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電王.第47話
仮面ライダー電王
第47話「俺の最期にお前が泣いた」脚本:小林靖子 監督:長石多可男

嗚呼、風邪引いた!

遂に、文字通り“クライマックス”突入と言う事で、怒濤の最終3部作1発目の感想です!
今回はなんと言ってもキンタロスに始まり、キンタロスに終わるとでも言った回。
キンタロスの“漢”っぷりに、TVの前のみんなが泣いた!・.・つДヽ)・.・

では、今回のポイント。




※あけましておめでとうございます!
また随分と正月してますねぇ〜(笑)
と、本当に和みムードな、いつも通りの食堂車の風景ですが、それ故に今回のラストシーンへの布石なんかが、後になってから観ると逆に切なくなっちゃうという・・・(^^;

※まーさーにラストバトル!
駅長とのチャーハン対決に燃えるオーナー!
ここも、一見いつも通りのお笑いシーンなんですが、オーナーの言葉には常に何かしらの“含み”があるのももはや定石。
“まーさーにラストバトル!”は、チャーハン対決だけではない、正しく文字通りの意味も含んでるんですね。

※オープニング
今回は“キンタロスバージョン”でしたが、OPだけでなくCDのCMのナレーションもキンタロス!
なんか、この時点で既に“泣かそう”としてやがるな、スタッフめ!
OPのタイトルバックのタロス衆のPV映像も、な〜んか“思わせぶり”だし、ノリが明るければ明るいほど余計に“泣けるでぇ”になっちゃうんですよねぇ(^^;

※神技
駅長の“スプーン捌き”をマスターしたオーナーに対し、今度は“目隠し”をして勝負に挑むという、更に上を行く技を見せた駅長!
正に“アスリート同士”の対決の様を呈するチャーハン勝負!!・・・・って、いったいなんの試合なんだか(笑)

※久々炸裂
オーナーの意味深な発言から、もうすぐ未来が決まるんじゃないかと推察するウラの言葉を“下らない”とモモが一蹴した事から始まる2人のケンカ。
なんか、この2人がケンカするって言うのも久しぶりって感じですが、そういうちょっと“懐かしさ”すら感じるこの空気も、残りの展開考えるとちょっと淋しい気になりますねぇ〜
この時、リュウタがモモの頭になにげに“だいだい”を乗っけてるのが笑えます(^▽^)

で、そのモモ&ウラを止めたのがコハナちゃんが2人に放った“みぞおち”への一撃!
このところドラマ部分の展開が中心だったから、こういう「電王」のお馴染みなシュチュエーションも久しく見なかった気がするな。
コハナちゃんが身体が小さくなった分、拳のパワーは増幅されてるなんて設定、忘れてたよ(笑)

この一連の“和み”シーンも、もう見納めだよって意味の“ファンサービス”なのかなぁとも、ちょっと思ったり・・・

※お前の望みを言えっちゅうやっちゃ
書き初めに絡めてキンタロスが良太郎になにげに言った“お前の望みを・・・”が、実はあんな風に繋がってるとは・・・
最初からキンタが“そのつもり”で言った事なのかどうかは、ちょっと微妙かなと思える部分もあるんですが、この時既に指先の粒子化が始まっていたのを見れば、少なくとも“なにかしら”の覚悟めいたものは決めてたと思っていいでしょうね。
そして多分それはウラタロスも同じ事で、そこが恐らく次回へと繋がっていくのでしょう。

しかし、もしキンタが最初から良太郎を“引っ掛ける”つもりで言ったのだとしたら、ある意味ウラ以上の詐欺師の才能だな(^^;
てか、良太郎が“これからもモモタロス達と一緒に戦って行けたら・・・”って、ああ言う事は分かった上であってるんだろうしね。

キンタの“笑うで”の書き初めも、今思えばラストシーンへの布石だったのかも知れません・・・

※うわぁ〜、縁起悪ぅ!
正月早々神社で思いっきりコケるとは、良太郎の運の悪さは2008年も絶好調といったところか?(笑)
しかし、草履の“鼻緒”が左右両方ともブチ切れるとは、確かに縁起悪過ぎです(^^;

※お前がろくでもない特異点だからだ
カイと大量発生したモグライマジン&その他諸々とのやりとり、あのシーンちょっと分かり辛く感じたんですが、つまりイマジンたちはカイの事を“特異点のクセに桜井やら電王やらにやり込められてばかりで、本当に頼りないボスだよな”って思ってて、カイの方はそんなイマジンを“人の記憶が無ければ姿さえ成せない、存在すら出来ないヤツらを、俺の記憶で存在させてやってんだから文句言わずに言う通り働けこのゴミども”みたいに思ってるって感じでしょうか?

