ヒーローの旅立ち
2月になってから社会派な話題が中心になってましたが、その間に特撮ファンにとっては、ちょっと淋しい事が起きていたんですね。

伊藤慎、事務所移籍のお知らせ

“平成仮面ライダー”で、長年に渡って主人公のライバルとなるライダー(“ナイト”や“カイザ”“カリス”に“ゼロノス”等々)や怪人キャラクター(“ホースオルフェノク”や“ジョーカー”等)を演じ続け、「響鬼」では主役ライダーの“響鬼さん”(敢えて“さん”づけで呼びたい!)を、最近では映画「仮面ライダーTHE NEXT」で“V3”を演じ、活躍されていた“伊藤慎”さんが、所属していたREDアクションクラブを退団してタケシレーシングに移り、今後はカースタントやバイクスタントを中心に活躍されるという事ですが、つまりはもうスーツアクターとしては身を退くという事になり、個人的に“伊藤ライダー”が好きだった自分としては少し淋しい事ではあります。



“昭和仮面ライダー”を代表するスーツアクターさんが“中屋敷鉄也”さんなら、“平成仮面ライダー”を代表するのは、これはもう間違いなく“高岩成二”さんで、それに関しては私もなんの異論もありません。
アクションだけでなく、演技力や存在感、どんなキャラクターでもこなしてしまう“幅の広さ”等、全てにおいて頭ひとつ抜けてると思うし、それこそ「電王」はこの人の力が無かったら成立しなかったと、本当にそう思います。

その上で、やっぱり私は“伊藤慎”さんの演じるライバルライダーや怪人キャラクター達が好きでした。
“高岩ライダー”とはまた違ったベクトルを持つオーラを、“着ぐるみ”やTVの画面(或いは映画のスクリーン)を通して放ってきていて、時にそれは高岩さんの演ずる主役ライダーをすら凌駕するほど強烈でした。

“伊藤ライダー”の魅力のひとつは、やはりあの長身と長い四肢で、なんと言うか・・・立っているだけで“美しさ”があるんですよね。
そして、そのスタイルのいい肉体から繰り出されるシャープで切れのいいアクションも、凄く“絵”になる。
高岩ライダーがアクションと演技力で見せていくのに対し、姿や動きを絵にして魅せていくのが伊藤ライダーの真骨頂だったように思います。

伊藤ライダーの魅力が最も端的に現れてるのは、やはり平成ライダーの中で有一主役ライダーを演じた「響鬼」の、主題歌「少年よ」のCDジャケットにも使われた、青空をバックに屋久島の大地に立っている響鬼さんの写真でしょう。
勿論あれは写真そのものがいい出来だって事もあるんですが、あの写真の響鬼さんの立ち姿の美しさは、伊藤ライダーの全てを物語っています!(「THE NEXT」の販促に使われた“炎の中のV3”も捨て難いけど)

今回の件は、ファンとしては“スーツアクター”としての伊藤さんが見れなくなるのは淋しい事ですが、きっと伊藤さん自身も色々と考えられた上で、決められた事なのでしょう。
同じスタントでも、スーツアクションと車輌スタントとは全く別、畑違いと言ってもいいくらい違うものです。
もしかしたら、伊藤さんはそういう“畑違い”のものに敢えて挑戦する事で、スタントマンとして、役者としての自分の幅を広げようとされてるのかも知れません(アスリート精神ですな、むしろ)

ならば近い将来、車輌アクションもスーツアクションも、顔出し演技も、1人でこなせるようなマルチアクターの伊藤慎が見れる日が来るかも知れません。
その日を楽しみに、伊藤さんにエールを贈りたいとおもいます(^^)

仮面ライダー響鬼テーマソング「少年よ」
布施明 / / エイベックス・トラックス
ISBN : B0007N36CE
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まるでアニメの設定画の様な美しいシルエット、これぞ“伊藤ライダー”の魅力!
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by yaskazu | 2008-02-20 00:38 | 特撮 | Trackback | Comments(2)
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Commented by 埴輪 at 2008-02-20 16:48 x
もしも(THE NEXT)の次があるなら、伊藤さんのバイクアクションもあるのではないかと、ひそかに期待しています。
Commented by yaskazu at 2008-02-21 00:10
>埴輪様
そうですね、あるといいですね(^^)
バイクでウィリーで走ってきたり、爆破の中を駆け抜けてきたライダーが、そのままバイクから飛び降りて決めポーズをとるまでを1カット長回しで見せる、なんて神技みたいなシーンが見れたら凄いでしょうね!
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