もはや取り返しがつかないほど感想が溜まってしまったんで、潔く諦めて最新の物を中心に片付けると言うことで・・・(^^;
でもちょっと(かなり)本文長めです(^^; 真マジンガー 衝撃!Z編 最終決戦は見事に第1話に繋がりましたね! 昨今の風潮から言えば、過去のアレは無かったことになったり、都合が悪くなると“パラレル”なんて便利な言葉で誤魔化しちゃったりするのですが、そういう“逃げ”に走らなかった辺りはさすが今川泰宏監督です(好印象!(^^)) 作画も凄く充実してるし、何よりもストーリーが見事なまでにこっちが思っていた通りの展開になるのは、逆にいちいち“ツボ”を押さえられてるみたいで、実にに気持いい! 剣造パパは(ああいうカタチであれ)生きていたし、剣鉄也も同様で、何よりも血沸き肉踊ったのは“グレート”登場! 残り1話でどう決着するかは分かりませんが、これはもしかしたら第2期として「グレート編」(やるとしても多分一旦休息期間置いてだろうけど)に繋がる期待を感じさせるし、なんかもう幼少の頃にオリジナルの「マジンガー」にTVの前でワクワクしてた頃の感覚が戻ってきたみたいで、夜中に50手前のヲタおやぢが1人でキャッキャッと騒いでる姿はもう人様には見せられない!(笑) 自爆したと思った光子力研究所の地下から科学要塞研究所が出現したのも、ベタとは言え震えた!(もう、理屈抜きにああいう“ノリ”大好き!!!) あのシュチュエーション見ると、どうやら“少年ジャンプ版”の「マジンガーZ」の、描かれなかった最終決戦に決着をつけようってところなのかも知れませんね。 ピグマンやブロッケンが、思いのほかあっけなく倒されちゃったのはちょっと意外でしたが(いや、でも案外ヤツらしぶといしな(^^;)やはり甲司の最強のライバルはあしゅら男爵って事なのでしょうね。 しかし一番の突っ込みどころは、「光子力は平和のために」とか言ってる後から「撃て撃てぇえ〜〜〜!」な弓教授。 言うてる事とやってる事ちゃうやんけ!(((≧▽≦))) こういうタイプの人ほど怒らせると本当に恐いかも知れませんね(てか、実は弓教授こそ一番のマッドサイエンティストなのかも知れないとか思ったり(^^;) さて、次回はいよいよ最終回。 凄く楽しみでもあり、淋しくもあり・・・ ザ☆ウルトラマン ウルトラの星“U40”編3部作は、舞台こそM78星雲のウルトラの星ではないものの、そこに描かれてるものは正しく当時の少年ウルトラファンを燃えさせた“内山まもる”の「ザ・ウルトラマン」や、近年“真船一雄”氏によって描かれた「ウルトラマンSTORY」の様な“あの世界”で、今でこそCGや現在の特撮技術なら描けるかもしれないけけど、当時はやはりアニメだからこそ出来たであろう壮大なスペースオペラは、“ウルトラの世界感”というか、イマジネーションを拡げるのには大いに貢献したと思うし、そしてその魂は確実に平成ウルトラマン以降のウルトラに受け継がれてます。 そして、これを切っ掛けに「ザ☆ウルトラマン」は、地球とU40双方を巻き込んだ更に壮大なストーリーへ発展していく訳ですが、残念ながら本家特撮のウルトラはまだそこまでには到達してないんですよね(^^; 今の円谷プロや、ウルトラの現状を考えると道は険しいとは思うけど、是非いつか地球人とウルトラ人が力を合わせて宇宙の敵と戦うような壮大な物語を、実写で観てみたいものです。 ところでこの“U40”編3部作のもうひとつの見どころはなんと言っても“作画の充実ぶり”でしょう。 前編となる19話は、この「ザ☆ウルトラマン」のキャラクターデザインや作画監修を務めてられる“二宮常雄”さん御自身が、自ら相当数の原画を描かれてるようです。 二宮さんはタツノコプロで「科学忍者隊ガッチャマン」「破裏拳ポリマー」「宇宙の騎士テッカマン」という、私ら世代にとって“神”とも言える作品群で腕を奮われた方。 個人的には「ポリマー」の頃が一番好きで、あの縦横無尽なカンフーアクションは、二宮作画の真骨頂だと言えるでしょう(^^) この19話でも、それを彷佛させる素晴らしい作画で魅せてくれてます。 中編の20話では“湖川友謙”さんが作画監督と、やはり相当数の原画を描かれてます。 もっとも、ペンネームを使われてるのでクレジットには湖川さんのお名前は無いのですが、誰がなんと言っても“あの絵”は誤魔化し様がなく、まるで「イデオン」かと思うようなキャラクターや作画のオンパレード!(特に“あおり!”