仮面ライダー電王
第23話「王子降臨、頭が高い!」脚本:小林靖子 監督:田崎竜太 1〜2話以来の“田崎竜太”監督登板。 暫く「電王」を離れていたのは、東映公式でも触れられてた様に「仮面ライダー THE NEXT」を撮っていたからですが、久しぶりに観てみると増々洗練された演出になってきたなと感じます。 いい意味で“アク”の強い石田監督の演出とか、凝った映像が特徴な長石監督とか、各々の違いを楽しむのもまた特撮ファンの楽しみのひとつですね(^^) 今回から4週程は劇場版とのコラボ週間と言う事らしく、新登場の“ジーク”と次回登場の“ウィングフォーム”はこの前後編のみの期間限定での登場と言う事です。 なかなか面白いキャラだけに限定ってのは少し勿体無い気もしますが、ほら、ファミレスとか定食屋とかでも“期間限定メニュー”って好評だったらレギュラーメニューに昇格なんて事もあるし、DVDとかも“BOX限定”の筈だったのが“好評により”バラ売りする事とかもあるしね(・・・なんか、嫌味っぽい書き方だな(^^;) んでは今回のポイント。 ※ねー デンライナー内に動物を持ち込んだ者がいるらしいという事で、オーナー&ナオミと、モモ&ウラの“ねー”合戦(笑) なんか、この辺りのキャラ同士の芝居の間と言うか、ボケツッコミの互いの息の合わせ方とか、この辺りはもうホントに実際観ないととても私の拙い文章では伝わらない位に“出来上がっちゃって”ますな(^^) モモの“ねー”を一回無視するウラの間のとり方なんて絶妙としか言い様がない(笑) ※それは誤解や! キンタロスは自分がイビキをかいてる自覚が無いようだ(w で、足元に“ぬくいもの”を感じたキンタが下を覗くと、そこにはキンタの足を電柱代わりにおしっこひっかけた一匹の小犬が出現、デンライナー内は俄にパニックに(笑) ※前に比べてかなり鍛えられたみたい・・・ あ・・・あれでか、良太郎?( ̄▽ ̄; まぁ、努力する事は悪い事ではないけど、良太郎の場合なんかもっと根本的な事のような気がする(苦笑) そんな良太郎が、ヘロヘロになりながらのジョギング自己最高記録“10分”を切ろうとした時、道端にいた“子猫”を拾うために強引に憑依したリュウタロスにより、敢え無く記録更新失敗・・・・(^^; ※神様・・・ 皆が小犬を捕まえようと大騒ぎになってる中、モモタロスはひとり悲痛な叫びをあげて小犬から逃げ惑う・・・って、まさかモモタロスが小動物がダメだったとは(笑) 散々逃げ惑った挙句に壁の“角”にベッタリ貼り付いて“神様・・・”って、ホントに萌え殺す気かよモモタロス(((≧▽≦))) 因みに、私は“ゴキブリ”が出現するとあの時のモモと同じ状態に陥ります・・・(苦笑) ※めっかっちゃった(^▽^) 悪びれもなくデンライナーの車内に沢山の犬猫&“変わった鳥”と“赤ちゃん”まで連れ込んでたリュウタロスですが、犬猫はともかくあんなに大きなベッドやら派手な装飾やらイマジンやらが今までよく見つからなかったもんだ(^^; よく見るとこのシーン、モモタロスが怯えたままでウラタロスに襟首摘まれて部屋に引き込まれてます(笑) ここまでくるとモモタロスと言うより“萌えタロス”だな(w ※オープニング ゼロノス&ゼロライナーのカットが追加になったり、モモタロスとナオミの2人だったカットが4タロス全員とナオミのものに差し換えになったりで、細かいところで変わってますが、なんと言ってもツボはラストのイマジンダンス。 画面4角のモモ達のダンスにデネブの“妙ちくりんな踊り”が乱入する様なカタチで追加になってます(しかも途中でコケてるし(笑)) ※ハナちゃんに殴られたぁ〜(((≧△≦))) 遂にリュウタロスにも振るわれたハナの鉄拳! 