選択(その2)
橋下徹大阪新市長が、遂に正式に就任し、いよいよ大阪維新の会による府政、及び市政が、本格的に動き出しました。

もっとも、橋下氏の場合は既に就任前から休む間もなく動き出していて、正式就任前にある程度の“下地”を整えておくことを怠らない辺り、この人の“したたかさ”や“くせ者”ぶりが伺えて、まぁ分かり易いっちゃ分かり易いし、そこが支持を受ける所以のひとつでもあるでしょう。

と言う訳で、先日のW選挙について記事のつづきというか、前回語れなかった“知事選”の方について、記しておきたいと思います。

とは言え、選挙からもう随分日数が経過してしまったので、出来る限り簡潔にする・・・つもりです(^^;

年内にこれ書いとかないと、気になって他の事が手につかないんでね。



市長選に比べれば、特に報道などでは、あまり盛り上がらなかったように思える知事選ですが、実は市長選以上に重要な意味合いを持つ選挙だったと思います。

何故なら、橋下氏が市長選に勝ったとしても、知事選で松井氏が負ければ、維新の会が目指す“大阪都構想”や“教育基本条例”を軸とする数々の改革が、思うように進められないだろうから。

これからの大阪を、改革で新しい可能性に懸けるのか、或いは現状を維持するという名目で混沌としたままで済ませるのかの選択を、府民、市民、双方に突きつけられた、むしろ大阪に住む人間の方にこそ大きな決断を求められた選挙だったからです。

自分は、維新の会にも橋下氏に対しても、正直同意しかねる部分も多々あるけれど、それを差し置いても、今の大阪はともかく“改革”を目指した方がいい、もう生易しい平和ボケした事を言ってられる時期はとうに過ぎてると思ったから、橋下氏や維新の会を支持する事にしたのだけど、寝屋川市民な私は大阪市長選には投票できない。

ならば、投票できる知事選では、維新の会の松井一郎氏に票を投じるのは、ごく自然な流れだけど、今回の選挙の場合は、それ以上に松井氏以外の選択肢がなかったって事も、実はあります。

市長選の記事内にも書きましたが、今度の選挙は、大阪の未来は勿論、日本の将来を論じる上でも非常に重要な意味合いを持ってたにも拘らず、維新の会以外の政党や候補者が、自らの利権や特権を死守したい一心で、橋下徹や松井一郎を当選させないため、維新の会の躍進を阻止するための選挙とでも言うような、訳の分からない、なんとも“いびつ”なものになってしまいました。

結局その事が、皮肉にも維新の会や橋下&松井氏の打ち出した、政策やマニフェストを際立せ、その是非は別としても、大阪のための政治を“本気で”やろうとしてる姿を印象づける事となった訳で、この時点で既に勝敗は決まったようなものだし、私も含めた多くの有権者も、選択の余地は他になかったと思います。

それに、他会派の政党や有権者が行った、橋下氏や維新の会に対して、執拗で陰湿なネガキャン繰り広げるような選挙戦術も、非常に見苦しかったというか、気持ち悪かったしね(^^;

橋下×平松の一騎打ちとなった市長選に比べ、知事選の方は通常の選挙並に複数の候補者があったものの、実質的には松井×倉田×梅田各候補の三つ巴といったカタチになっていました。

その中で、倉田氏に関しては、池田市の市長からの鞍替え出馬というカタチではあったけど、あくまで私の推測というか、心象では、多分御本人は“乗り気”ではなかったように思います。
なんというか・・・打倒維新の会のために、周りに“担ぎ出された”ような印象で、故にその言葉にもマニフェストにも・・・なんか“魂”を感じなかったんですよね、自分的には(そういう意味では、気の毒だったって見方もできる)

そして梅田氏。

実を言うと、4年前の知事選の時、私は橋下氏ではなく、この梅田氏に投票しました。
理由は、福祉関係に関するマニフェストが最も充実していて、相対的にハッキリとしたビジョンを示していたのがこの人だったから。

