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残さず食ったら腹が出た
今日の昼飯はスーパーの弁当。
コンビニ弁当も含め、ああいう類の物は総じてカロリーが高いから、全部食ったら確実にまた太ると思いつつも、食べ物を残すなんて勿体無くて出来ない私は残さずに全部食べました。
こんなんだから、メタボ腹になっちゃうんだよなぁと、ポンポンと自分の腹を叩いてみる(笑)

しかし、マスコミも政府も挙って食糧問題を(半ば脅迫気味に)伝える一方で、メタボ診断みたいなものを制度化して、カロリー制限しましょう、ダイエットしましょうなんて言っている。
特に、“健康番組”みたいな手合いの物とかは、今日私が食った弁当なんかはカロリーが高すぎるから控えるようにしましょうなんて言ってたりしますが、それは言い換えれば“食べ物を粗末にしましょう”って言ってるのと同じなんじゃないかと、屁理屈言いのヲタおやぢは思ってしまう訳ですよ(^^;

勿論、世界的な食糧問題は重要な事です。
環境サミット前後の頃に、TVやマスコミが重々しいBGMや深刻な口調のナレーションを使い、競うように流してた環境問題や、アフリカの現状、日本の食品の輸入率や自給率の問題とかの番組。
確かに真剣にみんなで考えなきゃいけない事だとは思います。

けどね、そういう“大きな事”を考える前に、もっと自分の“身の丈”にあった部分から考える事も大事なんじゃないかな?



一番最近で言えば、どっかの鶏肉屋のオヤジみたいに“みんなやってるから”“儲かるから”なんて、悪びれもせずに堂々と言ってのけちゃう“食品偽装”なんていう言語道断な連中を生んでしまうのも、一方でヤツらの中の誰かが言ってた“安くて良い物”“何が何でも国産物”を買い漁る消費者も悪いって言い分も、悔しいけど一理あると思うのですよ。
勿論、だからってヤツらの行為を許す事は出来ませんが、私が一番許せないのは連中が“食い物を蔑ろにしてる”って事であり、ヤツらにそういう事を言わせてしまう状況を作り出してる世の中です。

もっと身近な例を上げてみましょうか。
多分、大抵の人が経験あると思うのですが、正直言ってとても人間の食えるシロモノじゃない様な物しか出せないくせに、一丁前以上の金額を請求するような店ってのは、それだけで客は勿論、食い物をバカにしてるし、食材を侮辱してます。

もっと言えば・・・

ここからは全ての主婦、お母さん方、等々を敵に回すであろう事を覚悟で、敢えて書かせていただきます。

料理が出来ない、下手くそだって一般の主婦も、そういう意味では同罪な部分もあると思います(嗚呼、言ってしまった・・・(^^;)

いや、下手なだけなら努力次第で上手くなる事もあるだろうし、得手不得手ってのはどんな人間だってあるんだから、どうしても料理が出来ないって言うならそれはそれで一向にに構わないし、恥じる事ありません(実際、わしだって料理出来ないし(^^;)
ただ許せないのは、そこで努力を放棄したり、出来ない言を素直に謝らないで言い訳や責任転化をしちゃう事です。

例えば、自分が料理が下手な事を棚に上げて、それこそ先に書いた様な新聞やテレビでやってたような食糧問題を引き合いに出してきて、勿体無いから我慢して食えって言うのは、それはただの問題の摺り替えに過ぎません。

更に始末が悪いのが、自分の作る料理が不味いって事に気づかないで理屈ばっかり言う類の人。
ダンナが、カレシが、子供が、自分の作った物を食べてくれない事に腹を立てて、やっぱりテレビとかどっかの本や新聞に書いてある様な御題目をつらつら並べて説教を始める・・・
けど、男が奥さんやカノジョやお母さんの作った物を理由もなく食べないって事は多分ありません。
大抵の場合、単にその料理が美味しくない(美味しくないのが最初から分ってる)って言う、窮めてシンプルな理由だったりするもんです。

