人間の子は人間の子
まるで追い打ちをかけるかのように、こうも立て続けだと、もう言葉を失ってしまうというのが、正直なところ。

脚本家の市川森一さん死去 大河ドラマ「山河燃ゆ」

宮崎あおいさんらから悼む声 市川森一さん死去

去年の初めごろ、成川哲夫さんと夏夕介さんが、殆ど間髪も入れず他界されてしまった時なんかにも思いましたが、こういう“悲しみごと”というのは、何故かひと時に集中して起きてしまう事って、ある気がします。

私は神も仏も信じない方なんですが、こういう時には、何かもう本当に神様の悪戯だったり、意地悪だったりするんじゃないかとさえ、思ってしまいます・・・



自分的に、市川森一作品で最も印象に残ってるのは、「ウルトラセブン」の「盗まれたウルトラアイ」なんですが、その作品性が最も色濃く表れてるのは、「帰ってきたウルトラマン」における、「悪魔と天使の間に」かもしれません。
奇しくも、先日他界された石堂淑朗さんの「許されざる命」共々、“11月の傑作群”の1本に数えられてるエピソードですね。

この回のラストで、伊吹隊長が自分の娘のミチコちゃんに対して、テルオ君がゼラン星人だった事を、隠さずに告げようとする時の
「人間の子は人間の子、天使を夢見させちゃいかんよ」
と言う言葉、これ自体が非常に意味深いもので、この回を締めくくるにこれ以上ないものだと思うんだけど、一方市川さんが企画から参加した「ウルトラマンA」の最終回、あまりにも有名なエースの最後の言葉。
「優しさを失わないでくれ ・・・(中略) 例えその気持ちが何百回裏切られようと」
と共に聞いてみると、より深いもの・・・市川さんの“核”のようなものが、見えてくる気がします。

人間は神様にはなれない、醜い一面も、悪い心も持っている。
けれど・・・だからこそ、人間同士が互いに思い合い、助け合っていかなきゃならないんだ・・・

みたいなね。

ただ、市川さん自身がこのエースに込めた“思い”が、実はファンが思ってるような事とは、少し違うところにあるらしい(興味があれば、調べてみられては?)んですが、それはそれでまた趣があってよろしいかと(笑)

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市川さんの、脚本家デビュー作は「ブースカ」だったそうです。

安らかにお休みください。
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by yaskazu | 2011-12-10 22:05 | 独り言 | Trackback | Comments(0)
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