当時、ちょうど“かの”「後期高齢者医療制度」が、まだマスコミ等で騒がれるより前、私がこのブログ上で熱心に取り上げていた時期があり、その時にマニフェストに後期高齢者医療制度反対を明確に掲げてたのは、梅田氏だけでした。

この制度の、対象ド真ん中にいる人間を親に持つ身としては、改革のためには多少の弱者切り捨ては仕方ないなんて明言してしまった橋下氏に、とても投票する気にはなれなかった事も重なり、梅田氏に投票したと言う経緯が、当時の自分にはありました。

しかし、現在でも基本的には反対ではありつつも、世間からの圧倒的な批判に遭い、当時言われていたほどの凶悪極まりない制度ではなくなった事や、それ以上に日本そのものの経済や社会情勢がどんどん悪くなっていき、とどめを刺すかの様に起きた、震災や原発事故なんかも相俟って、この後期高齢者の件に関しては、さほど大きなポイントではなくなってしまった事が、まずひとつ。

あと、今回の選挙では、私自身がこの梅田氏を心底“見損なって”しまった事、実はこっちの方が(梅田氏に入れなかった)理由としては、大きかったです。

また4年前の話になりますが、この時の選挙に、橋下氏と梅田氏の他に、熊谷氏という方が、有力候補して戦っていました。

しかし、この熊谷氏という方、選挙戦術のひとつとして、橋下氏の誹謗中傷を書き連ねたチラシを新聞の折り込みに入れたり、街頭演説では自分の政策やマニフェストより、橋下批判の方に時間を費やすと言う、今回の市長選における既存会派が行った事と同じ事をやっちゃったんですね。

その時、この熊谷氏の行為を、正面から痛烈に批判していたのが、他ならない梅田氏で、その“振れのない”態度を強く印象づけていたものでした。

しかーーーし!!!

今回の選挙では、その梅田氏自身が、大阪府、大阪市共に、橋下氏や維新の会の批判を延々と書き連ねた挙げ句、自分とその支持者だけが正しいと言わんばかりの、満面の笑顔を載せたチラシを、各家庭一軒づつ、数度に及んで配布するなんて行為に出ちゃったんですな・・・

アンタの4年前のあの言葉は嘘やったんか!(^^:

それに、よく考えればこの方は今度の選挙では知事候補なんだから、対立候補の松井氏を差し置いて、市長候補の橋下氏批判に及ぶなんて、随分と失礼な話なんですよね。

また大阪市長選では、各家庭に橋下氏に投票しないように言って回ってる、一般のオバサンが沢山いたなんて話もあり、それを行っていたのがどうやら梅田氏の支持会派である共産党の支持者らしいという噂を聞くに及び、梅田氏、共産党双方に、心底ガッカリしちゃったってこともありました。

いや、自分は別に共産党の支持者ではない・・・ていうか、元々支持してる政党もなければ、政治的思想なんてものも持ち合わせていないけど、選挙で勝てなくても常に自分達の主張を曲げない“振れなさ”が、共産党の取り柄だと思ってただけに、こんな姑息な行動に出た事で、独自候補を取り下げて橋下氏との直接対決を避けた事も含め、ホントに“見損なった感”だけが残っちゃいましたね。

そういった様々な要素から、松井氏以外の選択肢がなかったというのが、今回の知事選での私の投票理由だし、今回の選挙結果だったのではないでしょうか?

橋下氏の強烈なキャラクターと比べれば、松井氏が地味に見えちゃうのは、正直仕方ない事だとは思うけど、大阪都構想や教育基本条例等の、維新の会の数々の条例案を発案し、纏めたあげ、維新の会を実質支えていたのは実は松井氏だという話もあります。

実際、会見等では一見大人しそうに見えながらも、最終的に自分の意見を通すような姿勢が見え、もしかしたら橋下氏以上の“くせ者”かも知れないというのが、私の印象。

橋下氏の市長正式就任で、いよいよ大阪の改革が本格化いていく・・・と、期待していますが、果たしてどうなってゆくのでしょうか?

投票した有権者の責任として、見守っていきたいと思います。

・・・・簡潔に纏まらんかった(^^;
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by yaskazu | 2011-12-19 22:31 | 社会 | Trackback | Comments(0)
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