どっちに分があるかと言えばそりゃ圧倒的にカイの方で、それを見せしめるために一体のモグラを簡単に消してみせ、この時代を手に入れる事はお前らが好き勝手できるって事だというのををエサにして、いい様に使い捨てようとしている。
なんか、こういう上司の下で働かされたら嫌だよなぁって言う典型的なタイプだと思うんですが、どこの会社にでも大抵1人は居そうなヤツだよなぁ(苦笑)

※侑斗が椎茸好きになります様に、侑斗の椎茸嫌いが直ります様に
同じだろ!(笑)

※七五三みたいだね・・・(^▽^;
あの派手な緑色はともかく、なんであんなに“ちんちくりん”なのか?(笑)
いや、アレを一生懸命縫ってるデネブの姿を想像すると“泣けるでぇ”な図ですが、それを“仕方ない”と言いながらもちゃんと着てやってる侑斗のツンデレも、中々“泣けるでぇ”なんじゃないかと(^^)

※あの日、姉さん達が何をしようとしたのか、何をしたのか・・・
次回予告で聞こえたアレが本当だとしたら・・・・うわぁあぁ、良ちゃんったら、もうスケベ!
そりゃ幾ら天然な愛理さんだって、弟に“あの時しちゃったの”とか言えないでしょうから、隠しますって(コラコラ(^^;)

・・・・ブ!(鼻血)
いかん、想像しちゃったよ“18禁映像”(お

まぁ、それはいいとして(よくねぇよ!(^^;)
良太郎の記憶の欠落と、桜井さんと愛理さんの“秘め事”(なんて書き方すると余計にスケベに聞こえる(^▽^;)とに大きな関係と鍵があるのは間違い無さそうです。

この一連のシーン、例によって侑斗の“ツンデレ”が全開してますが、もはや良太郎も視聴者もそれを当り前みたいに受け入れちゃってる辺りは、ある意味微笑ましい(^^)

※過去でイマジンが暴れている!
なんかこのイキナリの急展開ぶりは、まるで某超星神シリーズみたいだな(^^;
それはいいとして、この2人(特に侑斗)は、あの着物の下のどこにあの服着込んでたんだ!(笑)

※親切で教えてくれる訳がない
余程のバカでも、これが過去と未来に戦力を分散させるカイの罠だって事は分かるでしょうが、それ故に愛理さんと過去を守るため、各々の敵地へ向かう良太郎と侑斗。
侑斗は良太郎に過去へのチケットを、良太郎は侑斗に桜井さんの“過去が希望をくれる”の刻印が入った懐中時計をそれぞれに交換し合うシーンは、これまで築いてきた信頼を確認しあっているみたいで、印象的でした。

※過去も今も未来も守りきって、姉さんと桜井さんに思いっきり文句いってやろうよ
凄い修羅場になりそうな気がする(笑)

※2000年6月16日
大量発生のイマジン軍団に、1人斬り込んで行く良太郎=ライナー電王。
相変わらずどこか頼りないと言うか、心許ないけれど、第1話で初めてプラットフォームに変身した頃に比べれば、随分逞しくというか、ヒーローっぽくなりましたね、良太郎(^^)

※大して強くはないみたいだけど・・・
いや、モグライマジンには相当苦戦したはずだし、まして戦ってるのが良太郎って事を考えれば、やはり“再生怪人は弱い”っていうパターンの実証なんでしょうか?(笑)
その“差引分”を、べらぼうな数で埋めようとしている様ですが、確かに“キリが無い”ってのが一番厄介ですからねぇ・・・(^^;

※早く逃げろ!
案の定2008年で愛理さんを襲ってきた“居残り組”のイマジン達。
侑斗が愛理さんを逃がすのは良いとしても、あの場にカイが居ない事を見れば余計に危険な事位は、ちょっと考えれば分かるはず(せめてデネブをガードにつけるとかさ)
いやまぁ、そうするとドラマが進まないんですがね(^^;

※お前の望み、果たしたで!
多勢に無勢で間一発の良太郎の前に加勢に来たのは、なんと“実体化”したキンタロス!
イマジンが実体化するのは憑いた人間との“契約”が必要な筈ですが、冒頭の書き初めのシーンで良太郎が会話の流れの中で言ったつもりだった事を、キンタロスは“契約”と見なして実体化したと言う訳ですか。

