仮面ライダー電王
第13話「いい? 答えは聞いてない」脚本:小林靖子 監督:金田治 電王ガンフォーム&R良太郎登場編(リュウタロスは次回登場ですか) 勿論それ自体は大きなポントですが、やはり今回見逃せないのは“愛理姉さんの記憶”に纏わるもの。 本当に記憶を取り戻したのかどうかは、今回の描写ではちょっと微妙かなと思うんですが、あの“懐中時計”はもしかして・・・? 2クール目突入って事で、ストーリーがいよいよ“核心”に触れようとしている模様。 ・・・・・と、思わせといて見事にはぐらかすのが平成ライダーの定石だったりするんですが、さてさて?(^^; では今回のポイント ※イマジン3体はキツイ さすがに4Pは厳しいって事で・・・・あ、いや、なんでもありません(^^; ・・・実は知らずに5Pになってた訳だが(←黙れ!) それはともかく(・・・(^^;) イマジンが3体(実は4体)憑いた事それ自体が良太郎にとっての負担になってるのか、ウラやモモが良太郎の身体使って好き勝手する事が良太郎に休む間を与えない結果となり、その疲労が“身体が重い”って症状になるのか、或いは知らない間に憑いていたリュウタロスに何らかの原因があるのか・・・ そのどれもあり得るし、それらが複合してる事も考えられるけど、どっちにしても気の毒なのは良太郎って事に変りはない訳で(^^; しかしあれですな、ウラタロスは例の口車で良太郎を休ませる“ふり”をして、実は一番疲れる事をやってたりしてな。 良太郎は自意識のない内に実は“大人”になっていたとか・・・(←お前の思考は結局はそこか!) ※なんか、変わった芸だったけど ウラ、モモ、キンタロが入れ替わり立ち替わりで、コロコロ人格が変わる様は確かに傍目から見れば“変わった芸”に見える(笑) もっとも良太郎にしてみれば迷惑千万な話で、3人に身体を奪い合われ弄ばれた結果、遂に倒れてしまいます・・・って、イカン、この下りはどう書いても妙な方向にいってしまふ(^^; この時、モモ達を弾き飛ばしてデンライナーに強制送還したのは、良太郎自身の意志と言うよりも多分知らぬ間に入り込んでいたリュウタロスの仕業・・・なんだろうけど、ウラ達3人は何か“違和感”を感じながらもこの時はその正体にまでは気付かなかった様です。 良太郎を助けた、今回のメインゲスト“戸山秀二”を演じるのは“うえだ駿”さん。 特撮物では顔なじみな方ですが、やっぱ私らの世代にとってうえださんと言えば“ハンペン@服部半平”ですよね〜〜! 子供の頃「キカイダー」のキャラの中ではハンペン大好きでした。 「宇宙刑事」の小次郎さんと並ぶ、東映ヒーロー物の永遠の名脇役ですな!(^^) ※三浦さんの催眠カンセリング まぁ早い話が退行催眠な訳ですが、ある程度読めたシーンとはいえ、あんなにまで単純にかかっちゃう尾崎さんって・・・(^^; それ以上に重要なのは愛理姉さんまでが影響受けちゃって、過去の記憶を思い出したらしい事ですが、それは後ほど改めて。 催眠術にかかる、かからないはその人の資質に左右されるところが大きいという話は聞きますが、そういう視点で見れば確かに尾崎さんや愛理姉さんは“かかり易そう”ではあります(笑) 但し、肝心の良太郎が最初かからなかったのは、良太郎自身が催眠療法に懐疑的だったと言うよりも、多分内側からリュウタロスが拒絶していたからだと思われ、結果的にそれを引きずり出した事や、先の尾崎さんと愛理姉さんの件を考えれば、三浦さんの催眠術の腕前は意外に強力で確かなのかも知れません。 ※良太郎の身体を取り合うなんて! ハナさんまでそんな発言を・・・・(違! いやそれもそうなんですが、テーブルに大股開きで脚乗せてモモ達に喝入れてるハナさん、恐すぎます&危険すぎますそのポーズ(^^; ハナさんのあの脚の開脚角度から逆算すると・・・・嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼モモ達が羨ましいぃいぃ・・・(おい それにしても、ハナさんに怒られて1つの椅子にキツキツになって座りながら小さくなってるイマジン3人組が可愛くてしょうがない(笑) ※みつかっちゃった・・・ 三浦さんの催眠療法で、遂に表面に出てきたリュウタロス。 “みつかっちゃった・・・”と言う言葉や、催眠術で表面化した辺りを見れば、恐らくは良太郎のかなり奥深い深層心理の領域に憑依していた模様。 