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電王.第46話
仮面ライダー電王
第46話「今明かす愛と理(ことわり)」脚本:小林靖子 監督:舞原賢三

とうとう年を跨いでしまいましたよ、46話の感想(^^;
今更どうこう前置きをしても仕方ないので、早速本題入っていきますね。

それでは、今回のポイント。




※危機一髪やった訳やな
2007年1月10日に、カイによって齎された・・・筈の、大破壊と消滅した愛理姉さん。
しかし何事もなかったかの様に“現在”は存在し、時間は流れている・・・

その理由は、過去の出来事の影響を受けない特異点、つまり良太郎が未来の時間に存在する事で、良太郎の記憶を中心にして連鎖的に時間と世界が修復、再生されたからで、時折辻褄が合わないところが出てくるのは、その良太郎の記憶そのものに“欠けている”部分がある事に起因すると・・・

え・・・と、なんだか解った様な解んない様な・・・
この辺り、東映の公式HPで白倉Pが図解付きで解説されてますが、見てても却って頭がゴチャゴチャになってきちゃいますよ(^^;
まぁ、あまり深く考えないで“兎に角そういう事らしい”って事でいいんじゃないかと・・・(えー

しかし、それはあくまでも運が良かったに過ぎない訳で、ハナの場合は彼女の居た時間は消え失せて、特異点としての特性が働いたハナだけが取り残されて、存在し続ける事になってしまった・・・
どちらに転ぶのも五分五分だったという事で、正にキンタの言った“危機一髪やった”状況だった模様。
そうか、普段の良太郎の運の悪さは、こんな大事に殆どの運を使っちゃったからなんだな(妙に納得(笑))

それにしても、回想シーンとは言え“大っきいハナさん”の姿が久々に見れたのは嬉しかったな(^^)
白鳥百合子嬢の事に関しては、敢えてこの場では触れないようにしてきましたが、彼女がこの番組に対して今でも強い思い入れを持ってる事はブログを拝見してても伝わってくるし、後のシーンでカイが探った良太郎の記憶のものも含め、あの大っきいハナさんの映像は、スタッフ側のそんな彼女へのエールだったのかもしれませんね。

※オープニング
曲は“AAA”バージョンに戻ってましたが、それはさておき・・・
番組開始当初から“何かある”と言われていた、時間が逆行する中で特異点である良太郎と共に“普通に”動いてる愛理さんのカット。
今回その意味が初めて明かされる訳ですが、ちゃんと最初から物語の軸として構成されてた事だった様ですね。

※お前、酷くなってるな
カイの物忘れが酷くなってるのは、手に入れた筈のの過去が実は自分達の時間と繋がっていない事や、良太郎によって修復された時間の影響と言ったところでしょうか?
或いは、自分の身体を媒体にして過去へイマジンを送った後、過去のカイが消滅してしまう事とも関係があるのかも知れないな。

しかし特にそんな影響を受けなくても、“わし”の物忘れもどんどん酷くなってきてるぞ(^^;
・・・・はて、今日昼メシ食ったっけ?(゜▽。)?

※桜井は1人で必死に戦っていた
デネブがカイを裏切って桜井さんに憑いたと言うのは、ちょっと意外な感じもしなくはないけど、経緯を聞けばむしろ大いに納得。

イマジン達は各々の個性を強く持っていながらも、確固たる意志を持つものは少ない故、その行動を全てカイに仕切られている。
しかし、そんな中で“自分の意志”を持って行動する数少ないイマジンこそが、モモ達やデネブな訳で、そんな“強い意志”を持ったイマジンだからこそ、カイの呪縛を断ち切る事が出来た。

そして、愛理さんを、良太郎を、この時間を、全てを守るために懸命に戦ってる姿を見て放っておけなくなり、自らの意志で桜井さんに憑いた・・・
デネブは、桜井さんや侑斗に教わってああなった訳ではなく、元々ああいう人の良い優しいイマジンだった訳で、むしろちょっと嬉しい気分になりました(^^)

桜井さんが、侑斗にすら2007年1月10日に起きた出来事を知らせていなかったのは、やはり良太郎の失われた記憶にも関連する、本当に重大な事が関わっているからいるからなのでしょう。

