仮面ライダーフォーゼ、本日完結いたしました。
若干「?」な部分は残ったとは言え、まずは大団円、有終の美を飾ったと言えるのではないでしょうか? 最後に賢吾が残した、理事長を恨まないでやってくれという言葉に応える、ライダー部の仲間と弦ちゃんというのも、そして最後は魂の拳のぶつけ合いによって、遂には理事長とも“ダチ”になってしまうというのも、実にこの番組らしい着地点だったと思います。 レオさんや校長を救えなかったことや、結局理事長も消える運命ではあったけど、それは理事長自身の言葉通り、自業自得。 例えみんなが許したとしても、自らが犯した罪の償いは、受けなければならない。 もしかしたら、それが理事長の、せめてもの“大人として”の責任のとり方を、若者達に伝えるためだったからではないでしょうか? けれど、弦ちゃん達の“想い”や“願い”は、確実に理事長に伝わった。 だからこそ、自らの果たせなかった願いを、託す意味も込め、賢吾を復活させたのでしょう。 この「フォーゼ」の最終回の放送日に、奇しくも人類初の月面到達の有人ロケット“アポロ11号”の、“ニール・アームストロング船長”が他界されたという話が飛び込んできました。 勿論、偶然・・・・ではあるのでしょうが、やはり何らかの“因縁”めいたものを感じてしまいます。 ラビットハッチの消失、理事長の届かなかった想い・・・ それでも、弦ちゃんや賢吾達“ライダー部”の面々や、天校の生徒達は、きっとそれを乗り越え、その意思を継ぎ、いつかきっと自分達の力で宇宙へ飛び立つことでしょう。 同じように、アームストロング船長の残した偉業は、きっといつか、多くの人類を星の海に連れて行ってくれると、自分は信じてます。 宇宙を目指す物語で、学園物で、主人公はまるで70〜80年代テイストのツッパリリーゼント・・・・ いったいどんなものになるのか、スタッフはそもそも、そんな想像もできないようなものを、本気で作ろうとしてるのか・・・? 最初にこの作品の話を聞いた時の、それが包み隠さない正直な印象でした。 しかし、ご存知の様に出来上がった作品は、もう私のようなものが、いちいち説明なんてする必要がないほど、本当に素敵で、素晴らしいものでした! 弦ちゃんの、おバカだけど真っすぐな、明るくて元気な、ツッパリと言うよりは“ヤンチャ坊主”で、熱い魂の“漢”っぷりに・・・なによりあの“弦ちゃんスマイル”には、本当に癒されたし、元気づけられました。 ライダー部のみんなの、これでもかという程の個性っぷりは勿論、生徒も先生も含めた、登場人物達の個性っぷり、そこに繰り広げられる熱いドラマ・・・ 「仮面ライダーフォーゼ」は、正に学校を舞台に繰り広げられる、真っ向正統派の“学園青春物”であり、“ヒーロー物”であり、紛れもない“仮面ライダー”でした。 素敵な作品を私たちに届けてくださった、スタッフ、キャストのみなさん、お疲れさまでした。 そして、本当にありがとうございました! 青春、スイッチオン!
by yaskazu
| 2012-08-27 00:13
| 仮面ライダー
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