ウルトラマンメビウス・第48話
ウルトラマンメビウス
第48話 最終三部作・I「皇帝の降臨」脚本:長谷川圭一 監督:アベユーイチ

表題通り、完結編突入です。
後半の展開は個人的にはちょっとビミョーと言うか、急ぎ過ぎな気はしなくもないのですが、“ウルトラマンというブランド”・・・特に平成ウルトラ以降一貫して描かれてきたテーマを昇華、完結させるにはあれが最良なのだろうと思えば納得出来ます。

それにしても、エンペラ星人は“あのシルエット”で“あの声”だと、なんか某世紀末救世主伝説の、拳を天に突き上げて“人生に一片の悔いのない”方みたいだ(^^;



>ウルトラマンメビウスの正体はこいつだ!
おうおう、やっぱやっちまいやがったか、ヒルカワ(^^;

しかし、相当“思わせぶり”な引っぱり方してた割には世間ではあまり相手にされてなかった様で、多分“大○ポ”(関東でいう東ス○)や、エロ記事中心な三流芸能雑誌の如何にもガセ臭い芸能人のゴシップ記事程度にしか思われなかったんでしょう。
世間はそれ程バカじゃないよって事を表現するにはそれで良かったとは思うけど、後半もう少しあれが引金になって人間の不信や不満、身勝手な部分を引き出してしまう様な展開を経て、それでもウルトラマンを信じるって方向に持って行っても良かったかなとは思います。
てか、ヒウカワにはもっと“人間の悪の心の象徴”みたいに大活躍してほしいなんて風にも思っちゃうのも正直な気持ですが(なんたって“ダークザギ”なんだし(^^;)

でもま、基本的に「メビウス」にはそんな鬱展開は似合わないし、それに類する事は“四天王編”でやってますから、そこを踏まえた上での今回の展開に繋がるという事なのでしょう。
ま、ちょっとここは後でもう少しだけ触れてみます。

>トリピー&マルさん帰還
世界中のGUYS基地を見学(本人は“視察”と主張(^▽^))してたんだそうだ(笑)
今回、久々“カッコイイ”ところも見せるトリピーですが、帰ってきた時さり気なくヒルカワの記事の載った本を閉じちゃうマリナさんの行動に、信用ないんだなとちょっと涙(苦笑)

けど、なんだかんだ言ってもただ居るだけで妙な安心感がある辺り、やっぱこの人達の存在はGUYSにとっては・・・てか、この「ウルトラマンメビウス」という番組にとっては重要だったんだなと、改めて思います(^^)

>予は皇帝
天帝様ではなく、あくまで皇帝さんだそうです(え
でもやっぱあの声であの喋り方であのシルエット・・・ラオウ様にしか思えない(^^;
因みにウルトラマンヒカリの声の難波圭一さんは「北斗の拳2」でバットを演じてられるので、来週はラオウ(てか、この場合だとカイオウか?)VSバットの因縁の対決が・・・

スンマセン、話を「メビウス」に戻します(^^;

世界中の主要都市に計13体の“インペライザー”を送り込み、メビウスの引き渡しを条件に牽制を仕掛けてきた皇帝さん。
こういう事言ってくるヤツに限ってこっちが条件呑んだ途端に勝手な理屈で掌を翻してやりたい放題、なんてのは相場が決まってるんですが、そういう“王道”なパターンは単純に盛り上がるし、敵のキャラクターの大きさや悪質ぶりなんかが分かり易くて、自分的には結構好きです。
ただ、それがこういうヒーロー物を始めとする“フィクションの世界”でとどまればいいんだけど“国レベル”でこういう事を言っちゃったろやっちゃったりするところが、現実世界に本当に存在しちゃうのはシャレにもなりませんが(^^;

>無限地獄
言わば“見せしめ”の為に東京のインペライザーを起動させて破壊を始めた皇帝さん。
脅しに屈せずの精神で迎撃に向かったGUYS、そしてメビウス。
バーニングブレイブになって“ドリルキック”で、案外簡単に倒せたか・・・と、思った途端新たに2体のインペライザーが同時に出現!