だったら美味しくないって言ってくれればいい・・・と、思われる事でしょうが、こういう場合は多分女性の方が実権握ってたり、いつも不機嫌に目を吊り上げてたりで、“不味い”なんて事(恐ろしくて)口が裂けても言えない空気が漂ってる(^^;
自分がそういう空気を作ってる事に気づいてないから、自分が下手だって事にも“気づけない”んですね。

言い過ぎなのを十分承知で述べさせてもらえば、どの場合も料理が上手くないって時点でせっかくの食材を台無しにしてしまってる訳で、それを自覚できればまだしもそこで言い訳や問題の挿げ替えに走ってしまう事は、ある意味一連の食品偽装やら客をなめたメシ屋以上に申し訳ない事をしてるんだって事に気づいてほしい。

食べ物を大切に思う気持も、家族との絆も、そういう自分自身の足場を見直す事から始まると思うし、それも出来ないで社会の事や世界の事もないだろうと思います。

大体、饑餓地帯や貧困地区を引き合いに出して“食べ物を大切にしましょう”なんて言いぐさ自体が、既に上から目線の“持てる物の理論”“逆差別”でしかないでしょう?
そういう事を口にしちゃった時点で、その当事者の人達に対して地面にめり込む位に土下座しても足りないくらい失礼な事をしてるって自覚を持つべきです。

そして、それが上から目線の失礼千万な理論であることをちゃんと認識した上で、だからこそやっぱり食糧問題や環境問題は大切なんだって風に考えなければ、今のエコブームなんて結局政府やマスコミの作った、文字通り“ブーム”だけで終わっちゃいますよ!

エラソーな事を言いやがって、お前は何様だと思われちゃうでしょうね(^^;

確かに、本当に深刻な飢餓に苦しんでる国や人からは比べるべくもありませんが、私だってそれなりに食べ物の大切さは分ってるつもりです。

東京で独り暮らしをしている時、カップラーメン主体の食生活だったのは、そうせざるを得ない経済状況だったから。
それでもカップラーメン食えたらまだ良かった方で、塩とコショウで炒めただけのニンニク“ひとかけら”と茶碗一杯の御飯だけで夕食済ませた時の切なさは今でも忘れられません。

仕事の極度のストレスで十二指腸潰瘍を患って入院した時、物を食べたくても食べられない、無理に食べても身体が受け付なかった時は、お金がなくて物が食べられなかった時以上に悔しくて切なかった・・・

私が好き嫌いが目に見えて減った事や、よほど酷い物でない限りは少々美味くなくても出された物は極力残さずに食べるようになった事、残すのが勿体から自分の限度を越える量は注文しない様にする・・・
これらは間違いなくこの頃の経験があったからで、食べ物と言うのが如何に有り難いか、食べれると言う事が如何に幸せな事なのかは、自分なりに身に染みてるつもりです。

だから・・・・

だから、私利私欲で偽装食品を流通させる様な連中も、不味い料理を平気で出す飲食店も、自分の料理の下手さを聞きかじった屁理屈で誤魔化す様な主婦も、私の目には“食い物をバカにしてる”って意味ではみんな同じに見えるし、許せないんです。

改めて言います。

食品問題や環境問題は真面目に考えなきゃならない大切な事です。
しかし、先ず自分自身の周りの事や足元の事を見据え直してから大きい事を言え!
食品問題を何かの言い訳や問題の挿げ替えに使う様な事は、犯罪に手を染める以上に、ある意味罪深いと、私は思います。

私はそういう“信念”があるから、食べ物に対しては(いい意味で)貪欲でありたいと思います。
このメタボ腹は、そういう“信念”の代償なんですよ!(←テメェ、それが既に言い訳だろう!(^^;)
by yaskazu | 2008-07-12 15:01 | 日々の戯れ言 | Trackback | Comments(0)
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