大阪都構想の議案が、府議会、市議会双方で否決。
まぁ、これ自体は想定内というか、予定内と言ってもいいくらいの事で、別段驚きもしませんでした。 おそらく維新側、松井知事も橋下市長も、そうなる事を踏まえた上で、次の手に打って出る準備をしていたと思います。 元々、例え何度否決されても、何度でも議案を提出し続けるという態度は表明していたし、事実本日(10月29日)の報道では、来年2月に再提出する方針を決めたようで、12月には住民投票の準備段階としての署名活動を始めるとのこと。 都構想を巡る攻防は、次のステージに移ったと言っていいでしょう。 こういう言い方は不謹慎かもしれませんが、大阪は政治に関しては、まだまだ楽しめるというか、ますます面白くなってきたんじゃないでしょうか。 だってさ、うちわやSMクラブで揚げ足の取り合いしてるような某国会なんかに比べりゃ、遥かにエキセントリックで、血沸き肉踊るような戦い繰り広げてると思いません? まぁ確かに、議会の内容やその手法や方法論なんかは、維新側も他会派も、双方共決して褒められたもんじゃないし、どっちもどっち的なところはあるんですけどね(^^; ただ、争ってる内容が、うちわやSMなんてくだらないものでもなければ、先日のヘイトスピーチを巡る件があったにも拘らず、市長の人間性云々ていうような、的外れなものでもない。 大阪という大都市の将来の展望に関わる、重要な条例案に関する議案に対し、是非はともかくとしても、良くも悪くも互いに“本気”でやりあてる訳だしね。 そういう意味では、大阪の人間は、他府県に対して、その“本気ぶり”を、誇ってもいいんじゃないかと思います。 大阪の政治の話題を取り上げる度に書いてますが、自分は維新や橋下市長、松井知事らを、いわゆる“信者的”に支持してる訳ではないし、逆に他会派に対しての“アンチ”でもありません。 維新の進める行政や、掲げる条例等の全てに賛同はしていないし、一個人として見た場合、橋下徹という人物も、好きではありません。 その上で、二重行政の解消による財源の一元化、役所の解体と再構築による人員のスリム化や、既得権の恩恵で不当に利益を得てる一部の層の排除等々・・・ 現在の大阪の悪しき体質や負の遺産を一掃する目的といった意味では、それが実現できる最も有効な方法としての“大阪都構想案”には賛成してるし、その一点においては、維新を本気で支持しているから、是非この構想だけは実現してほしいと、真面目に思ってるのですよ。 大阪の将来がどうなっていくのか・・・ それがある程度見えてくるまでは、生きながらえなきゃなぁ(笑) 戦いは更に熾烈を極めていきそうです。
by yaskazu
| 2014-10-29 20:23
| 社会
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