テッペイ君の解析によれば、一体のインペライザーが倒される度に自動的に次のインペライザーが転送して送り込まれてくるらしいですが、こういうのが実は一番厄介なんだよね(^^;
なんだったか忘れたけど、昔なにかのゲームで一体だけでも結構強いのに、それが倒しても倒しても際限なく出てくるってヤツで、何度もGAME OVERになったのがあったような気がする(思い違いかも知れんけど)
ともかく、倒しても倒してもってヤツが一番始末が悪い敵なのは間違いなし。

思わぬ展開に、一体をガンフェニックスがインビジブルフェニックスで葬り、エネルギーの残り少ないメビウスは捨て身のメビウムダイナマイトでもう一体を倒すものの、その途端にまたもや一体・・・・しつこいヤツは嫌われます(^^;

今までにない凄まじい早さで(正に早鐘の如く)点滅するカラータイマー。
もはや戦う力の残っていないメビウスはそのまま消滅・・・・
そのメビウス敗北の姿を見せつけ、自分の力を誇示する皇帝・・・って、やったのインペライザーじゃん(^^;

>お偉いさん登場
皇帝自らウルトラマンが人間の姿を借りて社会に潜んでいる事を暴露し、それに追い討ちをかけるかの様に“自分の書いた記事”をネタにTVでミライ君の事、GUYSとメビウスの関係とかを得意げに喋っちゃうヒルカワさん。
これを機会に自分の名を売ろうって魂胆なんでしょうが、こう来るのであれば皇帝がヤプールの様に直接ヒルカワに取り引きを持ち掛けた上で、それに乗ったヒルカワが雑誌やTVで公開するって展開にすれば、もっとヤツの外道ぶりが引き立ったんじゃないかと思うんですが、さすがにそれじゃ複雑且つ鬱な展開になり過ぎるのかな?(^^;

そんな三流ゴシップ記者の言う事“だけ”を根拠にした訳じゃ無いとは思うけど、ミライ君の正体を突き止めた国家安全なんたらとか言う“お偉いさん”達が“ウルトラマンの身柄の引き渡し”を要求して基地に乗込んでくる。
そのトップらしい“シキ”を演じているのが“斎藤洋介”さんなんですが、こういう“アク”の強いゲスト俳優さんの使い方とか、キャスティングとかの円谷のセンスはホントに凄いな。
今回この斎藤さんも、如何にも“話の通らなさそうな”御上のお偉いさんと言った感じのシキを、あの独特のキャラクターで、威圧感のある陰険な人物(失礼(^^;)として、存在感タップリに演じられてます。

>脈拍360、血圧400、体温90度
賢明なファンならばこれが「地上最大の侵略」におけるモロボシダンと全く同じ症状であることはお気付きでしょう。
テッペイ君によれば既に人間の身体を維持しているのがやっとと言った状態らしいですが、そうなるとやっぱ最終回は“明けの明星”に向かって飛んでいってしまうのでしょうか?

・・・・ならば、ミライ君が“キラキラ”をバックにシルエットで向き合うのはやっぱリュウさんなんだろうな(え

まぁ、それはともかく(^^;
ダンの場合は長い戦いの間に蓄積されたダメージが一気に噴出したものだったのに対し、ミライ君の場合は短期間の間にハードな戦いが重なった上、今回のメビウムダイナマイトがトドメになった様な感じなので、その辺りにまだ救いがある気もするんですが・・・ウ〜ム、どうなんだろう?(^^;

>掛け替えのない部下
ミライの正体を突き付けられて、隠すのかと思ったらえらくアッサリ認めたリュウさん。
それはミライがウルトラマンであろうとなかろうと、共に今まで戦ってきた大切な仲間であり、互いの絆と信頼は揺るぎない事に確固たる自信を持ってるが故なんですね。
しかし、そういう“感情論”や“精神論”的なものは一切通用しないのはこういう“偉い人達”の常、聞く耳持たないって感じで強引に引き渡しを要求します。

うーむ・・・まぁね、こういうシュチュエーションは兎角“お偉方”ってのは悪役的に描かれがちなんですが、事は地球全体の運命が懸ってる事な訳で、実はこの人達はこの人達なりに真剣に地球の事を考えた上での行動とも言えるんですよね。
その辺りの“融通が利かかない故の、その裏に隠れた葛藤”みたいなのが描かれてればもっと良かったんですけどね(まぁ、これはあくまで私個人の好みの部分ですが(^^;)

・・・・と、思ってたら、それに近しいものを見せてくれたのは意外にも・・・と、言っては失礼だけど、これが我らのトリピーだったと!(笑)

ミライの正体を知ってさすがに一瞬は卒倒しかけたものの(笑)、シキ達のミライに対する非情で冷徹な態度に対し、なんと啖呵をきってみせるんですな!
「彼は私の・・・掛け替えのない部下だ!」
宇宙人はみんな侵略者だなんて言ってたあのトリピーが、ヒビノミライと言う青年に直接触れ合い、共に過ごして来た中で、宇宙人だとか地球人だとかは関係ないんだって事に、多分この瞬間に気付かされたと言った感じかな?
ちゅうか、そういう理屈は差し置いても、このシーンのトリピーは本当にカッコ良かったし、マジでウルッと来ちゃいましたよ。
しかし、まさかここに来てトリピーに泣かされるとは思わんかった(^^;