※なついちゃおうかな?
桜井の望みが侑斗を戦わせる事だったのは、デネブにとっても意外だった模様。
巻き込んでしまった事をすまないと思う気持が、あれだけ“おかん”の様に接していた理由だったのかも知れません。
だから、そんなデネブに言った侑斗の“消えたら承知しねえからな”は、デネブにとってはこの上なく嬉しい一言だった筈(侑斗にとっても、今やデネブは有一の家族ですもんね)
侑斗の“ツンデレ”ぶりも中々可愛らしいですが、デネブの“なついちゃおうかな?”は、今の嬉しい気持を精一杯表していて、思わず萌えちゃいました(笑)

このシーン「タイムレンジャー」の終盤で、竜也とユウリが身を寄せて語り合うシーンに少し通じるものを感じましたが、こういう温ったかくて優しくて、そして少し切ないシーンを描くのは上手いですね、小林靖子さんは(^^)

※ずっとクライマックス!
そうか、この回を放送したのはまだクリスマスの時期だったんだねぇ・・・(^^;

ナオミの書いた願い事“食堂車がずっと満員でありますように”の短冊の裏に書いてあった“ずっとクライマックス!”は勿論モモが書いたんでしょうが、このちょと不器用な心遣いは如何にもモモらしい(^^)
その他にも、ツリーに飾られた短冊には色んな願い事が書いてあって楽しそうなんですが、私の解像度の低いテレビでは判読が難しい・・・(^^;

ナオミも、いつかはモモ達が居なくなってしまうかも知れない事はちゃんと理解している。
だからこそのあの短冊だった訳で、そんなナオミの気持をちゃんと分かってるから、モモ達は自分達からパーティーを始めようとしてるんですが、静かだった食堂車にヤツらが入ってきただけで、いつもの賑やかな空気に包まれるのは、観ている方も不思議な安堵感を感じるのですが、そうであればあるほど、もうすぐこの雰囲気が観れなくなる淋しさが襲ってくる訳で・・・

に、しても、キンタの板前姿は妙に似合ってるなぁ・・・(笑)

※欠けた記憶、繋がらない記憶
ミルクディッパーでも尾崎さんと三浦さんを交えてのクリスマスパーティー、ここもいつもの見慣れた安心できる風景。
でも、良太郎とコハナはちょっと深刻な表情で・・・

ここで、良太郎の記憶と愛理姉さんの結婚式の日取りとか、例の3つ目の懐中時計の本来の配達日“8月”等が、どうしても繋がらなかったりズレが生じてる事に改めて気づく訳ですが、これは年間通して描いてきた中で図らずも生じてしまった矛盾を纏めようとしているのか、或いはこれもちゃんと最初から計算した上で生じさせてるズレなのかは・・・ま、最後まで観ろって事ですな、結局は(^^;

※本当の鍵は、野上愛理
これはさすがにちょっと意外でした。
以前、侑斗が桜井よりも良太郎を優先して助けたのは、良太郎が本当の分岐点の鍵だったからだと思ったのですが、実はそれすらミスリードだったとは!
恐らくあれは、特異点である良太郎が居なくなれば未来が修復されないからって事もあったでしょうが、それ以上にあの時の侑斗は良太郎に対する友情が優先したって事でしょうか?(ホント、ツンデレだな侑斗(^^;)
どちらにせよ、姉は分岐点の鍵で弟は特異点、2人とも特殊な存在だったとは、なんという姉弟!(^^;

そして、桜井さんは事実を隠す為に敢えて自らスケープゴートとなって過去を流浪し、侑斗はそれを隠し通すために、良太郎にすらああいう態度を取り続けてたんですな。
今までカイだけでなく視聴者まで騙し通したとは・・・ホント最高って気がするよ(笑)

※2007年1月10日
これは同じ日付けでも前回の湖畔の時より少し前の時間という事ですか。
事実を知ったカイが愛理姉さんを直接狙ってアルビノレオイマジンを送り込んだ訳ですが、前回の湖畔シーンでは明らかにゼロノス=桜井さんを狙ってるから、その時のカイはまだ本当の事を知らない・・・・ん!?

