遥か彼方の光に向けて
また、悲報。

訃報:石黒昇さん 73歳=アニメーション監督

新聞記事では、どれも詳細が分からないものばかりで、リンク先の毎日の記事以外の、他の新聞も似たようなものばかりです。

詳細が分からない点では同じですが、交流のあった漫画家のすがやみつるさんのブログでは、少しだけ状況が分かるようです。

訃報:石黒昇さん、亡くなる

すがやさんのブログは、むしろ当時の裏話的なものが、故人のお人柄が偲ばれ、個人的に知り合った仲の方ならではの、伝わってくるものを感じます。



私自身は、石黒さんの事はよく存じ上げないのですが、やはり自分がアニメの世界(仕事としてのという意味も含め)に憧れを抱く切っ掛けになった「宇宙戦艦ヤマト」の、オープニングタイトルに毎回クレジットされる“演出 石黒昇”の名は、強く印象に残ったものです。

石黒さんの場合、宮崎駿や高畑勲といった方達のように、出発点がアニメーターという訳ではないようなので、ご自身が直接原画を描いてというようなことは、あまりなかったみたいですが、作画自体は出来る方なので、ここぞと言うときや、イメージが違うと判断した場合は、上がってきた原画をご自身が修正され、元の絵とは明らかに違う動きになったということも、多かったようです。

「ヤマト」でいえば、あの象徴的な赤錆びた“大和”のカモフラージュが崩れて中からヤマトが出現する一連のシーンとか、着水したヤマトにまとわりつく波の動きとかがそうじゃなかったかな?

「マクロス」では、落下するミンメイを輝がバルキリーで追いかけて、コックピットに引き入れるシーンなんかがそうだったように記憶してます(どちらも“うろ憶え”なので、間違ってたらごめんなさい)

「ヤマト」に話を戻せば、例えば1話で着弾した沖田艦が、一瞬遅れてギギギッて傾くシーンとか、有名な宇宙空間でいつまでも漂ってる爆煙とか、とにかくその演出の“センス”が、それまでのSF系や巨大ロボット系のそれとは、明らかに一線を引いていて、そこに当時の“オタク予備軍”の思春期の少年が、魅入られてしまったのは確かです。

「ヤマト」の宇宙の描き方や「マクロス」のメカニック描写とか、「銀英伝」の大河ドラマ性とか、常にアニメ界のエポックメイキング的な作品に携わり、それは以降のアニメ作品だけに限らず、特撮作品や、時には一般の映画やドラマの演出にも、少なからず影響を与えてきたのは、確かだと思います。

個人的には、もっと世間的にも、広く、大きく評価されて然るべき方だと思っていただけに、少し残念ではあります。

新作の「ヤマト」スタッフも、この方には観てほしかったでしょうね。

やすらかにおやすみください。

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by yaskazu | 2012-03-22 21:47 | ニュース | Trackback | Comments(0)
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