まぁ、その後で今の言葉が補佐官としての言葉なのか、個人としての言葉なのかを問い返されて黙っちゃうのは御愛嬌と言うか、逆にそこがトリピーらしくていいんですがね(笑)
そういう辺りに、中間管理職の立場故の葛藤や悲哀が見え隠れすると・・・(そうか?(^^;)

>一緒に戦いたかったから・・・
トリピーの言葉はGUYS JAPAN総官の言葉であり、GUYS JAPAN総ての共通した意志・・・
そんなやりとりの中、遂にサコミズ隊長イコール総官であった事が判明。

いやまぁ、十中八九間違いないとは思ってましたが、こうして改めて正式に明かされてみればやはり感慨深いものもあります。
今まで正体を隠してた理由は、自分も(ウルトラマンやGUYSの仲間達と)一緒に戦いたかったから、“ただそれだけ”・・・だそうです(笑)

勿論、本当にただそれだけの理由って事は無いでしょう。
例えば今のメンバーが揃う前、セリザワ前隊長を含めた前メンバーがリュウを残して全滅してしまってる訳で、他に現場の指揮が勤まる様な適任者が居ないって人事的事情とかもあったかも知れない(あの時点では、怒りにとち狂ってるリュウさんじゃとてもじゃないけど責任者なんて任せられんでしょう?(^^;)
それに、以前私が42話の感想で私見として書いた、タケナカさん達と歩めなかった40年の時間を現場で直接指揮をとる事で取り戻したいなんて気持もあったのかも知れない。

そういった様々な思いがあった上での“一緒に戦いたかった”の言葉であり、それを敢えて一言で括ったのが“ただそれだけの事さ”なんですよ。
あの、眉毛の上をかく様な仕草と、“ただそれだけの事”は、実はとても深くて強い思いの隠ったものなんじゃないでしょうか?

>広がる黒点
アバンの初っ端でも意味ありげに映し出されていた太陽に異常に繁殖する黒点。
ウルトラマンヒカリが発見したそれは、もはや黒点と呼べるものではない、まるで癌細胞の様に太陽に広がり始めている・・・
勿論これは皇帝の仕業なんだろうけど、それがなにを意味してるのかは現時点では不明。
さて、どういう展開になるんでしょう?

>緊急会見
取り敢えず中継見てビックリしてる群集のエキストラの中の、文字通り“鳩が豆鉄砲食らった様な顔”してフリーズしてる兄ちゃんが気になってしようがない(笑)

メビウスの正体がGUYSの隊員である事を敢えて公表し、それでもウルトラマンが共に戦う仲間であり、友である事を放送を通じて訴える事で、民衆の理解と指示を得ようとするサコミズ“総官”。
これは普通に考えてもかなりな“賭け”だったとは思いますが、それでも踏み切ったのは総官が人間の“心”を信じていたからなんでしょうね。

>広がる思い
地球は人間自らの手で守らなければならない。
けどそれはウルトラマンの存在の否定や排除では決してない。
地球人の知らないところで、人知れず地球を守ってくれてるウルトラマン達の思いに応えるために、ウルトラマン達と肩を並べ、共に戦っていく力と、決して理不尽な悪に屈しない勇気を持つ事こそが、真に自らの手で地球を守る事に繋がるのだ・・・

ゾフイーに救われた時に強く感じた自分の思いを心から訴えるサコミズ総官。
それは綺麗事かも知れないし、理想論、精神論に過ぎないかも知れないけれど、時と場合によっては・・・否、かつてない人類未曾有の危機だからこそ、その理想を理想でなくす人々の心の結束が必要なんだ。
そんな思いが、なによりも一番に“子供達”に通じ、それがやがて大人達に広がり、社会全てに広がって行き、結果的にミライを差し出したりしないと言う結論に繋がる・・・
“ファンタジー”だと言ってしまえば確かにそれまでだけど、ここは最初に書いた様に“ウルトラマンというブランド”や平成ウルトラマンが一貫して描いてきたテーマを昇華、完結させるには最良の展開だったのかも知れません。

ただね、そうであるならばこそ、直前の“四天王編”で色々とネタ振りしてた部分がこの一連のシーンに直結し、結実していくって展開にしてほしかったのも正直なところ。
もしそれやってたら、このシーンは文字通り“神”に近い盛り上りを見せたと本気で思うんで、そこが残念、マジで残念!

