改めて「タナカ」の件・1
「タナカ」のガスガン「カシオペア」の事は、もう既存の記事で終わらせたつもりだったんですが、事態がちょっと予想以上の展開になってしまったので、もう少し続けたいと思います。
以前に書いた事と重複する部分も出てくるかと思いますが、その辺りは御容赦を。

先ず、あれ以降に起きた大きな動き。
摘発エアガン殺傷能力、基準の6倍 社長は容疑否認(朝日新聞の記事)
殺傷能力ある新型エアガンを所持 製造会社社長を逮捕(産経新聞の記事)
拳銃認定エアガン製造「タナカ」社長逮捕(読売新聞の記事)
新型エアガン:銃刀法違反容疑で製造の社長を逮捕 強い殺傷力(毎日新聞の記事)

各記事の見出しや内容が“ある事ない事”な偏向報道なのは、今更言うべくもない事だからいちいち突っ込む気はありませんが、摘発や回収までならともかく、まさか逮捕までいくとは思わなかったし、警察も本当にここまでしなきゃならなかったのかと正直驚いてるし、疑問に思います。

“心情”でいえば、製品が法律に抵触する物である事や、違法な改造パーツをシロウトでも簡単に組み込める構造である事も、そうやって改造された異常なパワーを持つ自社製品で実際に事件や犯罪が行われてる事を周知しながら、それを反省も改善もしないで“ユーザーのせい”だと言い放った、以前私が噛み付いた「デジコン」(度々引き合いに出して申し訳ないけど)の社長が逮捕されないで、そういった違法改造や犯罪に結び付かない様に、研究と対策と改善を重ねて慎重に商品を開発し、何よりもユーザーを信じ、大切にしていた「タナカ」(現に、今回の回収騒ぎでも、採算度外視で代替商品や返金に応じてる)の社長が、当該商品を警察の“方法や結果に疑問の残る鑑定”によって、強引に“実銃判定”された上、逮捕までされてしまというのは、その不平等ぶりを考えても、やはり納得がいきません。

確かに「デジコン」の社長も、「タナカ」の社長も“自分達は玩具を作っただけ”という釈明をしている点で、新聞やテレビの“そこだけ”を切り取った報道だけを見れば、一見似通った言い訳をしている様に見えますが、具体的な内容を考慮すれば、同じ言葉でもその“意味”は全く違ってくる。

しかし・・・



そんな“心情”とは裏腹に「デジコン」の場合は、違法パーツを売ったのは会社とは直接関係の無い闇メーカーみたいな所だし、そうと知りつつそれを組み込んで使用し、事件を起こしたのはそういう悪質ユーザーで、メーカーや社長本人に法的責任は問えない部分も大きい。
製品が元々違法改造され易い構造だったことをメーカーや社長が認識していたとしても、意図的ではないとか、合法的なチューンナップをし易くしてると言えば、それで通ってしまう。

対する「タナカ」の場合は、例えそれが“無理矢理”導かれた結果だったとしても、警察の検証で“クロ”と正式に判定されたからには、それを製造販売し、在庫を倉庫に置いていた事は“銃刀法違反”の容疑となり、逮捕でも摘発でも検挙でも、なんだって出来る。
当該製品を改造したり、それを使った事件が起きていない段階での異例摘発と言われても、事件が起きる前に“未然に防いだ”という大義名分があれば、警察の捜査を疑問に思う者は(少なくとも世間一般では)誰も居ない・・・

理不尽な話ではあるけど、法律的は間違ってない辺りが余計に悔しい。
それでも、その上でやっぱり今回の逮捕理由にはどうにも合点がいかないものも確か。

また長くなりそうなので、今回も話を分けます。
以後の話は、また明日以降に・・・(つづく)
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by yaskazu | 2008-12-05 23:53 | 社会 | Trackback | Comments(0)
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