先日、別のエントリーでも少し触れた、キムタク主演のドラマ「MR.BRAIN」ですが、TBS系で鳴物入りの一大キャンペーンやってたのも功を奏したのか、初回は視聴率もかなり良かったそうです。
TVドラマとしては凄い予算かけてるなぁとは思ったものの、何か“どこかで見た様な”ものの組み換えみたいな印象ってのが正直な気持。 初回は後半が裏で被ってしまった「ザ・クイズショウ」の方が、ドラマとしては完成度は高いと思うのですが、観ていて思わず引き込まれる様な吸引力があるのは圧倒的に「MR.BRAIN」で、理由はやはり“木村拓哉”の絶対的な存在感でしょう。 よく、キムタクドラマはキムタクを見せるだけにあって、どれも同じで誰がやっても変わらないなんて意見を見聞きしますが、それは多分違う。 私は別にキムタクのファンでもなんでもありませんが、木村拓哉という1人の人間の為にドラマや映画を作ってしまうというのは、それはそれで凄い事だと思うし、彼にそれだけ役者として、スターとしての“器”がある証。 「HERO」も「GOOD LUCK!!」も、恐らく木村拓哉でなければ成立してません。 さてこのドラマですが、如何にその木村拓哉のオーラに食われる事なく、面白いものに昇華させて行く事が出来るのかを見て行くのも、ひとつの楽しみ方かも知れません。 キムタクのキャラクターを生かしつつ、更にそれにだけ頼る事なく面白いものを作る事こそ、制作者側の手腕の問われるところでしょう。 前置きが長くなりましたが、以下本題(^^; 真マジンガー 衝撃!Z編 第8話 あしゅら男爵誕生秘話で、一瞬“股間”がどうなってるのか解明されるんじゃないかと、秘かにドキドキしたのは内緒にしてくれ!(^^; 旅館の女将は一応普通の人間だった様ですが、彼女もまたコアなマッドサイエンテストであり、その上で今のあのキャラクターである事を思えば、もうそれだけで“永井イズム”バリバリの怪物って見方も出来るかも知れませんね。 まだ秘密が色々あるようですが、そこらも楽しみ(^^) クライマックスで甲児がパイルダーに乗って反撃に出て、マジンガーにパイルダーオンしてブレストファイヤーで逆転する一連の流れは素直に燃えた! ロボットアニメはやっぱああでなければ! なんか、やっと話が一区切りしたって感じでしょうか?(^^; 普通なら・・・特に今どきのアニメや特撮なら、せいぜい2〜3話で消化してしまいそうな内容を8話(実質7話ですが)もかけてやってるのに、まだほんの序盤で話は実は殆ど進んでない。 にも拘らず、それを全く感じさせないのは、作画の圧倒的な“密度”の濃さと演出のテンポでしょうね(実に今川イズム!) しかし、今回一番頭に焼き付いてるのは“ジャンゴ”の気色悪いキャラクターなんですけどね(笑) あれも「けっこう仮面」で、1コマとか2コマとかいう単位で出てたヤツを引っ張ってきたって話ですが、どこまでやるんだ今川監督(笑) ザ☆ウルトラマン 第4話 ガスが固体化してザザーンが赤くなったみたいな怪獣とか、倒すのではなく(倒せないってのがホントのとこだが)宇宙に運び去るってのは、如何にも“ウルトラっぽい”話だなと思ったら、これまで「ウルトラ」で沢山脚本書いてこられた“若槻文三”さんのホンでした。 初代「マン」では「怪彗星ツイフォン」やゴモラの前後編、「セブン」では“あの”「超兵器R1号」の回、「レオ」ではレオ兄弟絡みの話や、ここでも紹介したあの“ATGテイスト”なサタンモアの回とか、他には「ミラーマン」や「ファイヤーマン」でも活躍されてた、印象深くてテーマ性のあるストーリーを書かれる方です。 実写からアニメへと媒体は変わっても、作家さんの個性とか作風ってのはやはりどこかで出るものなのですねぇ。 