「THE NEXT」の感想、つづきです。
今回は前振りなしでいきますね〜 大体これで2/3位は消化したと思うので、多分次で終われると思いますので、よろしければおつきあい下さい(て、まだ続くんかい!(^^;) >淫靡!鎖鋸蜥蜴女 本郷達の前に姿を現わしたのは、最初の偽Chiharuが死んだ時に襲ってきた“チェンソーリザート” ここに彼女が居る事が意味するものは、風見もまたショッカーである事・・・ 本郷との戦いに“エクスタシー”を感じると言って、自分のおっぱいを手でゆする“ボヨヨンポーズ”は、正しく“PG12指定”です(^▽^; チェンソーリザートを演じる“益子梨恵”さんは、以前「千年王国III銃士ヴァニーナイツ」という深夜特撮番組で、3人のヒロインの1人“ラハミェル・ヴァニー=浅木あきら”を演じていた人ですが、番組自体がマニアックだからか、意外と話題に上りませんね(苦笑) この人といい、嶋田久作といい、シザースジャガー役の“田口トモロヲ”といい、なにげにマニアックなキャスティングはどなたかのシュミなんでしょうか?(^^; >その名はV3 変身した本郷ライダーとチェンソーリザートの戦いが続く中、ショッカーライダー達も出現して戦いの舞台は邸外へ。 邸内から出てきた風見の腰にはダブルタイフーンが出現し、その身体が強化服に包まれる・・・風見もまた“改造人間”だった! ここでまた、予告等で見られた“フェイスオフ”状態のV3=風見が本郷ライダーの腹にパンチを一発かますシーンとなり、その後マスクを装着したV3&ショッカーライダー達と、本郷ライダーとの激闘が開始されます。 この一連のシーンの中で、琴美が風見に対して“ちはるが心配じゃないのか!?”と訴えるくだりがあるのですが、これが風見を“目覚めさせる”鍵として、後に効いてくることになります。 >帰ってきた男 ここでメインで繰り広げられるのは、サイクロンに股がった本郷ライダーとショッカーライダー達の“オートバイ戦”。 ここはさすが劇場映画といったところで、ジャンプするバイクをCGで合成なんてケチなことはやらず、実際のオートバイを使ったスタントや、ナパームの爆炎の狭間を突っ走るサイクロンという、見応えのあるシーンを魅せてくれます(^^) しかし幾ら本郷でも多勢に無勢、段々旗色が悪くなってきて、V3の“ハリケーンアタック”を食らって吹っ飛ばされ、大ピンチに・・・ と、そこに響く別のエンジン音・・・そこに登場したのは“ライダー2号・一文字隼人”! サイクロンで突進して急ブレーキをかけ、車体を横に滑らせながらその勢いでジャンプして空中で1回転して着地、その場に居たショッカーライダーにキック一閃!、とかなりカッコイイ登場をしてくれます(^^) シュチュエーションとしては前作のクライマックスで、一旦は自分だけ逃げようとしながら、やはり1人で戦い続ける本郷を放っておけずに戻って駆け付けるシーンを彷佛させますが、一文字が戻ってきた事を、状況考えずに喜んじゃってる様子が仮面を通しても伺える本郷がなんとも・・・(笑) 何故、一文字がこの場所を知っていたのかとか、どういう経緯で本郷がこの事件に絡んでるのを知ったのかとか、そもそも一文字自身はなんでこの事件に絡んできたのかとか、その辺は不明・・・てか、結局最後まで一切明かされない辺りは実に井上脚本らしいところだ!(^^; まぁ、その方が“親友の危機に命を賭して駆け付けるもう1人のヒーロー”とか“男同士の繋がりに理屈はいらない”って部分は際立つだろうし、そういう部分を重視するのも“井上テイスト”なのも確か。 その割には、再会を素直に喜ぼうとする本郷に対し、ゴタゴタ言わないでそっけない返しをする一文字の図、とかに“一部の女性ファン”が萌えちゃうってのも十分に分かる(苦笑) しかしそれでも、一文字がこの事件に絡んできた経緯みたいなのは、例え一言のセリフだけでもいいから裏付けが欲しかったとは思います、おぢさん的には。 >お前はちはるじゃない! あぁ、なんだかこの辺りから記憶がかなりヤバくなってきてる・・・(やっぱ1回しか観ないでこのスタイルの感想書くのはムリがあるか?(^^;) ちょっと、シーンの順列とかが間違ってたり、話や展開がごちゃ混ぜになってくるかも知れませんが、御容赦の程を・・・(^^; 琴美の言葉が気にかかり、ちはるの元へ向かう風見。 確かこのシーンの前後に、風見がシャワーを浴びてるシーンがあるんですが、正直ヤローのヌードはいりません! PG12になって期待してたら、ショッカーライダー達も含めてヤローの裸率が上がってるのは如何なる事か! どうせなら琴美でもちはるでも誰でもいいから、とにかくオネーちゃんをもっともっとひん剥けぇ!! ・・・・て、確か前作の感想にも同じ様な事書いてたよなぁ、わし(^^; 久しぶりの兄妹再会ですが、風見の目の前のちはるは勿論“多分私は3人目”な偽のChiharu。 