知らない内に訳の分からんファイルの奥深い層に入り込んでたコンピューターウィルスみたいなもんですか?(^^; 問題なのは、一体いつの間に、どう言うカタチで憑りついたのかと言う事ですが、あの様子を見る限りでは多分昨日今日ではない模様。 思い当たるのは本条の件の時、モモタロスを呼べない状況下で、空手部の兄ちゃんをぶっ飛ばした時には既に入っていたって可能性は高く、言い換えればそれよりも以前って事になる。 もしかしたら、第1話の冒頭で自転車ごと樹に引っ掛かってた良太郎に降ってきた砂は実はリュウタロスで、本当はモモタロスよりも先に憑いていた・・・なんてのは考えすぎかな? どちらにせよ、催眠の影響で良太郎が眠らされてるとは言え、モモ達3人のイマジンとの意識の繋がりも完全にシャットアウトしてしまう辺り、相当に厄介なヤツである事には変りなさそうです。 ナオミの持ってるジョーカーのカードがなんか意味ありげ・・・ ※だったら公園で踊るなってルール作ってから言えよ! キサマらみたいなヤツがいるから作らなくてもいいルール作らなきゃならなくなるんだ!・・・・と、TVの中のフィクションの出来事ながら、ちょっとマジ切れしそうになった(^^; いや、ホントこういう屁理屈ばっかりほざいてマナーもへったくりもない迷惑な輩が、大人子供関係なくリアルに多すぎて、特にああいう開き直った様な態度に出るヤツは心底腹立っちゃうんですよね(しかもそういうのに限って本当に決まりができてもまず守らないし、罰則受けても従わない) まぁ・・・厳密に言えば戸山の爺さんが公園で動物に餌やる行為も本当はNGなんですが、それ言っちゃうとこの回が成立しなくなっちゃうから難しいところなんですが(^^; ※君も可愛いよ ・・・・これもやっぱ突っ込むべきところなんだろうか?(^▽^; どちらにせよ、あのダンサーズの中の1人が戸山さんとなにかしらの過去との繋がりがあるのは間違いない様で、それがオウルイマジンとの契約や、後編での展開に関与してくるのでしょう。 それにしても、やっぱ年端も行かない“男の子”に対して“爺さん”が“可愛いよ”はないよなぁ(^^; ※R良太郎 ヒップホップな出立ちに身を包み、ヘッドホンから流れる音楽に乗って軽やかに踊りながら登場するR良太郎子猫達を脅した“連中”をダンスのリズムに乗っていとも簡単にやっつけたかと思ったら、“指パッチン”1つで言う事を聞かせる辺りは、なにやら人を操る能力らしきものもある模様。 種類としては、やっつけたヤツらと同種といか、多分私らの世代の“おぢさん”がもっとも顔をしかめるタイプの“きょうびのクソガキ”なんですが、そういう一見稚拙な子供っぽさの中に、計り知れない残虐さと無邪気さを同居させた、公式設定通りの“モモ達も手を焼く危ないヤツ”と言ったキャラクターは実によく表現されてます。 これは良太郎を演ずる佐藤健君の演技力と、金田治監督の演出の賜物でしょう。 ※消えた姉弟 ハナがやってきた時は既にミルクディッパーは荒れ放題・・・なんだか平成ライダー史上でも際立って壊される率の高い店だな(^^; 荒らした犯人は勿論R良太郎でしょうが、あの荒れ方を見れば“キレた時”に如何に手がつけられないかが伺えると言うものです(後にそれは証明される訳ですが) しかし、それ以上に問題なのは愛理姉さん。 三浦さんの催眠の影響で出ていったのは間違いないのですが、その前に“例の望遠鏡”の周りで何かしていたらしいというのがポイント。 多分、その近辺にあの懐中時計を仕舞ってあったのだろうと思いますが、さてどこまで姉さんが思い出したのやら? 更にそれ以上に問題なのは一緒に出ていったのが尾崎さんって事で、あの時尾崎さん確か愛理姉さん以上に極端に催眠にかかっていた様な・・・・ ひょっとして、2人とも催眠状態のまんまで車に乗ってるんじゃないのか!? アブネーよ!!!(^^; ※リュウタロスダンサーズ で、例の連中を従えて“リュウタロスダンサーズ”登場。 R良太郎の見事なブレイクダンスは吹き替えかと思いきや、元々特技がブレイクダンスだったと言う佐藤健君自身が100%踊ってるんだそうで、これは素直にお見それしました! 歴代ライダーの中で一番若いという彼ですが、なかなかの芸達者ですね(^^) ※戸山の望み 多分、リュウタロスの登場に絡めて色々と詰め込まなきゃならんからでしょうが、これまでなら後編で語られていた依頼者の望みの詳細が、今回は珍しく前編で語られましたね。 