存在自体が厄介だった上、中味は丸々“子供”だった故に、さすがのハナもこれまで遠慮していたと思われたものの、遂に堪忍袋の尾が切れたってところでしょうか?(嗚呼、恐ろしい・・・(^^;) まぁ前回の良太郎の説得から、当面は大丈夫だろうって事が確認されたって事もあるのかも知れませんが、これでリュウタロスも正式に“身内として”認められたって風にもとれるかな? ・・・・嫌な認められ方だな( ̄▽ ̄iI ※わが名はジーク 赤ちゃんに危害が及ばない様に、鳥のイマジンを刺激しない様にとモモ達に念を押すハナさん、しかし“お手伝い”呼ばわりする鳥イマジンの高慢な態度に噴火しそうになるのを逆にモモ達に抑えられ・・・って(^^; 更にそのまま赤ちゃんを手渡され、怒った表情のまま無理矢理作った笑顔で“バァ〜” リアルに赤ちゃんが泣き出すんじゃないかとマジで心配したぞ(笑) その鳥イマジンが自ら名乗った名前は“ジーク”、気軽に“プリンス”と呼べばいいそうな(w ※随分と美味そうな名前じゃねーか 「アホ、プリンやない、プリンスや!」 「あ・・・そうなの?」 ・・・・・モモ、ちょっとアホ過ぎ(T▽T) ※降臨 自ら“わが兄弟”と称する赤ん坊に“憑いている”と、俄に信じ難い発言をし、自分が“赤ん坊の姿”なのは屈辱的だと言って、なんと良太郎に憑依してしまうジーク。 ジークの憑いた“S良太郎”は、なんだかこの季節にはかなり“暑苦しそう”なモワモワ羽のショールを身に纏い、完全な“勘違い王子様”キャラに(笑) 目の前で良太郎を乗っ取られ、怒ったモモが追い出そうと飛び込んだものの擦り抜けてしまい、そのまま椅子で踏んづけられるサマはさすがにちょっと不憫かも・・・(^^; 後のシーンで、最も憑依能力の高い筈のリュウタロスですら擦り抜けてしまうため、リュウタ以上の憑依能力を持っているのは間違いないようですが、これまでの様に“弾き飛ばす”と言った感じではなく“擦り抜ける”と言った表現をしてる辺りは、タロス衆より強力と言うよりはむしろ“異質な”イマジンであるからでしょう。 この辺りはジークが赤ん坊に憑いてしまった事情共々、ちょっと複雑になるので後で一纏めで。 ※せめて大根だけでも・・・ ガキ桜井君に憑いてなんだか嬉しそうにスキップしながらお買い物のデネブ。 しかし、またもやイマジンの気配を感じ取れずに交替を強要され、仕方なく買い物駕籠をおいて追跡に・・・(^^; イマジンであるデネブより先にイマジンの気配に気づく辺り、やっぱガキ桜井君も“特異点”なんでしょうかね?(てか、デネブがイマジンのくせに鈍感なだけかも知れないけど(^^;) それはいいとしても、折角の食材をあんなところに放置するのはやはり勿体無いよ侑斗君!(ホント、マジで大根だけでも持ってけって、目ぇ潰れるぞ!(^^;) この時、イマジンに目をつけられた男がジークの連れてる赤ちゃんを誘拐した犯人らしいのですが、彼がどういう望みをサソリイマジンにしたのかが今回は明かされなかった故に考察しづらいですが、少なくとも攫ったはずの子供が消えてしまった事が更に話をややこしくしてるのは確かなようです(^^; ※予期せぬカタチ ジークがデンライナーに来るまでの経緯を纏めると、半年前(イマジンが活動を開始し始めた頃か?)に赤ん坊の母親に憑いたものの、契約したかどうかはハッキリとせず、過去に飛ばなかったのは、世界の方が自分に合わせて動くのが当然だと思い込んでるから・・・って、赤ん坊に憑いてしまった影響かと思ったら結局元から“こういうヤツ”って事か、コヤツは?(^^; そうする内に次第に深い眠りに入ってしまい、なんとそのまま赤ん坊と一緒に産まれ出てしまった。 