今回は敢えてメーカーを擁護してみる
“カシオペア”と言っても「ゴレンジャー」ではない。

などと、分かる人にしか分からないボケはさておくとして(・・・(^^;)、2〜3日前からテレビや新聞等で報道され、ネット上や個人ブログなんかでも結構な話題になってるこのニュース。

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もう10年近く、モデルガンもガスガンも新規には購入していないし、雑誌等も殆ど読まなくなって事実上冬眠状態ですが、幾度か公言してるように鉄砲も趣味のひとつとしている私にとっても、これはちょっと捨てておけない話題です。

以前、同様の話題を前のブログで取り上げた時は、危険な商品を売ってしまったメーカーに対し、率直に怒りをぶつけた記事を私は書いています。
コレがその時の記事)
しかし今回の件に関しては、確かにメーカー側の責任も大きいとは思うけど、前の件とはちょっと事情が違うと思える部分があり、一概にメーカーだけを叩けば済む問題とは言えないと言うのが私の率直な印象。

なので今回は敢えてメーカーの擁護側に立ってみたい思います。



先ず私が最初に驚いたのは、この槍玉に挙げられたメーカー「タナカ」というのは(あくまで私の主観である事をお断りした上で述べさせてもらえば)そんな凶悪な商品を売る様な悪質業者には思えなかった事。

いや、私が単に“たまたま”か、不勉強かで知らなかったのか、或いは私が離れてた10年の間に変わってしまったのかは分かりませんが、少なくとも自分がよくモデルガンやガスガンを買ってた頃は、構造上多少ガス漏れ等が起き易いとかの“持病”を持つ製品もあったものの、決してそれらは危険に繋がる様な物でもなければ、銃刀法や業界の自主規制に触れる様なものではなく、それらに準じた上でなおかかつリアルでマニア好みのする“良質な商品”を作ってる、比較的優良なメーカー・・・というのが、私のこの「タナカ」に対する印象でした(所持してる物にはお気に入りの物も多いしね)

今回の件に関し、現時点(08.11.11.現在)で「タナカ」側の正式なアナウンスが無いのは気になりますが、業界同士が自主運営する協会「ASGK」のHP中には、下記の様な文面が発表されてます。
かなり長いので無理に読めとは言いませんが、要するにこの件に対する釈明のような物です。

(株)タナカ カシオペア製品について

ちょっと協会側の言い訳めいた態度や、保身に走ってる辺りは頂けませんが、これを読む限り「タナカ」側は“改定銃刀法”や“協会自主規制”に適合する安全な商品を研究開発する企業努力を惜しんではいなかった事や、実際の商品も十分にそれら満たす物だったらしい事。
それでも、万が一の危険性を100%払拭出来なかったのも事実で、協会の立場では自主規制の規約の合格証“ASGKマーク”の発行を見送らざるを得なかった(事実上発行出来なかった)事や、「タナカ」側も、それを待たずに製品を見切り発車的に販売してしまった(せざるを得なかった)事等が分かります。

で、この辺りが私が今回はメーカー側の擁護に立ってみようと思った理由のひとつ。

以前私が噛み付いたメーカー「デジコン」は、ノーマルの状態でも業界自主規制の基準を遥かに越えるパワーを持つ製品を開発&販売し(そのために「ASGK」にも加入すらしていなかった)、更に法律に触れる様な極悪改造の出来る違法パーツをシロウトでも簡単に組み込める構造である事や、なおかつそれが実際に犯罪に使用され、負傷者や器物損壊等の実害が多発してた事を認識しながら、それに対する改良や改修も自社では行わず、あまつさえ“買うのも改造するのも犯罪に使うのもユーザーの責任、自分達の商品は優れてるから売れている”と言い放った上、尚も当該商品を売り続けようとした悪質窮まりない業者だったから。

それに対し今度の「タナカ」の場合は、“カシオペア”と呼ばれる新しいシステムを持った製品の開発をする一方で、それを法律や自主規制に適合し、違法な改造がされる事の無い物にする努力を怠っていなかったのが伺える事。
そして、既に発売されているこの製品が警察の指摘を受けた時、速やかに出荷停止して判断を待つ真摯な姿勢を見せた事。
つまり“メーカーとしての最低限の倫理観”を持っているか否かというのが実は大きなポイントな訳で、この一点に置いて私は「タナカ」を擁護してみようと思った訳です。

とは言うものの、協会が合格証の発行を躊躇するような不安要素を残したまま、また発行を受けないままで製品を販売してしまった「タナカ」の責任は大きいと思うし、幾ら(販売停止にする様な)権限までは持っていないとは言え、なにかしらの対策も出来なかった(しなかった?)「ASGK」も、その存在意義を問われて然り。
その点に関しては、私も全く擁護するつもりは無いし、世間にもユーザーにもしっかりと謝罪し、納得のいく誠意を見せるべきだと思います。

ただ・・・

今回のこの件に関しては、私は別の部分でどうにも腑に落ちないところがあり、それもまた「タナカ」側を擁護してみたいと思った理由でもあります。

長くなってしまうので、それについては明日以降改めて記事を書いてみたいと思います(この稿つづく)
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by yaskazu | 2008-11-11 23:20 | 社会 | Trackback | Comments(0)
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