学校の本棚で
また、時代のひとつの区切りを見たような、この話題。

ゲンの作者が漫画家引退

「はだしのゲン」の作者の中沢啓治さんが、持病の糖尿病と白内障の悪化のため、遂に漫画家を続ける事が出来なくなったとの事。
もっとも、病気自体はもう随分長い間患ってられたようで、実質漫画家としての活動も休業状態だったらしいですが、それがもう(多分年齢の事もあって)にっちもさっちも行かなくなって、遂に・・・って事なのでしょう。

ただ、まだ油絵等の漫画とは違ったカタチで、原爆の悲惨さを訴える活動は続けていくという意欲は示されているので、御自愛しながら是非それはやっていってほしいなと思います。
こういう“原体験”をされた方の言葉や表現は、どんな理屈も奇麗事も通用しない、その真実を直接胸に伝えてきます。
そういう人達にこそ、核実験続けて息巻いてるアジアの北の某国や、いまだに日本への原爆投下は正義だったと“スッとぼけた”事を宣う星条旗掲げた大国さんに対し、いつまでも訴え続けていってほしいと思います。

ところで「はだしのゲン」と言えば・・・



実は私自身は「はだしのゲン」の原作をちゃんと読んだ事はなかったりするのですが・・・(^^;

ただあれは小学校・・・・いや、時期的に考えればもう中学になってたのかな?(その辺の記憶は曖昧)
普通だったら漫画なんかは置いてないはずの教室の本棚だったか図書室だったかに、この「はだしのゲン」だけは燦然と置いてあったように記憶してます。

いや・・・「マジンガーZ」なんかも一緒に読んだ記憶もあるので、もしかしたら「ゲン」連載中の「ジャンプ」そのものを置いてあったの知れない(なんか、そんな記憶もある)

いずれにしても、私の「はだしのゲン」の原体験は多分学校でだったと思うのですが、丁度その時読んだのが例の“原爆投下後”絡みの一連の部分だったので、ある種のトラウマになったのか、気になりつつも結局は単行本には手を出さなかったし、ちゃんと読む事もなかったのですよ。

その後、東京でアニメーションの仕事に就いていた頃、丁度アニメ版の「はだしのゲン」が公開された時、アニメ版の製作会社だった“マッドハウス”に友人が入社してた関係で、その友人達と何人かで連れ立って映画を観に行った思い出があります。
その時、改めて「はだしのゲン」の訴える物を再認識した次第。

アニメ版はその後パート2まで作られましたが、やはり内容が内容だけに商売には繋がらないのか、ゲンが戦後の混乱を生き抜いていく過程を描く原作の後半部分は描かれずじまい(2本とも凄い良作なんだけどな)
今の状勢では、その当時よりももっと難しくなってしまうでしょうが、これを期に(およそ20数年越しに)アニメ版のパート3とか、4とか、作られないものでしょうかね?

あと、何年か前にTVでドラマ版をやった筈ですが、ああいうカタチで中沢さんが構想してたゲンの青年編とか、できないもんなんでしょうか?

やっぱ、みんなで考えて後に伝えていくべきですよね、「はだしのゲン」のメッセージは。

〔コミック版〕はだしのゲン 全10巻

中沢 啓治 / 汐文社




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by yaskazu | 2009-09-16 00:47 | 社会 | Trackback | Comments(0)
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