選択(その1)
W選挙もが終わって1週間、松井新大阪府知事や、橋下時期大阪市長は、早くも行動を開始しています。
この迅速さ、行動力が、維新の会が支持された大きな理由のひとつなのは間違いないでしょう。

けど、今度の選挙の結果は、それだけが決め手になった訳ではなさそうです。

結果が出ても、橋下氏や維新の会に対する、いわゆる“アンチ”な人達からの反発や批判は止む事を知らず、むしろより一層強くなる勢いで、その執拗さ、粘着ぶりは、もはや憎悪を孕んだ“恨み節”の様相を呈していて、なにか背筋に薄ら寒いものすら感じてしまうほどです(^^;

この、橋下氏や維新の会に対する、異常なまでのネガティブキャンペーンや、対抗政派、対立候補者達の戦術のミス(敢えてミスと言ってしまう)が、逆に有権者の橋下氏や松井氏への投票意思や、維新の会支持へと繋がった面は否めないでしょうし、私自身の松井氏への投票を決意させる大きな要因になったのも確かです。

その辺り、もう少し詳しく・・・



元々今度のW選挙は、維新の会の最大の目標である、二重行政を解消して大阪の仕組みを再編成する“大阪都構想”を実現させるためには、大阪府と大阪市のトップの意見が同じ方向に向いていなければ困難だったため、平松大阪市長の任期満了に伴う市長選に、橋下前知事が辞職して市長選に鞍替え出馬し、空いた知事職を選ぶための選挙を同時に行い、維新の会側からの候補者とで、双方当選して、府と市のトップを維新の会で固める事が目的でした。

私自身は、この大阪都構想自体が、100%上手く行くとは正直思ってないし、これらも含めた維新の会のマニフェストには、賛同できかねる部分も多分に孕んではいるのだけど、大阪の経済を悪化させてる最大の要因である府と市の二重行政は解消すべきだと思うし、教育改革も必用だと思ってます。

そのためには、このある種荒唐無稽なくらいの大きな構想と、それを実行できる力を持った政治家や政党が行うべきだと思ったので、やはりここは維新の会を支持すべきかなと、最初はわりと漠然と考えていたのですよ。

それが、確実なものなっていったのは、やはり今度の選挙の動向というか、カタチが、あまりにも異様な様相を呈して行ったからでした・・・

元々、この維新の会のW選挙へ向けての動きは、突然降って湧いた話ではなく、かなり前からそういう案が浮上していた事は、少なくとも政治に少しは関心のある大阪府民、大阪市民なら、ある程度は習知していた筈です。

そしてそれが、いよいよ具体性と信憑性を持ち、実際にそれに向けて動き出した頃、まるで申し合わせたかの様に始まった、週刊誌やマスコミを中心とした、橋下氏に対する、一斉のバッシング。

それだけなら、これまでも選挙の前後は、特に注目を集める候補に対してはよく行われてた事であり、そう珍しい話ではないかも知れません。

ただ、それが政策や政治手法といったものに対して行われるものなら、さもあらんとは思うのですが、橋下氏に対するそれは、出生であったり生い立ちであったりと、およそ政治とは無関係な部分での、誹謗中傷や人格攻撃がメインになっていた辺りは、幾ら興味本位な三流週刊誌やマスコミの所行とは言え、やり過ぎというのを通り越して、意図的な悪意とか、ある種の陰謀めいたものを感ぜずにはいられませんでした。

それが更に如実になるのは、実際に選挙戦が始まってから。
橋下氏が市長に、維新の会の参謀的存在だった松井氏が知事に、正式に立候補してからの、対立候補や既存政党の動きは、もはや常軌を逸してるとしか思えませんでした。

市長選では、民主、自民だけでなく、なんと“あの”共産党までもが、独自候補を排してまで平松候補側に付き、橋下氏一人に対して総攻撃状態で挑んでくるという構図。
それも、口を開けばただアホの一つ覚えのような独裁者、破壊者呼ばわりの、橋下氏に対する批判だけで、前出の週刊誌やマスコミの行った、悪意を感じる誹謗中傷めいたものばかりで、正に袋叩きのフルボッコ状態。
そのくせ、肝心の政策やマニフェストは、維新側のそれを払拭させるような魅力も説得力もなく、心にも響いてこない。

