なんで今?
数日前にネットで見かけたニュース、なんかこう妙に“引っ掛かる”ものを感じたので、少し触れておきます。

はだしのゲン:広島市の新平和教材に初採用 原爆日時、正答3割で危機感

今だからこそ・・・って考え方も勿論あるでしょうが、正直なんで今頃?、或いはなんで今更?、なんて思う気持ちが強い。



これがもし、震災や原発事故の前・・・つまり、日本がまだここまで反原発の風潮が強くなかった頃なら、むしろ意味があったようにも思うのですが、あの事故以降の今、この時期にこれをやろうってのは、事故前とは逆の意味で、または別の方向から、なにかの力というか、どこぞの“思惑”が絡んでるんじゃないかとか、勘ぐってしまうのですよ。

「はだしのゲン」は、確かにその性質上“反核”や“反戦”的な色あいの強い作品だし、それ自体は否定しないし、問題でもない。
むしろ、それがなければこの作品の存在意義そのものがなくなってしまう。

ただ、勘違いしちゃいけないのは、だからと言って、それを頭から声高らかに訴えたり、思想を植え込むための“キャンペーン”作品ではないだろうってこと。

敗戦後の日本の混乱の中、戦災孤児である主人公達を中心に、それこそ放射能の恐怖も受け入れ、或いは乗り越え、逞しく生き抜こうとする人間の姿こそ、「はだしのゲン」という作品の本質であるはず。

故に、この漫画見てみなさい、核って恐いのよ、放射能はちょっと触れただけでも病気になって死んじゃうのよ、だからみんなも原発も瓦礫受け入れも反対しましょうね・・・

まかり間違っても、そういう、ある種の偏った思想の“布教”のための教典のような使われ方をしないこと、自分の考え過ぎであることを、切に望みます。
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by yaskazu | 2012-03-23 21:18 | 社会 | Trackback | Comments(0)
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