因みに、最初に切っ掛け作る男の子のお母さんを演じてるのは「ウルトラマンネクサス」で平木詩織隊員を演じた“五藤圭子”さん。
御本人のブログによれば、衣装とメイクは“自前”なそうな。
衣装くらい用意してやれ、円谷プロ!(笑)

更に因みにを言えば、(ウルトラマンを)応援して地球が助かるなら云々っ嘯いたヒルカワに一喝入れた女性キャスター役の“元井須美子”さんは、同じく「ネクサス」で斉田リコのお母さんを演じてた人。
つまり“リコママ”に“ダークザギ”が叱られちゃうと言う、非常にシャレの効いた事態が起きてた訳で(笑)
TV局に次々入る応援メッセージに、急に威勢の無くなっちゃうヒルカワさんですが、君にはこんな事に負けずにとことん“人類の恥”を通してほしいと願ってる!
頑張れヒルカワ!!

けど、TV局はともかくネットの掲示板があれだけ応援で埋め尽されるってのは確かに一番嘘臭いよな(しかも元になってそうなのが明らかに“あそこ”なところが余計に・・・(^^;)

>皇帝の降臨
地球人の要求に応じないという決定に、遂に世界中のインペライザーを起動させる皇帝。
迎撃に出撃するGUYS、そして傷ついた身体を押して戦いに赴くミライ=メビウス。
インペライザーに放たれたインブジブルフェニックスを撃ち落とし、ガンフェニックスを墜落させた謎の黒い光球の主こそ、自ら皇帝を名乗る“エンペラ星人”

インペライザーの攻撃を受け、倒れてしまったメビウスに、墜落し、機能を失ったガンフェニックス。
みんなの名を呼ぶサコミズ“隊長”の絶叫が響く!

うん、正にラストって感じで盛り上がってます!!

ウルトラマンメビウス ガイズマシンシリーズDX ガンフェニックストライカー
/ バンダイ
ISBN : B000GJ0HUI
スコア選択:

ウルトラマンメビウス ウルトラヒーローシリーズ2006 06 メビウスバーニングブレイブ
/ バンダイ
ISBN : B000J3F71K
スコア選択:
[PR]
by yaskazu | 2007-03-22 22:28 | ウルトラマン | Trackback | Comments(3)
トラックバックURL : http://yaskazu.exblog.jp/tb/4938215
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by at 2007-03-23 12:09 x
キラキラをバックにミライとリュウが…そっち方向には行かないように気をつけていたのに、思わず脳内劇場が起動しちゃったじゃないですか。(笑)今回、ハーハーいいながら横たわるミライくんを見て「乳首の色がダンより薄い」とか「レントゲンとったらどうなるんだろう?」などなど「地上最大の侵略」の回想に浸っていたのは確かですが。
それはそうと映画の松永管理官をはじめメビウスにはネクサスキャストが続々登場してますね。まだ登場していない皆さんもさりげなく出ないかなあなんて淡い期待しちゃってます。
Commented by tomoko at 2007-03-23 13:35 x
 >こっちが条件のんだとたんに・・・
  そういう団体が現実にある時代だから現実味が感じられました。
 >キラキラをバックにシルエットで向かい合うのは・・
  そう、私もリュウ君しか考えられないです。少なくとも、アヤちゃんではない。絆の太さが違う。
 >ネットの掲示板
  「あそこ」の住人なら、ヒネたレスの割合がもう少し高いですよね。
Commented by yaskazu at 2007-03-23 20:53
>>キラキラバックのミライとリュウ
それ以外に誰と誰を向き合わせろと言うんだ(笑)

>つ様
さすがに男の乳首にまでは関心がいきませんでした(笑)
・・・コノミちゃんやマリナさんの乳首だったら永久保存なんですが(お

ゲストにネクサス色が強いのは私も感じてました。
メインのゲストは(残り話数的にも)無理としても、エキストラの中に“地獄弟”の衣装着た憐とかがいたら爆笑もんだとかは私も思いました(笑)

>tomoko様
道理の通らない団体や国家なんかが現実に存在しますからね。
そういう者に毅然と立ち向かう勇気を持てというメッセージも含んでるとすれば、まさに子供番組の鏡ですね(^^)

もしリアルに「あそこ」だったら、正に“祭り”なスレッドが乱立するだろうなぁ・・・(苦笑)
<< 君はなにを思う・・・ お詫び&駄文 >>