(笑)) また、この当時はTV版の「銀河鉄道999」や「さらば宇宙戦艦ヤマト」のキャラデザや作監もされていたはずなので、ヒカリが髪を切った古代進みたいだったり(もしこの回のゲストキャラのデザインもされていたならば)“アミア”の人間体がまるで森雪かメーテルみたいだったのも、なんとなく頷けるという・・・(笑) そして、後編21話は作画監督に“中村一夫”さんが入り、以降「ザ☆ウル」の作画のローテーションに入っていかれます。 この方は当時は「ダイターン3」や「ガンダム」とかもやられてましたが、私が中村一夫と聞いてまっ先に頭に浮かぶのは、なんと言っても拉致監禁日本刀・・・じゃなくて(いや、分かる人だけ分かればいい!、あくまで“噂”だから!(^^;)「鋼鉄ジーグ」ですね! 「ジーグ」ではキャラデザインもされていて、オープニングやエンディングはもう“中村一夫劇場”とも言えるほどのブッちぎりぶり。 と、こう言えばピンと来る方もおられるでしょうが、当時ロボットアニメ(特に東映系)で、やたらタッチの入った。線の太い荒々しい絵を描かれていた方です。 この回も、まるでジーグの司馬宙みたいなヒカリ隊員、ハニワ幻人みたいな怪獣になってました(^^; そんな訳でこの3部作、往年のタツノコ風、サンライズ風、東映風の作画が週替わりで観れたような気になる、非常に豪華な回だったとも言えるんですな!(^^) 侍戦隊シンケンジャー 感想休んでる間にえらい話が展開してしまい、もはや回収不能状態(^^; ただ、十蔵は多分まだ生きてるだろうし、アクマロは多分戦隊ではお馴染みの“第三勢力”として外道衆側を引っ掻き回す役割と思われ、今後の展開がどうなるか楽しみです(^^) あと、今更ですが薄皮太夫の人間時代を演じたのは、太夫の声を担当されてる声優の朴路美さんですが、あまりにお美しい方なんで思わず見とれてしまいました(♥▽♥; シンケンジャー側は、インロウマルでのスーパー化とダイゴヨウ登場が大きな出来事ですが、一番大きなトピックは“流ノ介露出事件”なんじゃないかと(ことはちゃんの純情を返せ!(笑)) しかし、あの物と入れ替わるエピソードとか、家出するダイゴヨウとか、最近妙に“浦沢義雄ワールド”を彷佛させるものが多いなぁ(^▽^; 河原でぽつんと佇んでる提灯をハグしちゃう若い女の子と言う、シュールと言うか、倒錯的というか・・・な図は正に“あの世界”ですよ(もっとも、本家の浦沢脚本ならもっとワケの分からん物になってたでしょうけど(笑)) そして最新エピソード。 なんでよりによって変態行為した側とされた側のコンビなんだよ(^^; あれ以降、ことはが流ノ介とマトモにコミュニケーションとれなくなったとか、納豆の他に最近急にウインナーソーセージも食えなくなったなんて事があって(←その理由?、それを私に具体的に説明させる気か!?(笑))その克服の為に敢えて殿が2人を組ませたって言う“裏エピソード”があったと、勝手に妄想(笑) 因みに竜之介は“ああいう人”だから、多分全く気にしてないでしょう(笑) 操りネタ自体はポピュラーなものですが、対象を学校という閉鎖空間に限定してきたところがポイント。 これが下手に“街の人間がこぞって”とか“無差別に”というと、それこそ風呂敷拡がりすぎて収拾つかなくなるし、30分の中に無難に収めるにはいい選択だったと思います。 てか、なんといっても“ことはの制服姿”が見れただけで余は満足ぢゃ!(殴) この回の流れだと、流ノ介よりはことはの方がスーパー化するべきだと思うんですが(てか、まだスーパー化してないのことはだけだし)あの“羽織”が劇中同様一着を使い回してるのだとしたら、もしかしたらイエロー役のスーツアクターの橋口未和さんはかなり小柄に見受けられるので、衣装の丈が合わなかったって事もあるのかな?(実際ピンクもちょっと羽織が大きいように見えたし) そして、なんと言っても 「なんか、よう分からんモンなってもうた!」 「てか、また俺が余ってるだろう!?」 いちいち御馳走さんです(笑) 仮面ライダーW 「W」の話する前に、本来なら「ディケイド」の総括みたいな事やるべきなんでしょうが、なんせTV版が“ああいう終わり方”してしまい、正直こっちのテンションも直滑降の急降下しちゃったんで、12月の劇場版まで、ちょっとお預けかな?(もっとも“観れば・・・”の話ですが(^^;) そんな訳で「W」ですが、私としては非常に好印象だったというのは以前にも書いた通り。 プロデューサーや脚本といった、作品の“核”になるスタッフが変わった事で、これまでの平成ライダーとはかなり違った印象の物に仕上がってるのは間違いないようで、これは「クウガ」「剣」「響鬼」(前半)等の“否、白倉”“否、井上”体制の作品とはまた違った、新しい“肌触り”を持っていると言えるでしょう。 