戸山の爺さんは公園に棲む動物達が平和に暮らる事を望んだ。 オウルイマジンはその望みを、公園から人間を全て閉め出す事で叶えようとした訳ですが、殺す訳でも傷つける訳でもなく“脅かしてる”だけみたいだから、しぶいキャラに似合わず案外穏健派なんじゃないだろうか?(むしろリュウタロスの方が遥かに凶悪(^^;) それでも、戸山にとっては不本意この上ない方法ではあるんですが。 ※妙なものを連れてるな 良太郎の事が心配なあまり(?)、砂状態のまま出てきたモモタロス。 オウルイマジンに“俺が相手だ”って向かっていくものの“妙なもの”呼ばわりされて蹴散らされる始末(^^; やっぱラブリーなヤツだよモモ(笑) ※電王ガンフォーム オウルイマジンの倒した樹の鳥の巣箱が壊されたのを見て、キレたR良太郎。 そのキレ方と言うのも、いわゆる“ブチギレ”とかではなく、明らかに“イッちゃってる目”で見つめながら静かに 「じゃあ僕怒るよ、いい?・・・いいんだ」 と、こうくる訳で、先にも書いた様に正に動物好きな純粋さと、奥底に潜む凶悪さが同居した“アブナイヤツ”と言った感じ。 そして、キレたR良太郎は電王ガンフォームに変身。 その戦いぶりは、ブレイクダンスを踊りながらリズムに乗って相手を翻弄しながら、容赦なく追い詰めていくと言った感じで、ガンモードのデンガッシャーをところかまわず撃ちまくり、堪らず逃げだしたオウルイマジンをマシンデンバードで追い回した挙句、更に撃ちまくりで“破壊!破壊!破壊!”(撮影がもう少し後だったら放送できなかったかも知れん、時期的に・・・) お陰で公園は無茶苦茶になってしまい、ハナの一言が無かったら多分コイツが公園壊滅させてたぞ(^^; ※僕、良太郎をやっつけなきゃいけないんだって 誰がリュウタロスにそんな事を指示したのかは不明ですが、多分今後の展開に大きく関わると思われます。 いずれにせよ、そんな事をされたら大変な事になるのはモモ達3人。 砂状態のまま果敢に挑むものの、3人とも弾き出されてしまいますが、いくら砂状態とはいえ、3人相手にしてもそれを阻止するリュウタロスの実力には驚異的な物がある模様です。 それでも、ハナに対してまで暴虐武人な振る舞いをしようとするリュウタロスに、奥の方に追いやられたはずの良太郎の意識が目覚め、リュウタロスを追い出す訳ですが、つまりモモたち3人分よりも強い意志を保ち続け、決してイマジンに支配される事が無いのが良太郎の特異点故の力、と言う事でしょうか。 ※いつもの星が見える丘 “希望ケ原”と愛理姉さんが呼ぶその場所が、失われたらしい記憶の重要なポイントとなるのは間違いなさそうですが、ただそこに向かう尾崎さんの車の助手席の彼女の様子を見る限り、三浦さんの催眠から未だ抜け切れてない様子が伺えます。 つまり、本当に記憶を取り戻した訳ではない可能性もあり、ここで一気にドラマが動き出す訳じゃないかも知れません。 しかし、なんと言っても見逃せないのは愛理姉さんの持っていた懐中時計! あの時計は、良太郎達が過去に飛んだ時に出現する“例の人物”が持っていた物と同じではないのか? 可能性として考えられるのは、回想シーンにいた姉さんの恋人らしき人と同一人物、或いは関係者・・・場合によっては実は姉さん自身が・・・・って可能性だってある訳です。 俄に波乱を呼びつつ、次回へ! 仮面ライダー電王 ライダーヒーローシリーズD04 仮面ライダー電王 (ガンフォーム) / バンダイ ISBN : B000OYCM9Y スコア選択:
by yaskazu
| 2007-04-27 23:55
| 仮面ライダー
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Tracked
from 埴輪の寝言
at 2007-04-29 15:03
Tracked
from 佐藤 健「仮面ライダー電王」
at 2007-04-30 18:09
タイトル : まずは、ストーリーから
「佐藤 健」平成生まれのHEROの誕生です。「仮面ライダー電王」で どこまでヒーロー伝説を作るかで俳優としてだけでなく、注目されています。佐藤健ヒーロー伝説を見ていきませんか。... more
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