え・・・と、やめよう、考えたら余計混乱する(^^;

※助っ人か
桜井さん登場で、まさかのWゼロノスとは!
緑と赤のゼロノスの“ダブルライダーキック”は文字通りのサプライズでしたが、中味は過去と未来の同一人物というのはかーなーり話がややこしい(^^;
まぁそれはいいとして、Wゼロノスがアルビノレオイマジンの攻撃を避けたらそれをもろに食らっちゃってるライナー電王の図というのが、なんとも・・・(笑)
ま、デンカメンソードで防御してる分、良太郎も成長してるって事なんですがね(以前だったらあのまま顔にでも食らって吹っ飛んでるところだろうし(^^;)

前回の湖畔の時も含め、この桜井さんは多分侑斗にゼロノスのベルトを渡す前の桜井さんで、これまで過去の時間に出没してた桜井さんより少し前の桜井さんって事なんでしょうな(嗚呼嗚呼!ややこしい!!!(^^;)

しかし、幾らWゼロノスと電王のタッグとは言え、随分アッサリやられちゃったなぁ、アルビノレオイマジン。
ま、つまりは“ノリのいい方が勝つ”ってモモの持論が証明されたって事ですか?(笑)

※いつか、未来が守られた時・・・
愛理姉さんが本当は全て知っていたと言うのも、意外と言えば意外ですが、重要なのは今はそれを忘れてしまってる裏には、なんとも深くて切ない理由があった事の方。

桜井さんと愛理さんの前にゼロライナーが現れたのは、愛理さんが“分岐点の鍵”だったからなのでしょうが、桜井さんがゼロノスになったのは、時間の運行を守ると同時に、自分の大切な人を守るためでもあったんですな。
そして、愛理さんはいつか自分の前にカイやイマジンが襲ってくるかも知れない事や、未来の良太郎や過去の侑斗と出会うかも知れない事も、きっと辛い思いをさせてるだろう事も予感していて、それを謝ろうとも思ってたのでしょう。
もっとも、良太郎が戦ってるとまでは思ってなかった様ですが、それに対して“仲間がいるから大丈夫”と良太郎が応えたのを聞いて、ドアの向こうで嗚咽しそうになるモモ達がなんとも愛らしい(笑)

愛理姉さんが、これから起きるであろう事を分かっていながらも、敢えて湖畔で下ろしてくれる様に頼むのは、その事(一旦カイによって世界が消滅する事)すら、次の未来を紡いでいくためには必要な事であり、その為に愛理さん自身が“桜井侑斗”の事を忘れてしまう事になったとしても、それが本当の分岐点の鍵を隠す事にも繋がり、結果的に時間を、未来を、人の大切な記憶の積み重ねを守る事になる・・・
そして、それは桜井さんがきっと自分を、時間を、守り通してくれると信じているからこそ出来た事で、桜井さんもまた、そんな愛理さんの想いに応えるために、例え彼女が自分の事を忘れていても戦い続ける決意をしたのだろうし、それを実行するために敢えてゼロノスのカードで愛理姉さんの記憶を消したのかも知れません・・・

嗚呼、なんて深くて切ない“愛と理(ことわり)”なんだ・・・

※最悪って気がするよ・・・
とうとう、ブチ切れしちゃったらしいカイ君・・・(^^;
頭上にウロウロしてた無数の光を一気に身体に取り込んで、大量発生させるモグライマジンの、山、山、山・・・
遂に、最終決戦が近づいてまいりました!

※次回予告
「俺の最期にお前が泣いた」
↑何?、このサブタイトル!
しかもあの予告・・・・あのシュチュエーションで“おおきに”って・・・
キ、キンちゃぁああぁ〜〜〜ん!

CLIMAX-D 仮面ライダー電王 リュウタロス
/ メガハウス
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こたえはきいてない!


装着変身 仮面ライダーゼロノス (ゼロフォーム)
/ バンダイ
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by yaskazu | 2008-01-02 15:46 | 仮面ライダー | Trackback | Comments(2)
Commented by 埴輪 at 2008-01-04 15:10 x
寝過ごしてしまって、今回の放送の後半部分しかみていない埴輪でございます。
最近物忘れがひどいので、失敗ばかりしています。
カイじゃないけど、最悪って気がします。

Commented by yaskazu at 2008-01-04 21:07
>埴輪様
色々とお疲れでなのでしょうか?
私も最近疲れが中々抜けずについうたた寝してしまったり、物忘れが酷くて、すっかり寄る年波を感じています・・・(^^;

ま、あまり考え過ぎずに、ケセラセラで行きましょう(^^)

今年もよろしくです〜
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