表現されてます。 これは、フィギュアーツを始めとした、近年の多くのライダー系のフィギュアの、複眼部分の再現によく使用されている手法と同様です。 少し分かりにくいかもしれませんが、金色のハンドルカバーの、赤色のウィンカー部分も、クリアパーツになってます。 リアビュー。 今更ですが、トライチェイサー2000って(設定上は)試作車とは言え、一応は警察車両(白バイ)として作られたものだから、例え一条刑事の采配で五代雄介に託されたものだとしても、ナンバー付けてないと、公道走れないんじゃないかと思うんですが・・・ ま、それ言っちゃうとヒーローの乗ってる車やバイクは、大半がそうなっちゃうんですが、世界観や細かい部分の設定がリアルな「クウガ」なだけに、前から気になっていたんで(^^; 後方から少し煽り気味で。 左右のマフラーから伸びる、長いアンテナ状のパーツは、トライチェイサーのデザイン上、もっとも目を引く特徴的な部分といえるでしょう。 このフィギュアーツの場合、ここののパーツは、材質的にも強度的にも、非常に“破損し易い”と思われるので、取り扱いには注意した方が良いでしょう。 これも、腕に覚えのある人なら、軽量なアルミパイプ等で自作して、置き換えてしまった方が、ディティールアップにもなって、いいかもしれません。 勿論自分は、腕に覚えも自信もな・・・(以下略) 付属のスタンドを使用することで、本体側のスタンドを上げた状態にしても、自立した状態でのディスプレイが可能になります。 こちらの方がバランス的にも安定していて、振動等での転倒とかの危険性も低くなるでしょう。 “見た目”をとるか“安全性をとるか、といったところでしょうか(^^; 因みに、後輪部分のサスペンションは、実際にコイルスプリングが使われていて、手で押すと上下にピョコピョコ動きます。 ギミック的なものは殆どこれくらいですが、結構心地いいですよ(笑) 上面から。 トライチェイサー2000は、フロントカウルとリアのマフラー部分以外、殆どベース車のパンペーラ250のままということですが、実際に非常にスマートな車両だというのが、伺えます。 下面から。 底板のモールドまで、細かく再現されてる辺りは、さすがフィギュアーツ! 底板部分のモールドのアップ。 綺麗にパターンが刻まれてる分、車体側のパーティングラインが目立つのが少し気になりますが、まぁご愛嬌ってことで(^^; この部分には、魂ステージとのジョイントパーツを取り付けるのですが、それはまた改めて。 ハンドル部分。 さすがに劇中の設定のように、右側グリップの着脱機能はなく、S.I.C版にあったような“トライアクセラー”のオプションパーツも付いてません。 また、ハンドル部分の強度もイマイチ不安があり、クウガを乗せてアクションポーズをとらせる時、破損の危険を感じたほどです。 ここは、他所のレビューでも、幾つか同様の指摘が見受けられました。 コンソール部分のアップ。 この商品の一番凄い部分は、実はここじゃないかと思うくらい、パネルやテンキー部分が完璧といっていいくらい、見事に再現されてました。 ただ、このコンソールは後期の改修後バージョンで、ガドラに破壊されてしまった、如何にも“試作車”といった、箱形の野暮ったい前期バージョンの方が、個人的には好きなんですけどね(^^; と、本体の紹介だけで、随分と写真も多くなり、文面も長くなってしまいましたので、本日はここまで。 後日改めて、実際にクウガを乗せた写真を中心に、つづきを紹介したいと思います。
by yaskazu
| 2015-07-22 20:00
| 日々の戯れ言
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