ふるさとは地球
またちょっと、ショックな話題が飛び込んできました。

美術監督 池谷仙克が逝去 「ウルトラ怪獣」デザインの第一人者

<訃報>池谷仙克さん76歳=美術監督

訃報・池谷仙克氏...

世間的には、平幹二朗さんの訃報と重なってしまったため、あまり大きくは取り上げられていませんが、自分ら世代のオタにとっては、成田享氏と並んで“ウルトラ怪獣”の基盤を築き上げた方というのは勿論だし、その後も日本の特撮に、深く関わられてた方でしたからね。

つい最近も、当ブログで紹介した「宇宙船」152号のインタビュー記事に登場されていて、当時日ことを語られ、ご健在ぶりを見せられていただけに、ちょっと驚きました。



池谷さんデザインの怪獣や宇宙人は、成田享さんのそれとは、また違った方向性と、独特の魅力に溢れてて、特に“高山良策”さんが着ぐるみを造型されたものは、強く印象に残ってるものが多いですね。

「ウルトラセブン」の“ダンカン”や、「帰ってきたウルトラマン」の“グドン&ツインテール”に「シルバー仮面」の“チグリス星人”辺りは、まさしくその真髄と言っても差し支えないと思います。

また、池谷さんの仕事として外せないのは、実相寺昭雄監督と共に設立した“コダイ”における、監督とのペアによるお仕事でしょう。

「帝都物語」や「ウルトラQザ・ムービー」辺りは勿論ですが、自分が一番強烈に記憶に残ってるのは「シルバー仮面」第1話「ふるさとは地球」だったりします。

この回はね、作品自体も相当に凄まじい仕上がりですが、前述の高山良策造型によるチグリス星人の着ぐるみが、本当に素晴らしい出来映えで、池谷さんが気に入ってしまって、撮影が終わったら貰う約束をしてたのに、実相寺監督が現場で(ある意味“ノリ”で)着ぐるみを“燃やしちゃった”というエピソードが、なんとも“らしくて”、池谷さんには悪いけど、笑ってしまった記憶があります(笑)

池谷さんを始め、この時代の人達の築いてきたものは、現行作品にしっかり受け継がれてはいると思いますが、やっぱりこの方達のような、ガツンとくるようなインパクトのある才能は、なかなか育っていない気もします。

勿論それには、当時にはなかった、様々な“制約”が関係してる部分も大きいと思いますが、いつの日か、そういったものを越えて、特撮界を牽引して行くような才能が現れることを、祈って止みません。

池谷さん達も、あちらの世界から、見守ってくださってると、信じています。

安らかに、おやすみください。

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記事の内容にはそぐわないかも知れない写真ですが、コイツらも池谷デザインの名優達ですので(^^)
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by yaskazu | 2016-10-28 21:30 | ニュース | Trackback | Comments(0)
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