それでも偽のChiharuはバレない様に本物のちはるの様に振る舞おうとするものの、風見がプレゼントだと渡した時計を“これ欲しかったんだ”と受け取ろうとした時、風見は彼女が本物の妹ではない事を見破ります。 その時計自体に“鍵”があった事は勿論ですが、それを使ってまで彼女が本当の妹かどうかを試そうとしたところを見れば、近頃の“Chiharu”に対して肉親にしか分からない違和感を、風見が感じていた事を伺わせます。 改造人間となってショッカーの一員になっていても、妹への“想い”は変わっていなかった訳ですが、その想いがクライマックスシーンで悲劇として昇華してしまう辺りはなんとも皮肉です・・・ >ナノロボット計画 結局、真相を掴めないまま出てきた風見は琴美と本郷に遭遇、自分達の目の前で死んだ筈の“偽 Chiharu”がまだメディアに出ている事から、真相を確かめて“ちはる”の事を探ろうとやってきた模様。 そしてここで、風見の口から自分が改造人間になり、ショッカーの一員となった経緯が語られます(だったと思う・・・間違ってたらゴメンです(^^;) 数ヶ月前、通常通り業務していた風見の会社“エクサストリーム”は、ショッカーに最新テクノロジーである、細菌サイズのメカ“ナノロボット”の実験場に“勝手に”選ばれてしまい、液状ガスに紛れさせたナノロボットが換気ダクトを通してバラ撒かれ、その時兄“志郎”にアイドル“Chiharu”としてではなく、妹“ちはる”として会いにきていた風見ちはるや、志郎やチェソーリザートになる前の志郎の秘書を含めたエクサストリームの社員全員が感染してしまう。 そしてこのナノロボット活動は、感染した人間に影響が出始めるまでにタイムラグがあり、ちはるが次の仕事の為にすぐに兄の元を離れて現場に向かった事から、風見兄妹の悲劇は始まります。 ちはると入れ替わる様に傾れ込んできた、全身防護服姿の男達は、ここが危険な細菌に汚染されたという理由で隔離すると言い出します(自分らがやったクセに(^^;) それでも、いう事を聞かずにオフィスを出ようとした一社員を追った“田口トモロヲ”演じるメガネの男は、“シザースジャガー”に変身し、彼のいる通路の壁の向こう側から、まるで紙の様に壁を切り裂き、男の首を切断して殺害・・・首の無くなった男の身体が何歩か歩いて倒れるところはやっぱりコワイ(^^; 眼鏡の男自身は、ショッカー基地のあるレストランのオーナーとして既に登場してましたが、シザースジャガーはこのシーンが初登場、トモロヲ氏自身があちこちで言いまくってた“眼鏡をかけたまま”の変身、確かに堪能させていただきました(笑) やがて、感染した社員達の肉体に異変が起き始め、顔や腕、皮膚が焼け爛れた様に崩れる者、人面疽の如く腫れあがる者が続出、その殆どがそのままバタバタと倒れ、絶命してしまう・・・ 生き残ったのは風見志郎とその秘書の2人だけ・・・と、シザースジャガーと防護服の男達は、一斉に2人に対して“おめでとう!”の言葉と共に拍手の嵐を浴びせかけるという、前作で本郷が拉致られた時を彷佛させるシュチュエーションが展開されます。 ショッカーがバラ撒いたナノロボットは、人間を肉体の内側から造り変えて改造人間にしてしまう物であり、その改造に適応し、耐え切った者のみが“選ばれし者”となる。 志郎と秘書も、他の者同様に肉体に一瞬は異変は起きたものの、その後すぐに症状は消え、何事もなかったかの様に生き延びた。 そしてその時点で既に改造手術は完了しており、そのままショッカーの一員となった。 それが、志郎の会社で起きた事件の真相。 >古いんだよ、君は・・・ 改造人間にされた事を悩み、苦しんだ本郷と違って、風見は人を越えた力を得た事に喜びと優越感を感じ、ナノロボットによる“完璧な改造人間”である自分は、前時代の改造人間である本郷より強力である事を誇示するため、素手のままの一発で本郷の身体を宙に舞わせる(ここが、予告でもあった“古いんだよ、君は・・・”のシーン) ナノロボットによる改造は同時に脳改造も行うのか、改造自体が人格に影響を及ぼすのか、或いは(井上脚本的視点で見れば)普通の人間が大きな力を得た事で“負の心”に目覚めてしまったからなのかは分かりませんが、チェソーリザートにされる前の秘書だった頃の彼女は、聡明で清楚な優しいお姉さんといった印象だったのが、今や暴力にエクスタシーを感じる“どS”なエロ姉ちゃんだし、風見にしてもちはるに接してる姿はごく普通の青年だった(ズボンは変だったが(^^;)のに、今はただ自分の力に酔っているだけのナルシストに過ぎない。 