因みに「電王」の場合は、色んな要素が合わさった、半ば偶然、半ば必然で生まれた、作品としてはちょっと特殊な位置付けになると思うので、同一線上では語れないかも知れません。 あまりこういう例えは適切ではないかも知れませんが、この変貌ぶりの印象は言ってみれば政権が自民から民主に変わった事に対するものに通じるものがあると思うのですよ。 実際は不安の方が大きいけれど、それでも“何か”を期待してしまうし、少なくとも現時点ではその“何か”を感じさせてくれるという意味では、似てるんじゃないかと・・・(^^; ただ、こういう“転換”は歓迎される反面、保守的な層にはかなり強い反発も生むのも世の常でして、「ディケイド」は許せるけど「W」はダメだって人もかなり居るのも事実。 それ自体は個人の趣味や主義、嗜好だから何も意見するつもりはありませんが、だからと言っていちいち挙げ足とって他人のブログやサイトに突撃したり、ヒロインに謂れのない誹謗中傷浴びせる様な、幼稚で卑劣な行為に及ぶ人(しかも、結構“いい大人”だったり)が未だに存在するのは、同じヲタとしては非常に残念と言うか、悲しい限りです。 てな訳で、漸く本題(^^; パイロットの1〜2話に関しては、他の方々のブログ等で既出の意見や感想と概ね同意で、翔太郎とフィリップのキャラの対比とかも面白いし、亜樹子の“おじゃま虫系”ヒロインってのも、これまでのライダーや特撮系ではありそうでなかったタイプ(アニメや漫画、一般ドラマなんかではとくあるんだけどね)で、面白いと思います。 何より、ハードボイルドを決めようとしてズッこけるという「探偵物語」を始めとする往年の名作探偵ドラマをベースにした世界観のイメージは、ヒーローものとしても新鮮で、好きです!(^^) 2話でのCGの豪華さは確かに後々の予算繰りとか不安になるけど、でもそれは本来はファンが気遣う事じゃないんですよね(^^; そんな事よりも、例えばオモチャやグッズを買うってカタチでもいいし、応援のメッセージを直接制作者側に送るなんてのもいい。 とにかく番組を応援し、一生懸命支えていく事がファンが本当にできる事だし、やるべき事でしょう(でも、実は今のファンって、ここが一番出来てないんですよね(苦笑)) しかし・・・2話のラストの“ヤローの全裸”で全部持っていかれた!(笑) まったく流ノ介といい、コレといい、「スーパーヒーロータイム」はいつから「スーパーフリチンタイム」になったんだ!(^^; そして、最新の3話。 この回から更に亜樹子のおじゃま虫指数がUPして、確かにちょっとウザイ(笑) この辺りは、多分「探偵物語」のナンシーとかかほりとかのイメージがベースになってのかな? けど、役に立ってないって言うか、却って足引っ張ってるって意味では、実は元祖“ライダーガールズ”の意匠ともとれるし、あの主役2人組とのコミカルなやりとりや、ヒロインとしては珍しい“三の線”の亜樹子のキャラは、個人的にはかなりお気に入りです(^^) 意匠と言えば、フィリップの意識が翔太郎の身体と同化するってイメージは、最初はむしろウルトラマンっぽいかなと思ったのですが、あれって石ノ森原作版の「仮面ライダー」で、脳だけになった本郷猛の意識が一文字隼人と通じてるっていう、あのイメージがベースなんだそうですね。 なるほど、これは気づかなかった! そのフィリップ君の秘密に纏わる話が3〜4話のポイントになるようですが、実はこの辺りは(これまでの平成ライダーのパターンからすれば)もっと引っ張るだろうと思ってたので、意外と言えば意外でした。 彼の秘密が園咲家の秘密と密接な繋がりがある事は間違いない様なので、今後のチェックポイントでしょうね。 あと、カジノネタも探偵物では定番だと思うのですが、ここで繰り広げられる“銭金が人を狂わせる”というのは、今の世相を反映してるみたいだし、そういった“コアなテーマ”を、ヒーロー物、子供番組でやろうとする辺りに少し「デカレンジャー」なんかに通じる“塚田P”のカラーを感じます。 さて後編4話、どうなる事やら・・・・ そんな訳で久々の感想、バカ長くなってしまいましたが、おつきあい下さった方々、ありがとうございました!(^^) てか・・・・ちょっと疲れた(わしが(^^;)
by yaskazu
| 2009-09-25 22:14
| 特撮
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