そしてその契約たる“みんなと一緒に戦って行けたら”を、モモタロス=股引、ウラタロス=亀ゼリー、リュウタロス=シャボン玉銃、キンタロス=金太郎人形にそれぞれ見立てた“4点セット”を良太郎に渡す事で契約完了。
そして、契約を果たしたイマジンは契約者から離れる事ができ、縛られる事なく自由に動ける様になる。
そこでキンタロスのとった行動は、自分がここで盾になって無数のイマジン達を食い止めてる間に、良太郎を愛理姉さんの元へ帰す事・・・

“4点セット”の契約完了は、良太郎でなくともムチャクチャだと思いますが、ここでイマジンは契約者の望みを勝手な解釈で果たすと言う元々の設定が生きてくる訳で、これを逆手にとったキンタロスの、一世一代の大勝負だったんですな。
送り返そうとしてる割には、ベルト奪って自分がキンタ電王になってたんじゃダメじゃんかとも思いますが、ここはキンタロスの最後の“見せ場”だと言う事で、単純にその“勇姿”を胸に刻み付けると言う事でいいんじゃないかと(^^;

※なんで俺があんな股引なんだよ!
股引もアレだが、ウラが“亀ゼリー”ってのも大概だと思う・・・ちゅうか、なんとかマトモなのは自分の身替わりの“金太郎人形”だけじゃねーか!(笑)

この状況で、モモにああ言う突っ込み入れさせるる辺りが実に「電王」らしいいんですが、コハナちゃんの“そんなのどうでもいい”も随分な言い草だ(^^;

※ただ消えるだけなんて、キンちゃんには我慢できないし・・・
キンタロスの行動の理由は、このウラの言葉が全てを表していると言って良いでしょう。
ここで初めて、ウラばかりかモモタロスにまで“粒子化”現象が表れてる(リュウタロスには出ていない様なのは、単に編集の都合なのか、リュウタが最後まで残る事への布石なのかは不明ですが)のが判るのですが、キンタの気持が分かり過ぎる位分かるからこそ、ああいう“出し抜かれ方”をされた上に、それをどうする事も出来ない“もどかしさ”が、モモをイラつかせ、皆を沈黙させちゃうんですな。

※クマちゃん、もう戻って来ないつもりだ・・・
実体化してしまえば、良太郎とチケット共有だったキンタはもうデンライナーには戻れない。
つまり、ここからもキンタが最初から覚悟の上での行動だった事が読み取れる訳ですが、これに最初に気づいたのがリュウタってもミソ。
リュウタは他の3人と違って最初から良太郎と共有しない、固有のパスを持っていたからこそ、逆にキンタロスの“心づもり”が判ったのでしょう。

この辺りからみても、なんかリュウタは最後まで残りそうな気がするんですよねぇ。

※俺は自分より、この時間を守りたいと思うとる!
良太郎に拾われなければ、とっくに消えていたはずの命・・・
そればかりか、過去を持たない自分達に“時間”を、“記憶”を、“思い出”をくれた良太郎に対する、深い感謝と友情の気持が、そしてその沢山の“大切なもの”を守りたい気持が、キンタロスを突き動かさせている。
そして多分、それは他のイマジン達も同じ事で、以前モモタロスも言っていた事。
図らずも、それを最初に実行したのがキンタロスだったと・・・

もう、この辺りから既に涙腺は緩みモードになってきちゃいますが、やはり他の敵イマジン達とモモ達の最大の“違い”は、良太郎に出会ったか否かだったんでしょうね。
同じ特異点でありながらも、カイがイマジン達を虫ケラの様に道具扱いするのに対し、良太郎の優しさと心の強さは、元来エネルギー体に過ぎないイマジン達にさえ“心”を与えてしまう。
キンタが言った通り、それは本当に“凄い事なんや!”なんですね。

※クマ公は置いて行く!
決断したかの様に、そう言い切るモモタロス。
それはキンタロスの覚悟を、侠気を、そして自分達と同じその“想い”を認め、それに応えるために、果たさせてやるためには、そうする事が一番だからなんですね。

“漢”が“漢”の決意に応える・・・、なんか実にモモさんらしいじゃないですか(^^)

※おおきに・・・
キンタロスの心をしっかり受け止めた良太郎も、それに応えるために遂にてデンライナーに乗込む訳ですが、残されたチケットに刻まれた“2000年6月16日”の日に、必ず迎えに来ると誓います。
それが聞えたかどうかは分かりませんが、更に迫りくる無数のイマジン軍団を捌きながら、デンライナーのドア越しの良太郎にキンタが呟く一言・・・
「おおきに・・・」
うわぁあぁあ〜〜、このシュチュエーションでそれ言いますかぁ!?、もう完全に涙腺崩壊しちゃうじゃないですかぁあぁ!!