そんな風見を一喝するのはまたもや琴美(結局この映画で一番自分の意志で行動してるのはこの娘なんだよな(^^;) お前の妹は自分の夢を叶えるために一生懸命生きて、輝いていたのにお前のそのていたらくはなんじゃボケ!(意訳あり)と言うその言葉に、再び心を揺り動かされる風見ですが、ショッカーの改造手術や精神支配がどれだけ強力であっても、大切な人を思う心までは束縛できないと言う事でしょうか? だとすれば、前作で本郷や一文字がショッカーの呪縛から離れた理由や、ショッカーからは逃れられなくとも最期まで互いを思いあっていた晴彦と美代子に通じるテーマ的なものを感じますね。 >バカな男2人 場末のバーで漸く一文字を見つけた本郷が、会いたかっただとか心配してたとか冷たいんだなとか言い出すもんだから、そんな“バカな男”に対する一文字の一言。 「男同士で気持悪い、そういう事は女に言え」 ごもっとも(笑) しかし本郷はこの時、一文字の様子がおかしい事に気づき、強引に手袋を引き剥がすと、そこからは黒いリジェクション液がポタポタと・・・ 一文字に起きている事、そしてそれ故に敢えてつれない態度をしているのであろう事を悟って、言葉を失う本郷ですが、だからこそ改めてそんな“バカヤローな男”に対する思いを深めたのかも知れません。 ・・・て、このシーン明らかに“狙ってやがる”よなぁ(^^; >お前は空っぽ そんな本郷と一文字の間に割って入ってきた風見は、2人に対して“傷を嘗め合い”かと嫌味めいた事を言った後、自分が必ず2人を抹殺する事を宣言する。 そんな風見に“昔の俺と同じだ”と告げた一文字は、更にとどめを刺す様に 「中味は空っぽだ」 と言い放つ。 これは一文字自身が言う様に、今の風見がかつての自分と同じだからこそ言える言葉であり、だからこそ説得力を持って響いてくる。 今の一文字は、ショッカーを裏切った代償として常に死と隣り合わせに生きているけども、それでも自分の選んだ道に後悔はしていないし、生きる事を諦めたりはしていない。 だからこそ、少なくとも今の風見よりはちゃんと“生きている”し、中味は空っぽなんかじゃないと自信を持って言えるんですな。 今度の映画では、このシーンの他にも一文字の放つ短い一言、二言が実に印象的なものが多く、出演シーンは少ないながらもしっかりインパクトを残す辺りが、却って“一文字らしさ”を醸し出しています。 そして、琴美に言われた“ちゃんと生きていない”と、一文字の“お前は空っぽ”という言葉は、風見の心に更なる変化を齎す切っ掛けとなっていきます・・・ >明かされる真実 グラビア撮影中の“偽Chiharu2号”が、突然顔面に激しい痛みを訴え混乱し出し、撮影現場は騒然な状態に・・・ そんな彼女を、どさくさに紛れて連れ出した琴美は本郷の元へと連れて行き、そこで驚くべき事件の真相が明かされ始めます・・・ それは2人の少女の、ほんの小さな妬み心が発端でした。 飛ぶ鳥を落とす勢いのスーパーアイドルとなった“Chiaru”の事を快く思っていなかった同じ事務所の2人の少女““谷口由香里”と“戸塚尚子”は、少し“痛い目”に遭わせてやろう、“ちょっと脚を挫く位”ならいい君だと、2人で共謀してChiharuを階段から背中を押して突き落としてしまいます。 しかし、Chiharuは思った以上の勢いで階段を転がり落ち、階下にあった配電盤に顔から突っ込み、その顔は醜く焼け爛れてしまいます。 Chiharuはすぐさま整形手術を受けるものの、結果は失敗・・・ 化物の様に変貌した自分の顔に耐え切れなかったChiharuは、病院の屋上から飛び降りて死んでしまったと“偽Chiharu2号”である戸塚尚子は告白。 事務所はChiharuが死んだ事を隠し、この世に“存在し続けるため”に、事件の主謀者である2人の少女を(多分、口止めの意味も兼ねて)偽のChiharuに仕立て上げ、商売を続けていたと言うのがひとつの真実。 しかし、ならばあの“包帯女”の正体は何なのか? 本当にChiharuの幽霊が人を殺していたというのか? そこには、更なる真実が隠されていた・・・・ と、いう事で更にパート3に続きます! ProjectBM! 仮面ライダー THE NEXT V3(12インチアクションフィギュア) / メディコム・トイ ISBN : B000VI06U0 スコア選択:
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| 2007-11-15 23:53
| 仮面ライダー
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