アオロス
10月に入り、秋の番組改編で、新番組が色々と始まろうという中、終わっていった番組も数多く・・・

特オタ的には「仮面ライダー鎧武」や「牙狼<GARO>-魔戒ノ花-」についても、色々と語りたいところですが、それは概ねツイッターの方でつぶやいて、そちらで燃え尽きちゃった感もあるのですが、そんな中でも、特に終わってしまったことを、とても寂しく感じているものが1本。

それが、特撮でもアニメでもない(多少かすってはいるけど(^^;)ドラマ、「アオイホノオ」でした。

このドラマ、心から楽しみにしていたファンも多かったようで、放送が終了してしまったことで、心にポッカリと穴が空いたような、ある種の喪失感までをも抱いていて、その気持ちを“アオロス”などというそうです(笑)

かくいう私も、その“アオロス”に、しっかり陥っております・・・(^^;



このドラマ、なにがそんなにハマッたかと言えば、脚本やキャラクター、演出の面白さ、キャスティングの妙や役者さんの熱演(怪演)等も然ることながら、その描かれた時代や物語、内容が、なんというか・・・

「これ、俺のことやん!」

第1話を見終わった時に、思わず口から出た言葉が、これでした。

1980年代の初頭、まさしくその時代に、将来(漠然と)アニメや漫画、映像といったものに関わる仕事がしたいと、それ系の大学や専門学校に通っていたり、本気で目指していた人間の姿が、本当に“そのまま”描かれていて、ドラマを観ている間は、まるであの頃の時間に戻ったかのような感覚になってました。

勿論ドラマだから、演出や誇張はあるものの、そこで交わされる“出来事”や、言ってることややってることの、ひとつひとつが、本当にほぼまるっきり“あのまんま”で、さらにそこにぶっ込まれる、あの時代のオタ系人間なら悶絶するようなマニアックなネタの数々に、毎回TVの前で「そうそう」「分かる分かる」を連発し、時に笑い転げ、時に涙して、ドラマの世界に引き込まれてました。

お洒落な学園生活や、青春時代を描いたドラマや映画は多々あれど、「アオイホノオ」はそう言ったものとは一線を画す、本当にあの時代の等身大の“自分たち”のために作られたドラマだったと思います。

具体的に何になりたいという希望は、まだ漠然としていながら、クリエイターを夢見て学校に入り、ある種他人を馬鹿にしたかような、根拠のない自信や自惚れに酔っていたら、そこに集まった“尋常じゃない”才能の持ち主達の数々に、チンケな自信なんかは木っ端微塵に打ち砕かれ、自分の“井の中の蛙”っぷりを、嫌と言うほど思い知らされる。

そういう“飛び抜けた”人間を(勝手に)ライバル視し、何とか自分の道を探そうと模索しつつも、その度に迷走し、挙げ句それが完全にあさって方向に向いてしまったり、言い訳ばかりで実が伴わず、挫折を重ねてゆく・・・

原作者“島本和彦”氏自身でもある主人公“焔モユル”くんのあの姿は、おそらくあの時代、クリエイターを目指していた同じような若者達の、“最大公約数”な姿だったと思うし、だからこそ多くの共感を得たんだろうと思います。

かくいう私も、あのモユルくんの、傍目から見てるとイライラするような姿に、本当に当時の自分自身を重ねあわせしまい、だからこそ切なかったり、理解できたり、笑い転げたりしていました(^^)

それ故に、最終回で紆余曲折の末、プロの漫画家になったモユルくんの、まさかの
「敢えて寝る!」
発言で、学生時代と何も変わってないことに、激しく突っ込みつつも、何故か安堵し、涙するのです。

「アオイホノオ」に関しては、もう一方の主軸である(後の)ガイナックス組に触れない訳にはいかないのですが、また少々長くなってしまうので、それについてはまた改めて、近い内に記してみたいと思います。

あと、とんこさんとか、津田さんといった“女性陣”についても・・・

なお「アオイホノオ」に関し、ツイッターでつぶやいたことを纏めた“ツイログ”のリンクを張っておきますので、よろしければご参考までに。

twilog #アオイホノオ

アオイホノオ Blu-ray BOX(5枚組)

東宝



アオイホノオ(1) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

島本和彦 / 小学館


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by yaskazu | 2014-10-02 23:26 | ドラマ | Trackback | Comments(0)
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