そして、走り去って行くデンライナーに大きく手を振るキンタロス。
その姿に“クマちゃん、クマちゃ〜ん”“キンタロス〜”と、叫ぶリュウタロスにコハナ。
カウンターに腕をかけて押し黙ってるモモタロスに、何も言わずに背中を向けてるウラタロス・・・
思い思いの仲間への別れの姿に、更に涙腺は全開状態に・.・つДヽ)・.・

※俺の強さは、やっぱり泣けるで!
倒しても倒しても、際限なく出てくるイマジン達の群れ。
絶望的な状況の中で、消え行こうとしている身体で果敢に挑んで行くキンタロス!

結局、キンタロスがどうなったかまでは描かれませんでしたが、今回のキンタロスのこの“散り様”に、泣いたTVの前の視聴者は数知れないでしょう。

・・・とか言いつつも、2000年のこの時期と言えば確か“アイツ”が居るはずの時間なんじゃないか?
あの後、ヤツが満を持して“降臨”したんじゃないかと、希望的見地をしているのは私だけではない模様(^^;

※なんでお前みたいなのが分岐点なんだ?
案の定、愛理さんの前に出てきたカイですが、なんだか正月早々晴着姿の女性を襲おうとしてる変質者にしか見えません(^▽^;
実際、愛理さんの記憶を探ろうと手を突っ込んでますが、わしだったら違うもの突っ・・・(ブ、ブ〜〜!)

てか、こういう状況はやっぱり読んでおかないと、せっかく過去と現在に戦力分散した意味無くなっちゃいますからねぇ(^^;

※空席
キンタが居なくなり、ポッカリ空いてしまったキンタの座っていた席。
みんなが押し黙り、重い空気の漂う食堂車。
ただ、乗降扉の前で立ち尽くす良太郎・・・

悲しい空気をはらんだまま、次回へ・・・

※次回予告
つ、次はウラが・・・・

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by yaskazu | 2008-01-12 20:50 | 仮面ライダー | Trackback | Comments(4)
Commented by なつめ at 2008-01-13 20:24 x
うわああん、もうキンちゃんかっこよすぎ。ウラも…。あと一回で終わっちゃうなんて悲しすぎ。正直、このイマジンたちにココまで惚れるとは…皮モエの私でも想像できませんでした。結婚するなら絶対キンちゃん。キンちゃん、惚れたでぇ!…正月早々、熱くなってスミマセン。テッチ(4月で四年生)はそろそろヒーロータイム卒業しつつありますが、私はビデオだって欠かさず見続けます!
Commented by yaskazu at 2008-01-14 00:11
>なつめ様
イマジン達のキャラの立ち方って、本当に凄いですよね(^^)
私もヤツらがここまでの“愛されキャラ”に成長するとは、正直思ってませんでした。

キンタの“侠気”は本当にカッコ良かったし、ウラの最後の“ペテン師”ぶりも、実にヤツらしくて良かったですよ。
次回は最終回、どんな結末を迎えるのかは楽しみですが、やっぱり「電王」はまだ終わってほしくないですよね。

私も、まだ当分はスーパーヒーロータイムからは卒業できそうにありません(^^;
Commented by at 2008-01-14 14:19 x
キンちゃんとのお別れ、覚悟して構えていたのに泣けちゃいました。
思えばキンちゃん、良太郎は二度目の契約者。その後、劇場版の影響で消えかけたりと…何気に時の荒波に揉まれてますよね。最終回でも是非出戻って今一度泣かせて欲しいものです。
ちなみに…
モモが股引だったのはともかく、カメが亀ゼリーだったところにキンちゃんの大人なイマジネーションを感じました。(笑)
Commented by yaskazu at 2008-01-14 20:50
>つ様
そうそう、分かってるんだけどやっぱり泣かされましたねぇ。
マンマと作り手側の思惑に乗せられちゃってるんだけど、こっちもそれで満足してるんだからいいやって感じで(^^;
最終回は王子も降臨なって噂もあるし、楽しみですね!(^^)

>>モモが股引、カメが亀ゼリー
あのチョイスのしかたが実にキンちゃんらしいというか、妙にシャレっ気が効いてますよね(笑)
しかも、しっかり自分だけは“マトモな物”にしてる辺りが、なんとも(((^▽^)))
ああいう状況でも、なお笑いのセンスを忘れない(しかも、それが“浮いた感じ”になってない)辺りが「電王」の良いところです(^-^)

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