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本当の声を聞かせておくれよ
スイマセン、まだ言い足りないことや、かなり引っ掛かるものが残ってるので、桜宮の件、もう少し引っ張らせてください。

他に用意中のネタや、書いときたいこともあるんですが、これやっておかないと、気になって手がつかないんで・・・



マスコミは、今回の教委側の決定を玉虫色なんて評して、根底に橋下批判ありきの極めて偏向的な報道を行ってますが、その中で、生徒の声だと称してインタビューしてたものが、なんかもう“言わされてる感”ありありの、非常に不愉快なもので、マスコミや教委、保護者を名乗る大人達といった面々、それらの背景にに見え隠れする、どす黒い“大人の思惑”に、生徒達や、今回の一番の被害者である亡くなった生徒の死までも利用されてるみたいで、気持悪くて吐きそうになりましたよ。

これらに関して、かの“尾木ママ”が、怒りを露にしたという記事が目に止まりました。

尾木ママ怒り心頭!「誰がこんなことやらせたんだ」 桜宮高生徒が記者会見

自分は正直、尾木ママって人は苦手だし、考え方等も異にする部分は多いんだけど、この件に関しては全面的に同意で、自分も、全く同じ印象を受けました。

あれが本当に、生徒達の生の声とは到底思えないし、仮にああいった生徒がいたとしても、同じ学校内でも(仮にそれが少数は意見だったとしても)逆の意見を持ってる生徒もいて然りのはずなのに、そっちの意見は殆ど伝えられず、然もこれが生徒全員の100%の共通意見であるかのように報じられる。

そんな訳ないやん!

確かに、在校生も、これから受けようとしてる受験生にしても、混乱してるだろうし、訳分かんなくなってると思う。
けど、実はそれが一番大事なんだってことを教えるのが、本当の大人の責任なんじゃないのかな?

酷な言い方かも知れないけど、これは生徒間同士の“いじめ”にも共通して言えることだけど、仮に自分が直接関与しなくても、自分のはかり知らぬところで起こったことだったとしても、自分の通う学校の中で、生徒と教師も引っ括めた学校全体の“悪い体質”が、ひとりの生徒、もしかしたら明日の自分自身の姿かもしれない、自分らの“仲間”を、死に追いやってしまったって言う、その厳然たる事実からは、目を背けちゃいけないし、1人1人が向き合い、受け止めなきゃならないって思うんだよ。

今まで信じていた価値観、大切に思っていた心情が覆されることは、想像を絶するくらい心の痛むことだろうし、堪え難い、受け入れられないことだと思う。

けど、それがどんなに自分にとって大切だったとしても、間違いは間違いだと考えを改めること、別の価値観や真実を受け入れ、向き合って共に歩んで行くことが、一番大切なことだし、それこそが大人が導いてあげなきゃいけないことだと思うんですよね。

事実から目を背け、奇麗なものだけ見せて、大人の思惑通りの方向に導くなんて方が、よっぽど残酷で無責任な理論じゃないかと・・・

だから、おぢさんは、インタビューや会見で喋っていた生徒達の、本当の声を、それが本当に自分達の本心なのかを、もう一度自分と向き合って、真剣に考えて、聞かせてほしいって、切に、切に願います。

もうひとつ、尾木ママと、宮台真司氏によるこの件に関する発言が、自分と全く同意なので、リンクを張っておきます。

音声もあるようなので、お時間があれば、是非参考にしていただきたいと。

尾木ママこと尾木直樹氏と宮台真司氏の大阪市立桜宮高校体罰事件についてのコメントが鋭い(音声・文字起こし)。
by yaskazu | 2013-01-23 00:47 | 社会 | Trackback | Comments(0)
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