恐らくジークは、母親に憑いたつもりが本当は胎内の赤ん坊に憑いてしまったんでしょう(そこにいる間はとても心地が良かったと言うのは、赤ん坊と共に母の胎内に居たってことの証しでしょう) ジークが赤ん坊とも母親とも契約した記憶が曖昧なのも、多分まだ意識がハッキリしない胎児との契約であったためってところでしょう。 そして、次にジークが目覚めた時には赤ん坊は既に誘拐されてトラックの荷台の中で、途方に暮れていたところに“R良太郎”と遭遇し、“面白い鳥”に“赤ちゃん”って事で気に入られてそのままデンライナーに連れて来られた・・・と。 つまり、リュウタロスにとっては犬猫もイマジンも赤ちゃんも同じってことですか!?(^^; この“赤ん坊と共に2007年に産まれる”と言う、かなり特殊なカタチで出現した事が、ジークに他のイマジン以上に“存在する力”を強くし、それが本来の契約者以外の人間にも憑依し、他のイマジンの侵入を許さない程の特別な能力を与えてる・・・とはオーナーの弁。 どっちにしても確かなのは、ジークが赤ん坊を母親に返そうとしている辺り、決して心底から悪いヤツではなさそうって事かな?(或いはそれが赤ん坊との契約って可能性もあるしね) まぁ、とんでもない“勘違い野郎”だって事なんですがね(笑) ※頭が高い! “勘違い王子様”全開で、デンライナーの一同を“家人達”と呼び、モモ達を“お供その1〜その3”呼ばわりして顎で扱き使おうとした態度にキレたモモが掴み掛かろうとするのを、身体は良太郎だからと止めるウラとキンタですが、止めるふりしてしっかり“S良太郎”の足元に“蹴り”入れてるのには吹いた(^▽^) そのモモ達の反抗的な態度に対し、S良太郎の“頭が高い”の一声と共に、なんと身体がミニミニサイズになってしまうモモタロス達。 なんともまぁ厄介な能力ですが、ミニモモ達は確かに可愛い(笑) てか、ビックリして覗き込んでるハナに“でかー!”ってマジでビビッてるミニモモに思わず笑った(w ※あんったぁあぁ〜・・・ ハナさん、マじで恐いです(^▽^iI ※うわぁ〜、こんなんなってるぅ! 時間が経てば元に戻るとの言葉通り、コーヒーカップに入れられてリュウタに“弄ばれてた”(笑)モモ達は元の大きさに戻る事が出来たけど、先ず最初に“頭だけ”が通常サイズに戻っちゃって、コーヒーカップの中から“スーパーヒーロータイム”のエンディングコントみたいなデフォルメ状態の3タロスがコーヒーカップの中で犇めいてる姿はちょっとシュールでキモかったり(^^; ※あ、思い出した・・・ 鷹山という名、大きな屋敷、鳥の羽の家紋という断片的なキーワードを元に赤ん坊の親を探しに出た“S良太郎”とハナ。 尾崎さんが何か情報持ってないかを確かめるために“S良太郎”を待たせてミルクディッパーに向かうハナですが、直後に詳しい場所を思い出した“S良太郎”は1人で勝手に鷹山邸へ向かってしまう。 このマイペースぶりと言うか、人の話を聞いてない辺りは正しく“勘違い王子様”な訳ですが、実際あそこまで極端でなくとも、ああいうタイプの人って本当にやり辛いし傍迷惑なんですよね(それが上司だったりしたらもう最悪・・・(^^;) ※自称『愛の雑誌記者』 あからさまに胡散臭いタイトルなのに、新聞に自分の事が紹介されたのがよほど嬉しかったらしい尾崎さん。 愛理姉さんやハナに自慢げに見せようとするものの、殆ど相手にされてないばかりか、その新聞に載っていた例の赤ちゃんの事と思われる“誘拐事件”の記事をハナが破いて持っていった時に、哀れ写真の尾崎さんの顔も真っ二つに・・・ちょっと哀れか(笑) しかし、新聞にあれだけ大きく載っている事は、誘拐事件そのものはかなりの大事件になっているらしく、それがまたまた良太郎を不幸のどん底へ・・・(^▽^; ※イマジンにしてはマトモに望みを叶えるようだな 先にも書いた様に望みの内容が明らかではないので考察の仕様がないけれど、赤ちゃんのお母さんを攫う事がマトモな望みとは思えないというのはデネブの言う通りだし、サソリイマジンはどうやらかなりの面倒くさがりやの様なので、マトモに望みを叶えると言うよりはサッサと仕事を片付けてしまいたいというところなのでしょう。 