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完読
4作目「無間人形」から、9作目「狼花」まで読んだあと、1作目の無印「新宿鮫」に戻り、3作目「屍蘭」まで連続で読み続け、結局既刊全て読破してしまいましたよ、「新宿鮫」シリーズ。



今回は、半ばのシリーズから最新刊まで読んだあと、初期シリーズに戻ると言う、少し変則的な読み方をした訳ですが、意外とこれがシリーズの中でのキャラクターや物語、歴史、時代の流れ等を逆に感じる事が出来て、作品の魅力を再認識する事に繋がり、結構面白い試みだったかなと、我ながら思います。

これって、例えば特撮やアニメ、ドラマ等の映像作品にも当て嵌まる事で、最終回まで観た後で改めてシリーズの中盤や、初回の頃のエピソード観なおしてみると、気づかなかった発見とかが結構あったりして、逆に新鮮な驚きを覚える事も多々あります。

まぁ、時間の隙間を縫って読める小説とかと違って、特撮やドラマは、腰落ち着けて観なおす事って、大人になると中々できないけれど、機会があればやってみたい事ではあります。

毒猿―新宿鮫〈2〉 (光文社文庫)

大沢 在昌 / 光文社



屍蘭―新宿鮫〈3〉 (光文社文庫)

大沢 在昌 / 光文社



初期シリーズで一番読み応えがあり、ファンの中でも最高傑作の呼び声高いのは2作目の「毒猿」
その「毒猿」と、作品のトーンはほぼ真逆でありながら、ある程度の年齢の“大人”には3作目「屍蘭」が、“来る”ものがあるかも・・・

シリーズ史上“最強”の殺し屋が毒猿なら、“最恐”の殺し屋は島岡ふみ枝おばちゃんだ!
by yaskazu | 2011-03-02 23:55 | 日々の戯れ言 | Trackback | Comments(0)
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