大魔神カノン 第9話 プチ感想
第9話が世界卓球で一週延びたと安心してたら、関西でもいつの間にか9話どころか10話も放送済みでした(^▽^;

まぁ、9話は閑話休題というか、番外編みたいなカタチで本筋とは直接関係ないエピソードではありましたが、オンバケ達の起源が語られていたのが大きなポイントだったので、その辺りを中心に・・・



タイヘイ達と仲良くなって、本来の明るさを取り戻してきたカノン、それは良い事なんですが、正直あんな“怪しい連中”が留守中に大挙して勝手に部屋に上がり込んでるんだから、もう少し毅然とした態度に出てもいいと思うんだけど、言うに事欠いて“留守番してもらってありがとう”は、お人好し通り越してちょっと“天然”の領域ですよ(笑)

いや、この時点ではカノンはまだタイヘイ達がオンバケ・・・つまり一種の妖怪である事を知らない訳ですが、それを差し引いても風体といいキャラクターといい、やっぱ“変な人”にしか見えないのに、それを簡単に受け入れちゃってる辺りの人の良さは、生来のカノンの良いところと言えばそうなんだろうけど、それにしたってもう少し警戒心持った方がいいと思ぞ・・・(^^;

もっともカノンの方は自分が鍵かけるの忘れてたと思ってるようですが、多分あれはブチンコが、中から勝手に開けたと見る方が自然ですよねぇ?(今回の一番の悪者だな、ブチンコ(w)

で、カノンの部屋で冷蔵庫の中の物を勝手に飲み食いしちゃうオンバケの皆さん、各々の嗜好がキャラクターや元の器物や生物を思わせる辺りは、微笑ましいと言えば微笑ましい(w

アシタカの限定ソフトクリームってのは、鷹の嗜好と言うより、アシタカ本人の好みって事かな?(鳥類がソフトクリーム食うって話は聞いた事ない)

トモスケは元が犬だから、口の乾きが堪らなくて氷を全部食っちゃったと、これは納得(笑)

サワモリさんは、初めて飲んであまりの美味さにジャスミンティーを取り憑かれたように飲みまくる姿が、普段の寡黙なイメージとのギャップで笑えます(^▽^)
元がザリガニだから、美味しいお水に理性が飛んだってとこかな?

結局、カノンが確かめたかった“無くなっていた物”である魚肉ソーセージを食った犯人はブチンコというのは、まぁ想定通りのオチではあったけど、その罪を被せられたタイヘイが一番気の毒という事で・・・(w

でも、結局カノンはアシタカ達が食った物には気づいてなかった訳ですが、それでいいのかカノンと、ここは突っ込んでおくべきなんだろうなぁ(^^;

先にも書いたように、今回はこの“犯人探し”(笑)と平行して、オンバケさん達の起源が描かれたのが、大きなポイント。

タイヘイは戦国の侍に愛された兜。
かなり使い込んだ感のあるある兜に、酒を吹き大切そうに手入れする様は、時貞さんが如何に愛着を持ち、分身のように扱っていたが伺えます。

自分と生死を共にするものだからこそ、生きているもののように接していた時貞さんの、その愛情を受けて転生したタイヘイは、だからこそ誰に対してでも自分の精一杯の(少々ウザイくらいな(笑))おせっかいを焼いちゃうのでしょう。

今回描かれた中では、タイヘイだけが兜という“器物”だった訳ですが、これは道具だったり機械だったりという、元々生命を持たない物でも、人が心や愛情を込めて使う事で魂が宿るという、実に日本人的な感覚から来ている訳で、実際自分もパソコンだったりデジカメだったり、筆記用具や模型作る道具とか、手に馴染んでたり気に入ってる物には、まるで自分の“相棒”のような感情を持ってしまうから、これはとてもよく解る。

ちょっと脱線するけど、先日みんなに愛され、見守られながら偉業を達成し、燃え尽きた“はやぶさ”も、いつかオンバケとなって転生するんじゃないかなぁ・・・なんて、妄想をしちゃったのですが、つまりオンバケとは、そういう人の思いを受けて生を得た存在だという事なのでしょう。

トモスケは元はなんでも食っては腹壊すバカ犬だったってのは、今回一番笑ってしまいましたが、そんな彼を何食っても治してやるからってくらい愛してくれたご主人はお医者さん。
つまり“命”を救う人だった訳で、その命を愛でる優しさは、人のために働くオンバケとしてトモスケに受け継がれた。

サワモリは露西亜から来たザリガニで、アイヌ民族らしき主人に“カムイ”(神)の名を与えられて大切に飼われていた。
元々海外から来た“よそ者”的な者が、同じ国土にいながら当時は迫害されていたアイヌの人に、差別も区別もなく愛された存在だから、その恩を受けオンバケとなった。
同時に、そういう生い立ちだからこそ人間の闇の部分も理解していて、それが東京の街に対するドライな考え方にも繋がってるのでしょう。

アシタカは、女鷹匠に育てられていた鷹が元の姿。
当時は、現代社会以上に虐げられていたであろう男社会の中で、恐らくは男以上に強く生き、そして女性ならではの深い愛情でアシタカを育てたのでしょう。
だから、女性でありながらも戦闘要員として、人間のためにイパダダと戦い続けている。

イケチヨさんは元は吉原の高級花魁に飼われていた金魚。
華やかな世界に見えても、当時の遊女というのは大抵が家の貧しさ故に売られてきたりといった、かなり理不尽な理由で“ならざるを得なかった”人達だった筈で、イケチヨさんの飼い主だった太夫も、相当コアな訳あり人生を送ってきた事でしょう。

花魁という、遊女としてはトップの位置に居ながらも、年期が明けるか誰かに身請けされない限りは自由のない世界だからこそ、水の中で気ままに泳ぐ金魚になりたいと思った。
だからこそ自らが病に倒れた時、イケチヨの前世である飼っていた金魚を、自分の分まで自由になってほしいと願って、小さな鉢から広い世界に放った・・・

余談ながら、当時の遊女がかかる病気と言えば、最近話題になった「JIN-仁-」の中で描かれた“アレ”だろうと思いますが、だとすればイケチヨの飼い主の太夫も、その最期はかなり悲壮なものだったと思われます。

そんな悲しい太夫の思いを受けたイケチヨは、自由奔放に生きているようでありながら、人の話を心から聞き、話し、相手を癒すためのオンバケになったと・・・

こうやって見ると、オンバケというのはその容姿共々、自分を愛してくれた主人の心や人格を受け継ぎ、或いはその“大切な人”に近づきたいという思いが、現在の各々の姿やキャラクターとして生成されているように思えます(だから、そのキャラクターが若干極端に表れてるのかな?、とかね)

作中では詳細に語られた訳ではないけれど、こうやってキャラクターのバックボーンが描かれるのは、そこからそのキャラや物語に対する解釈や推測、イメージが広げられ、作品を楽しむ要素が増えるので、今回のこのオンバケ達の起源の描写は、視聴者としても嬉しかったです。

で、今回カノンの浴衣姿以上に強烈なインパクトを放っていたのは、言わずもかなな“褌祭り”(笑)
いやもう、もはや何も言う事はありませんが、どうせなら野郎だけでなくイケチヨさんやアシタカちゃんの褌姿も見てみたかったなぁと・・・・(殴!)

え、オタキさんの褌姿?
・・・・・勘弁してください(^^;

大魔神カノン DVD通常版 第1巻

角川映画


[PR]
by yaskazu | 2010-06-17 20:14 | 特撮 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://yaskazu.exblog.jp/tb/13993057
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< 広告 コロコロ >>