東日本大震災から2年ってことで、今日はほぼ一日中テレビはそっち系の番組だったようですね。
去年は確か日曜日と重なったこともあり、テレビつけてたら否が応でも流れてきたから、テレビ自体観てなかったように記憶してるのですが、改めて去年の自分のブログを確認したら、その旨しっかり書いておりました(^^; 今年も、基本的に去年と考え方は変わっておりません。 阪神大震災の事でも、折に触れて書いてたりするんですが、起きた日付の日だけに、どこもかしこも判で押したように同じような番組やっても、テレビを“観ている側”が、それを切っ掛けに改めて振り返り、考えるという意味では、それ自体を否定するつもりはないんですが、そこで終わって解決に繋がらないようなら、あまり意味を感じないのも確か。 テレビの“向こう側”の、今正に被災者として暮らしてる当事者の方達にとっては、明日になっても、続いていく、果てしない現実な訳ですから・・・ 2年経っても復興は殆ど進んでいないってことを、力説気味に報道してる様子が伺えますが、語弊を承知で敢えて言わせていただければ、そりゃ当たり前だろうと、自分は思います。 比較論で語るつもりはないのですが、阪神大震災は今年で18年経ち、確かに表向きは復興し、震災の爪痕は殆ど残っていないように見えるかも知れません。 しかし・・・これも時折当ブログで触れるのですが、例えば長田の大正筋商店街のように、見た目は震災前以上の立派な建物や施設として再建されても、そこで暮らし、商売をされてる人達にとっては、シャッター通り化や家賃の高騰等の現実に、むしろ震災前以上に苦しい生活を強いられたりするということもある。 そういった例は多分自分らの計り知らないところで、無数に存在すると思うし、そういう意味では、名ばかりの復興って部分も、否定しきれないと思うのですよ。 兵庫県と近隣の、比較的限られた地域で起きた震災ですら、そういう現実に晒されてる・・・ まして、本州の東半分全域に及ぶような広範囲に大地震が起き、そこに追い討ちをかける大津波や原発事故なんて言う、想像を遥かに越えた規模の大災害に見舞われたものが、2年やそこらで復興が進む訳がない。 無論、それを差し引いてもなお、国の復興対策が、政権争いやら選挙選挙やらで、事実上機能してないってのも、それに拍車をかけてるのは、言うまでもない事ではあるけど、それはまた別の話として・・・ それでも、現地では民間から、個人から、少しでも復興に向けて日々を送っておられる方も大勢おられる訳で、そういうものこそが、本当の意味で復興の力になっていくもの。 なら、自分らに出来ることって何か? それはもう、いつも通りに自分の生活を、普通に、平凡に、真摯に過ごしていくこと以外ないですよ。 そういう中で、例えば日常の買物で、福島や宮城とかの、東北産の物を買うだけでも、支援のひとつになるんじゃないかと(別に、意識してとか、積極的にじゃなくてもいい。安売りしてるとか、ちょっと気が向いたとかでも十分) そういう、普段通りに生活していく事が、遠回りで間接的であっても、結果的に支援や復興に繋がり、やがて日本全体の利益に繋がっていくと思うのですよ。 そして、心の片隅でいいから、“忘れないでおく”ってこと。 それが、自分らにできる、精一杯の事だと、自分は思います。
by yaskazu
| 2013-03-11 23:47
| 社会
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