ガキ桜井君が誘拐犯とサソリイマジンが契約するのを阻止しなかったのは、良太郎に任せるにしても自分が倒すにしても、先ず契約させて実体化させないと、砂状態では倒し様が無いからって事でしょう。 ※ここはお前が収めろ 事態が誘拐事件にまで発展してる事など知る由も無いジークが“S良太郎”のままで鷹山邸の前に赤ん坊を抱いたままのこのこ現われた上、警官を“門番呼ばわり”(笑)したりして、面倒な事に巻き込まれそうになったジークは良太郎から離れてしまったために話は増々ややこしい事に・・・(^^; そこにサソリイマジンが行動を開始し、事態が収拾の着かない方向に行こうとした時、デネブの煙幕攻撃の援護とガキ桜井君の手引きでどうにかその場から逃げ果せた良太郎。 まぁ、ガキ桜井君が良太郎を助けたのはあくまでもイマジンを電王に“倒させるため”なんでしょうけどね(^^; ※なんとか間に合うたな お母さんを攫ったサソリイマジンを追って先ずモモ電王でバトルし、敵の攻撃で崩れたコンクリートに潰されそうになったお母さんをを守るために瞬時にキンタ電王に替わるというコンビネーションは中々良かった。 平成ライダーの特徴のひとつは“フォームチェンジ”な訳だけど、それが実質生かされていたのは「クウガ」位だとは以前にも書いた記憶がありますが、こういう風に各々のフォームの能力や特徴によって上手く使い分けるのが本来の在り方な筈ですしね。 ※どこまで運が悪いんだ、野上・・・ 警察に説明しようとしていたにも拘らず、殆ど行き掛りで確保されてパトカーで連れて行かれちゃった良太郎。 ホント、どこまで運が悪いんだか・・・・(^▽^; ※映画とれたて情報 ちょこっとだけ入るメイキングが中々楽しい(^^) 映画公開まで、毎回のお楽しみになるようです。 仮面ライダー電王 ライダーイマジンシリーズ 05 ジークイマジン / バンダイ ISBN : B000SRN4YO スコア選択: 頭が高い!
by yaskazu
| 2007-07-13 21:30
| 仮面ライダー
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Comments(2)
Tracked
from 埴輪の寝言
at 2007-07-14 12:34
実は私、「愛の雑誌記者」尾崎さんのファンです。終盤でかっこいいところを見せてくれる、とかの展開希望。
あの王子様、映画のキャラだそうですね。最近ライダーの劇場版はあまり積極的に見たいとは思わなかったのですが、今年は見てみたいような気がします。
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by
yaskazu at 2007-07-14 21:52
>tomoko様
尾崎さん、いい味出してますよね。 尾崎&三浦のコンビって、なにげに「電王」のいい“隠し味”になってると思うので、もう少しスポットが当たってもいいですよね(^^) 平成ライダーの映画は一応「響鬼」までは劇場で観たのですが(内「555」と「剣」はオフ会がてらだったけど)去年の「カブト」は特に理由とかは無かったんですが(お金が無かったのは大きいか?(^^;)何故か行かなかったんですよね。 でも、今年は本編ともども「モモタロスのなつやすみ」に釣られてしまいそうな気がします(笑)
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