42年ぶりの再会
本屋をうろついていて、本当に偶然、何気なしに、普段はあまり見ない漫画文庫のコーナーを眺めていて、思わず目にとまったのが、この本!

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昭和43年〜44年頃の、月刊「ぼくら」に連載されていた、漫画版の「妖怪人間ベム」
幼少の頃の私の記憶には“確かにあった筈”なのに、長年存在が確認できなかった作品だったんですよね。



子供の頃の記憶では、確かアニメ版よりも前に“何かの雑誌”(その雑誌が何だったかまでは記憶になかった)に載っていたという事と、アニメ版よりも絵のタッチがライトで、作品世界もあそこまでドロドロしたホラーじゃなく、別のテイストのホラーで、若干SFの要素もあった事。

変身後の姿が、アニメ版とは随分違っていたけど、違う意味での“恐さ”があった事。
アニメ版の舞台は昔の西洋みたいなイメージだけど、漫画版はなんか“日本っぽかった”気がした事。

などなどですが、それらが確かな記憶という訳ではなく、漠然とした・・・モヤのかかったようなイメージで、ハッキリしなかったんですよね。

ただ、鮮烈に記憶に残ってたのは、妖怪の姿の3人が“ヌッ”と立ってる姿と、連載当初は人間の姿の時は“5本指”だったのが、アニメ版開始後に3本指になって、ベロが樹かに掴まってるカットの手のアップのカットがハッキリ3本指になってたのとか、そういうのはかなり鮮明に映像として記憶に残ってたんですよ。

今、改めてこの漫画版を読み返してみて、そういった子供の頃の“記憶”に再会できて、凄く感慨深いものに浸っています。

なんでも、これまで単行本化されなかったのは、当時の諸事情から既に原稿が紛失っしまってるからで、この本は連載当時の原本から複写したとの事です。
それ故、かなり荒い部分もあるのですが、それはそれで“味”として見れば、また楽しいものです。

・・・・と、よく見ているとこの本、既に2002年に単行本化されていて、今回はその文庫本化って事らしいです。
その2002年の単行本ってのすら知らなかった私にとって、正に42年ぶりの再会です(^^)

妖怪人間ベム 「ぼくら」連載漫画版 (講談社漫画文庫 た 16-1)

田中 憲 / 講談社


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by yaskazu | 2010-02-14 23:55 | 日々の戯れ言 | Trackback | Comments(2)
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Commented by つる at 2010-02-15 20:09 x
つるです。

ベムといえば、あの「早く人間になりたい」というコンセプトが印象に残っています。ネタバレになるので触れませんが、第1期アニメの結末が物凄く切なかったのも印象に残りました

では…
Commented by yaskazu at 2010-02-15 22:22
>つる様
「早く人間になりたい」は、この漫画版でも基本コンセプトになっていて、「妖怪人間ベム」の主テーマなんでしょうね。

アニメ版の最終回は切なかったですね。
ただ、私は新作とかのアニメ版は未見なので、それについてはちょっと解らないんですよね。
自分の中では、アニメ版は旧作のままで終わっちゃってます(^^;

因みにこの漫画版は、アニメとは基本的に“別物”でして、最終回も全く違う展開になっていて、むしろ“人間になる”事の意味を哲学的に説いて終わる辺りは、ある意味アニメ版を越えています。

よろしければ、御一読を(^^)
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