そこが、ちょっと嬉しかった回でした(^^) 侍戦隊シンケンジャー 第十五幕 ストーリー的には特撮物の定番と言うか、王道な“ニセ話”なんですが、目をつけられたのが千明って辺りがミソですな 確かに普段からのキャラがアレだから、過ぎた悪ふざけでみんなを怒らせると言う展開はアリだと思う。 ただ、幾らなんでも流石にアレはやり過ぎだろうとか、何かヘンだろうとかに皆が気付かないとか、違和感を持っていたのがことはだけってのは、ちょっと淋しいと言うか、これまでの展開考えてももう少し互いに信頼し合ってて欲しかったなとは思いました。 殿はさすがに何か感じていた様だけど、確信が持てなければ様子を見るしかないというスタンスだったんでしょうが、イマイチそれが伝わってこなったのもちょっと残念。 それと、アバンで千明が白刃取りで流ノ介に“騙し討ち”かけたのは、実戦の戦法としてはあり得る事だし、それを読めなかったという意味では流ノ介も修業が足りてない証でもあるので、千明が怒るのはある意味筋違い。 その辺りをせめて殿には突っ込んで欲しかったし、ドラマに生かして欲しかったな。 ナリスマシとの対決で、せっかくそれに繋がる様なアクション(千明がナリスマシの攻撃を白刃取りした後、次の横からの攻撃を足で受けるとこ)があったのに、それを見て流ノ介が見直すとかいう描写があれば良かったのになと、思っちゃうのですよ(^^; ま、その分和解した後の流ノ介の相変わらずの“ウザっぷり”が和ましてくれるのは良かったですけどね(笑) それと、ロボ戦でテンクウシンケンオウに化けたナリスマシ見て狼狽える流ノ介とことはも笑かしてくれました。 「どっちが本物かわからへん!」 「あのなぁ、俺達が乗ってるのが本物に決まってんだろう!」 ことはのボケに対する千明の突っ込みも効いてる(^▽^) ロボ戦でこれだけウケたのは「俺が余ってるだろう」以来だな(笑) ところで、“ナリスマシ”なんてネーミングは、中々今風と言うか、ネット社会が反映されてるなぁとも思ったり。 薄皮太夫が十蔵にちょっと惹かれてる様な描写がありましたが、ここは敵側ドラマとして発展するのか、ちょっと楽しみです(^^) 仮面ライダーディケイド 第18話 「響鬼」編前編。 色々不安もありましたが、思ったよりはオリジナルを尊重していてくれたし、面白かったのは素直に良かったと思います。 ちょっとギャグに走りすぎてたとは思うけど、オリジナルの(特に前半の)テイストであの内容をやられたんじゃ逆に受け入れ難かったかも知れないしね(^^; ・・・・けどなぁ やはりなんと言うか、私の「響鬼」に対しての“思い入れ”の深さが、これを「響鬼」だと言ってほしくないって風に心の中で叫んでるのも事実なんですよね。 なまじオリジナルの役者さんが大勢出てる分、余計に・・・・(^^; 平成仮面ライダーの中で、自分の中で面白さの点では「電王」が一番だと思いますが、作品への“思い入れ”って点では「響鬼」が突出しおり、そしてこの“思い入れ”ってヤツが実は結構厄介なもので、単に好きだって以上に、客観的に観る事への弊害になってしまうのですよね(因みに、面白さと思い入れと、更にそこに“愛”も加わった「クウガ」は自分の中では殿堂入りで、もはや気持に揺るぎがないから逆に「ディケイド」クウガを受け入れられるんですよね) とは言うものの、オリジナルの“後半”に比べたら、こっちの「ディケイド」響鬼の方が遥かに(自分の愛した)「響鬼」への感情に近いなとも思ってしまう辺りが、なんか自分でも凄ぇ複雑(苦笑) 色々書きたい事はあるのですが、「ディケイド」18話の感想だけでもちょと長くなりそうだし、このエントリー自体がバカ長くなってしまうので、この「響鬼」編は別枠を設けて改めて書こうと思いますので、暫しお待ちを。
by yaskazu
| 2009-05-27 20:48
| 特撮
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