内に剥く牙、外に剥く牙
またえらい惨事があって、防火設備の不備なんて言うのも取沙汰されているようです。
勿論、そういう事も大切だとは思うけど、そもそもパチンコ店みたいな娯楽施設とか風俗店みたいな所は、防災とか防火とか言ったものとは基本的に相性が悪いものですよね(^^;

今度の場合も、スプリンクラーが無かったとか動かなかったとか言われてますが、疑問に思うのはパチンコ店って天井にスプリンクラーなんて付けられるのかという事。
御存知の方もおられるかも知れませんが、パチンコ店の天井の裏って、実は柱を伝って各“シマ”や台に玉を供給するレールとかパイプみたいなものが、いっぱい入ってるんですよ、確か。

もう十何年も前ですが、一時期私もよくパチンコに通っていた事があり、ある時いつもの様に打っていると少し離れたところで妙な“異音”が鳴り始め、“バシ!”っていう大きな音と共に天井が破れてパチンコ玉がボロボロ落ちてきたのですよ。
どうやらそのレールの上でパチンコ玉が詰まって溢れだし、その重みに耐えられなくなった天井板が破れてしまった様なんですな。
屋根板の内装にはガラスなんかも使っていて、そのガラスの破片も一緒に落ちてきて、かなり危険な状態になったのですが、その時は店員さんの素早い対処で大事にはならなかったものの、その時初めてパチンコ店の天井の裏の構造を知ったのですよ。

そんな物が走ってる上に、電気や空調設備も多数入ってる上にスプリンクラーなんて入れたら、それこそ天井の方が持たないんじゃないかって、ホントに素朴に疑問に思うのですよ。
新築の鉄筋の建物ならまだしも、それこそ昔からずっとあるような古い建物なら、なおさらそんな風に思ってしまいます。

ただこの事件の場合は、その事以上にやはり放火した犯人が、またもや“誰でもよかった”って理屈でこんな大事起こしちゃった事が重要な事でしょうね。



仕事にも生活にも行き詰まって、自暴自棄になって犯行に及んだ・・・
時代が悪い、社会が悪い・・・確かにそういう一面もあるでしょうし、事実今の日本は色んな面で八方塞がりの“どん詰まり”です。

けど、だからって関係ない人間に牙剥いて理不尽に命や幸せや生活を奪っていいなんて、そんな理屈こそ通用するはずないじゃないですか!

少し前なら、こういう追い込まれた人間は自分自身に牙を剥いて、自傷だったり鬱だったり、最悪は自殺って事になったものです。
勿論、それはそれで大きな問題だし、それこそ周りがなんとかしなければならない事だと思います。
けど、その牙を“他者”に・・・それも全くの無関係な人間に剥いてしまうというのは、被害に遭った人達の事も含め、どうにもやり場のない怒りと共に、無力感や絶望感、やるせなさを感じてしまいます・・・

このところ、本当にこういう手合いの凶悪犯罪が目立っていますが、社会や政治の事共々、日本はこれからどこへ行こうとしてるのか、どこに向いて走っているのか、不安ばかりが膨らんでいってしまいます。
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by yaskazu | 2009-07-09 00:32 | 社会 | Trackback | Comments(0)
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