もうね、この時点で既に既存政党やら政治家さん達や、今回もう一方で槍玉に上げられてる教育委員会関連、それらにぶら下がっているであろう営利団体さん等々が、利権やら権力やら名誉やら地位やらを死守するため“だけ”に徒党を組んだであろう事、或いはもっと大きな“どす黒い”力が、背後で糸を引いている可能性は、シロウト目に見ても明らかで、結局この選挙が、大阪の新しいトップを決める選挙と言うより、橋下徹を当選させないため、維新の会を潰すため“だけ”の選挙という、意味の分からないものになってしまったんですね。

平松さんが、直前に生討論番組ボイコットしちゃったのも、余計心象悪くしちゃったろうしね。
本当に自分達の主張が正しいと思うなら、例えそれが平松陣営の言うような“アウェイ”な環境であっても・・・否、そうであるなら、なおの事敵地に乗り込んでいって、真っ向から戦う、それこそ”タイマンはらせてもらうぜ!”みたいな“姿勢”を見せて、自分達だって本気だという姿を見せれば、もう少しは結果も違ってたかもしれません。

4年前、平松さんが市長に当選した当時、今回生討論を行う予定だった、古巣の毎日放送の「ちちんぷいぷい」に出演した時、かつての同僚だった角淳一さんに「これからは叩く側から叩かれる側になりますが、それをどう思いますか」と言う、同僚ならではの厳しい質問に対し、「非常に重く受け止めてる」という赴きの事を答えてられました。

けど、結局この人は“叩く側”にしか立てなかった・・・・“叩かれる側”としての覚悟が足りなかったのかもしれません。
選挙本部の意向って釈明も、逆に“傀儡”なんて揶揄されてる事を、暗に証明しちゃったようなもんです。

個人的には、アナウンサー時代の平松さんは、結構好きだっただけに、かなり残念・・・

それらの事が、却って橋下氏の政治や改革に対する“本気ぶり”を際立たせる事となり、逆に既存政党やそれにぶら下がって“甘い汁”を貪っていた類いの方々の醜態ぶりを曝け出す結果になっちゃったんでしょう。

正に本末転倒。

それでも、そういう方々の“組織票”の強さは、特に大阪市においては半端ではなく、もし一般の投票率が高くなければ、例え橋下徹を持ってしても、敵陣営の包囲網を打ち破る事は難しかったかもしれません。

今度の選挙の結果は、これまで選挙に行かなかった層の心を動かし、そういう人達の投票数へと繋げ、それが巨大な組織票を凌駕した。
文字通り“民意”がこれまでの大阪の悪しき慣習にNoを突きつけたカタチでもあると言えるでしょう。

東京発の番組では、時代が橋下徹というヒーローを求めたように報じられてますが、それは多分、微妙に違う。

利権にぶら下がってろくな仕事もしない、既存の役人や有象無象より、ちゃんと自分の仕事をするであろう、人間と組織を選んだという事なのでしょう。
大阪の人間は、案外シビアな一面もあるから、もし橋下徹も維新の会もダメだったら、次の選挙では何の未練もなく、落とすと思いますよ。

と、ここまでは大阪市長選について長々と書いてきましたが、ここで改めて言えば、寝屋川市民な私は、大阪市長選には投票出来なかったんですよね(^^;

但し、大阪府知事選の方には投票権があったので、勿論維新の会の松井一郎氏に投票してきた訳ですが、それはただ単に橋下氏のバーター的意味合いだった訳じゃないって事。

その辺りも含め、知事選の方についても語りたいのですが、市長選の話だけで相当長くなってしまったので、一旦ここで終ります。

つづきは改めて近日UPしますので、少しお待ちください。
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by yaskazu | 2011-12-04 23:59 | 社会 | Trackback | Comments(0)
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