フィギュアーツの仮面ライダー旧1号、買ってしまいました。
数ある仮面ライダーの中でも、元祖「仮面ライダー」の初期13話に登場する、通称“旧1号”は、その存在感や造形、後のライダーにはない独特の、ある種の不気味さ等々、初期13話の本編共々、その原点であり、頂点であると、思っている自分としては、店頭での誘惑に勝てませんでした(^^; パッケージはこんな感じですが、先に出た桜島1号に比べ、箱全体の“厚み”が増えているのですが、理由は後述。 オプションパーツ。 手首各種と、マフラー2種の他に、よく戦闘員から奪って使ってた(笑)スティック、旧1号編最終話に登場した、トカゲロンの使う“バーリア破壊爆弾” 劇中でライダーは、この爆弾で一度敗北を喫するものの、特訓によって身につけた新必殺技“電光ライダーキック”で、見事爆弾を弾き返して勝利するのですが、後にあるクリアブルーのギザギザは、その“電光ライダーキック”用のエフェクトパーツです。 この爆弾とエフェクトパーツの大きさの関係で、パッケージが少し大きめに設計された模様ですが、値段は桜島1号と同じなので、ちょっとだけおトク感(笑) 前面。 以前も述べましたが、本体はフィギュアーツの桜島1号そのままで、全体のカラーリングが変更されたものですが、元々桜島1号の造形自体が、ディティールやプロポーション共々、むしろ旧1号の仕様だったため、逆に違和感は感じません。 コンバーターラングと、グローブ&ブーツはブルーに近いグリーンで、実物の色あいをよく再現してると思います。 ただ実物のスーツは、当該の箇所に独特の“テカり”みたいなものがあるように思われ、自分がガレキなんかを作ったときは、ごく微量のシルバーを混ぜたりしましたが、さすがに大量生産品では、そこまでは望めなかった模様。 ヘルメットは紺に近いグリーン、クラッシャーは明るめのモスグリーンのような色で、共にメタリック仕様になっており、旧1号のマスクの独特のカラーのイメージに近づけるための、苦心が伺えます。 写真では赤く写ってしまいましたが、目は複眼のディティールのある、銀色のインナーパーツの上にヘルメット部の目の透明部分に、薄くオレンジが吹いてあり、まっ赤というほどではありません。 旧1号の目は、やはりピンクにしてほしかったのは正直なところですが、あの色は技術的になかなか再現が難しく、既存の商品も試行錯誤しつつも、決定打がないのが実情ですから、致し方ないといったところでしょうか。 背面。 全体のプロポーションが、藤岡弘氏が自ら演じた旧1号のそれに、極めて近い造形なのが分かります。 ヘルメット部の色も、こちらの方が分かり易いかもしれません。 ただ、髪の毛のディティールは作られてるのに、首の部分は黒のままというのは、桜島1号のときのまま。 ここはやはり肌色にしてほしかった・・・ 桜島1号との比較。 本体は全く同じものですから、カラーリングだけで、如何に印象が変わるかということですね。 以下、更に詳しく。 本体が桜島1号そのままということは、その問題点もそのまま引き継いでしまっていて、旧1号独自のこの“決めポーズ”も、完全には再現しきれず、これが精一杯。 本来なら、左腕は身体を抱え込むように胸にピッタリ付けてるんですけどね。 原因は、桜島1号の時にも書いたように、胸のコンバーターラングが、腕に干渉して可動範囲を狭めてしまうからで、同じフィギュアーツのアマゾンライダーみたいに、胸パーツ自体を左右別に可動にすれば、かなり解消できるんですが、無理な願いだったか・・・(^^; 後に2号の“変身ポーズ”に発展した、“ライダーファイト”のポーズ。 2号のそれが、ほぼ両腕が水平だったのに対し、旧1号・・・特に藤岡氏自身が演じたものは、両腕がやや斜め上に伸びて、両脚の開きも少し広いのが特徴です。 旧1号のファイティングポーズは、おそらく柔道かなにかの“構え”が元になってると思われます。 こういった各種のポーズや、アクションそれ自体、よく見ると藤岡氏が自ら演じたものは、実は結構野暮ったくてもっさりしており、当時ライダーのアクションを担当されてた大野剣友会の方達からは「お前の入ったライダーはカッコ悪い」とか言われ、藤岡氏御本人もコンプレックスを感じながら、頑張っていたと言う逸話。 ただそれが逆に、本来は“戦士”ではない者が、望まずに与えられた強大な力を使い、“戦闘”というより、文字通り“戦っている”という感じで、リアリティを感じたんですけどね、自分は。 だからこそ、戦いの場数を踏み、特訓を重ねて技を磨いった結果が、桜島1号、新1号と進化していく中で、“技の1号”と呼ばれる存在になったという、脳内妄想に繋がっていくという・・・ え、気持ち悪いですか?(^^; ハイキック! 藤岡弘氏は脚が長いから、変身前も変身後も、ハイキックのポーズが決まるんですよね。 付属のスティックはこんな感じで。 この“握り手”は、おそらく後に発売予定の“サイクロン”のグリップにも対応してると思われますが、サイクロンはさすがに買えないかなぁ・・・ 桜島1号に付属の剣も、勿論持たせることができます。 ウ〜ム、やっぱ“蜂女”と戦わせたいな。 本製品、一番の“見せどころ”の、“電光ライダーキック!” エフェクトパーツは左右に分割できるようになっていて、それで右足首を挟み込んみ、爆弾側に設けられた穴にエフェクトパーツの突起を挿し込み、固定します。 ただ、足首とエフェクトパーツの固定はあまりしっかりしていないため、ちょっと手が触れただけで結構“ポロッ”っていっちゃうので、注意が必要かと。 バーリア破壊爆弾は、突起のひとつがこのように外れるようになっていて、この穴にエフェクトパーツを取り付ける訳ですが、もう1個、この穴に対応した手首パーツも付いていて、ライダーに“持たせる”ことができます。 と、くれば・・・・・ あんたがたどこさ 肥後さ、肥後どこさ♪ ・・・・失礼しました(^^; てことで、フィギュアーツ仮面ライダー旧1号でした!
by yaskazu
| 2013-07-16 22:02
| 日々の戯れ言
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